TVアニメ50年史のための情報整理
- donadona_No5
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余り考えが整理されていないけど、初期TVアニメの「電気紙芝居」的な稚拙さは”日本の漫画をアニメにする手法”として結果的に合っていた気もする。カット割や動きが映画の様にスムーズになると漫画の”間”が再現出来ない、と言うか。アニメとして優れた物にしようとすると漫画とは「別物」になる。
2012-06-04 19:02:54続)漫画を忠実にアニメにしても違和感が少ないのは最初から映画の絵コンテ的に描かれているタイプで(近年だと浦沢直樹作品等)、コマ割のレイアウト・描き文字・フキダシの配置や語り口等、ページ漫画独自の特性をフルに活用したタイプの漫画はアニメの成功例が少ないか、アニメ化自体が少ない気も。
2012-06-04 19:13:29@kakitama 僕の描く漫画は、かつて飯田馬之介さんから「アニメにしづらい間を持ってる」と評されました(^^;) おそらく多くの漫画はそうなのでしょう。
2012-06-04 19:18:19確かにえも言われぬ…超僭越ですが横山光輝的スムーズさと藤子F的余韻を合わせた印象も(大汗。 RT @masyuuki: @kakitama 僕の描く漫画は、かつて飯田馬之介さんから「アニメにしづらい間を持ってる」と評されました(^^;) おそらく多くの漫画はそうなのでしょう。
2012-06-04 19:36:24続)アニメにしたイメージが浮かばないなあと自分的に思っていたのは、例えば望月三起也、小沢さとる。いずれもコマ割り、描き文字、絵やフキダシの配置に独自の"語り口"があって、映像には置き換えにくい。石川賢、島本和彦氏らも入るかも(無論アニメになりにくい他の理由もアニメ化例もありますが
2012-06-04 19:43:23続)そう言う意味では、手塚作品も石森作品も藤子F作品も。「原作に忠実にアニメ化」した成功例は浮かばない。原作の文法から離れて構築し直す事で「アニメとして成功している」作品はあっても。アニメとしては不完全で隙間の多い初期TVアニメの方に、むしろ漫画に近い「間」を感じる事もある…(続
2012-06-04 19:52:18続)…と、そんな事をモヤモヤと考えてまとまらないのは、ちょっと前に「狂気の海」高橋洋監督がサイボーグ009「太平洋の亡霊」について語ったページhttp://t.co/lVh5hvHq を読んで、ああ言葉にするとそう言う事なのかとヒザを叩いた部分があった余韻でした。未完です(^^;
2012-06-04 20:00:14おお、なるほど。放送当時は「アニメらしいアニメ」を求めていたのでイマイチに思ってましたが(^^;、園山漫画の空気のアニメへの移植は上手く行ってますね。RT @ogawab: @kakitama ギャートルズとかですかね……>漫画独自の特性をフルに活用したタイプの漫画の成功例
2012-06-04 20:03:50@kakitama あと、初期の「鉄腕アトム」って、相当「フルアニメ的」なんですよね。今の目から見るとはるかに「アニメーション」。これを言うと、いろんな方からひんしゅくを買うのですが。
2012-06-04 20:10:02なるほど、まだ手間を最小限にする手法自体が確立していないので、試行錯誤の中で可能な部分は王道的なアニメーションにしようと…みたいな感じでしょうか?アトムも最初と最後ではけっこう変わっているはずですし、全部ちゃんと見返さないと見落としている事は多そうですね…^^; @ogawab
2012-06-04 20:19:27@kakitama あ、言われてみればそのいずれの作家さんも『動いてる一瞬を一枚絵として印象的に切り出す天才』という気がします。その一瞬の止め絵がキモゆえに、連続する動画のイメージが難しい気がしますね(^^)
2012-06-04 19:50:08あ、確かに「一瞬の一枚絵がキモ」と言うのも重要ですね。飛葉ちゃんのポーズとか魚雷を放つ潜水艦の「ズシン!」とか… @takukitazaki
