映画「グスコーブドリの伝記」の歴史１～５

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１、江口が最初に描いたブドリのラフの日付は2007年11月。あれから５年近くの歳月を経て、映画グスコーブドリの伝記は誕生しました。

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２、「グスコーブドリの伝記」の制作が始まったのは、2007年の秋頃でした。スタジオは当時のグループ・タックです。「銀河鉄道の夜」公開から数えておよそ22年ぶりの宮沢賢治作品。ずっと大切にされてきたジョバンニというキャラクターが、今度はブドリを演じることになりました。

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３、銀河鉄道の夜でキャラクターデザインと作画監督をつとめた江口摩吏介は当時20代半ば。そしてグスコーブドリの伝記で新たに作画監督をつとめた弟子にあたる若いスタッフ達は、奇しくも当時の江口と同じ年代でした。運命的ともいえる映画の始動に、スタッフ全員が胸を熱くしました。

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４、翌2008年春の東京国際アニメフェアにブースを出展し、キャラクターデザインの江口によるメインキャラクターと、美術監督の阿部行夫氏による美術ボードが展示されました。この年の夏、５分ほどのパイロットフィルムが完成します。 http://t.co/xFXmlD5U

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５、続けて絵コンテと並行して本編に突入（今作はカットの設計図であるレイアウトを全てメインスタッフが描いていました）。しかしその年の暮れ、事情によりブドリの制作はストップ。全体のレイアウトの２割ほどが完了したところでした。メインスタッフはここから数ヶ月、ブドリを離れています。