2012-06-04 20:10:35@takukitazaki @kakitama 横から失礼します。安彦良和さんが、マンガで、アニメ的な動きの継続性を仔細に描くことは、マンガの動きの表現とは違うのではないか・・・という趣旨のことをおっしゃてました。動作の途中を抜いてなお、動いているというのがマンガの不思議ですね。
2012-06-04 19:57:15@axuss01 @takukitazaki 安彦先生の初期の漫画作品はそれこそ絵コンテの様に動作を詳細にコマ分割して描かれてましたね、正にその違いを追求して居られたのでしょうね。読者としてはそのテンポ(のある種の遅さ)ついていくのがちょっと大変ではありましたが(^^;
2012-06-04 20:15:52@kakitama @axuss01 安彦良和先生初期のコマ割りは正にアニメーションの動きを展開した感じのそれでしたね。純粋漫画家からは出てこないもので当時シビれました(^^)
2012-06-04 20:31:37@takukitazaki @kakitama 個人的に、漫画をテレビアニメに置き換える時、コマとコマの時間経過の表現と、カット割りの妙味について考えさせられたのは『めぞん一刻』のです。ワンカットで一分近く芝居させるとか、手足顔へとカメラ移動してそれぞれの動きで感情表現するとか。
2012-06-04 20:36:22@takukitazaki @axuss01 あんなに同じ様で違うポースの絵をいくつも描き連ねる…目眩がします(^^; 自分がやったらコマごとに顔が違うのがバレ過ぎてギャグみたいになってしまいそうです(笑。
2012-06-04 20:40:54@axuss01 @takukitazaki なるほど、「めそん」の頃になるとあまり分からないのですが、あれだけの人気作をアニメにする訳ですから色々考えたのでしょうね。高橋先生のコマ割りは破綻が無く神経が行き届いて奇を衒わない印象ですが、アニメに移そうとすると意外に難しいのかも…
2012-06-04 20:45:57@kakitama @axuss01 「めぞん~」は学生時代、お遊びでアニメーションへの変換について色々考えてみたのですが、日常芝居で動きを埋める事の難しさばかりに気づかされた経験があります。 生意気ではありますがTVアニメのめぞん~もそこの問題をクリア出来たとは思えませんでした
2012-06-04 20:55:45@takukitazaki @kakitama 原作の響子さんのカットが計算されているからこそと思いますが、テレビ放送を見ていると、コミカルな動きでかわしているような部分もあって、改めて動作の連続性を描くのは難しいと思いました。お話脱線したかもしれません。すみませんでした(^^)
2012-06-04 21:05:52@kakitama先生。(3_3)たいへん興味深いお話しです。これは望月三起也先生の大ゴマを意識したレイアウトですが、中央に望月先生風の書き文字を貼りつけたいと思ったりします。欲を申せば、不敵な笑顔の主人公のバストUPも欲しいです。→ http://t.co/4wLokxV0
2012-06-04 20:22:27おお、正に望月マンガの後ろの方にいる人!と言う感じのポーズですね。それぞれ生き生きとしていて。 望月漫画の描き文字は中の模様が異様に凝っていて…新人アシの修行の場とか聞いた様な聞かない様な(^^;。@needleyes
2012-06-04 20:35:45続)蛇足でもう少しメモ。素朴な作りの初期TVアニメの画面は原作マンガに比べればやはり稚拙で、何かが足りない。足りないけど"余計なもの"も無い。足りないものは頭で補完できるけれど、余計なものはどかせないので違和感になる…みたいな。(続
2012-06-04 21:16:56続)更に、アニメに限らず映像一般の話として、”映像”のキモは画ではなくて音なんじゃないか、と思う件。音が付けばそれはメディア、作品として成立している。画面の方がついで。人間は「音だけ」なら長い時間でも聞く事が出来るが、動くのに音がない画面にはあまり長くは耐えられない。(続
2012-06-04 21:25:50