跡もえコラボ

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玖　こうして姉の舞川はエゲレスに渡り千石と結婚した。一方、妹のもえであるが彼女もまた姉の代わりに跡部家へ嫁ぎその恋を成就させた。叶わないと知りながらも、相手に惹かれた。そしてそれを貫こうとしたからこそ、想いは成就したのだと後に彼女らは語る。　おしまい　#舞千　#跡もえ

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鉢　「ごめん、舞川さん」　どんどん離れていく日本を眺めていると千石が隣で呟いた。　「どうして謝るの？後悔はしてない」　だってこれで千石とずっと居られる。　「清純」　「！」　「好きよ」　「俺も、好き」　未だ見ぬ土地で始まるだろう愛おしい人との生活に想いを馳せた。　#舞千　#跡もえ　

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漆　「舞姉、わたしなら平気」　「！」　「２人が居なくなった後の事は俺に任せろ。心配せずに、お前らは行け！」　「でも！」　「行こう、舞川さん！」　普段の千石からは想像できないような力で腕を引かれる。用意された車に飛び乗って、汽車に乗る。これでもう後戻りはできない。　#舞千　#跡もえ

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陸　いつかは来るって解ってた。解ってて彼に恋をした。それなのに。やっぱり嫌だ。　「逃げよう、舞川さん」　「千石？」　「エゲレスに行こう」　「でも！そんなことしたら、もえが！後に残されるもえはどうするのよ！」　ああ、今すぐこの手を取れたらいいのに。　#舞千　#跡もえ

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伍　毎日毎日幸せだった。優しいお姉さんとその恋人。そして結ばれないと解ってるけれど、愛しい人。いつまでもいつまでもこのまま、居られると思った。それなのに　「喜べ、舞川！結婚の日取りが決まったぞ」　お父さまのその言葉で全てが壊れた。幸せが、消えた。　#舞千　#跡もえ

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髭　「跡部さまがいらっしゃいました」　「ふふ」　「何で笑うんだい、もえさん」　「だって千石がなんだか畏まってるんだもの」　「確かに。もえの言うとおりだな」　「舞川さんまで！」　「ったく、お前ら本当に使用人とお嬢様か？」　「まあ、けーごさん！それは言わない約束よ」　#舞千　#跡もえ

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参　「ね、舞姉。どうしてわたし、あの人に恋をしてしまったのかな？」　「ほら、泣かないの。そうだね。恋をしなければ辛くなかった。でも、わたしはそうは思わないよ」　「え？」　「だって、千石に出会わなければ、こんな気持ち知らなかった。もえもそうだろ？」　「うん！」　#舞千　#跡もえ

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弐　禁断の恋には誰しも憧れるもの。叶わないと知りながら、舞川は使用人の千石に、もえは姉の婚約者跡部に恋をしていた。片思いならいざ知らず、４人の想いはそれぞれ結ばれているのだから尚厄介である。これはそんな４人の物語。　#舞千　#跡もえ

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壱　新しい文化が芽吹く大正。大正浪漫と後に歌われるその時代、とある貴族に２人の姉妹がいた。姉の名前は舞川。少し男勝りな心優しい少女である。妹の名前はもえ。少し甘えん坊な少女である。２人はすくすくと成長し、年頃になると恋をした。　#舞千　#跡もえ　で大正浪漫パロ

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光「ほんま騒がしい人達っすねー」　な「にぎやかだよね」　光「ふう」　な「疲れた？」　光「やっと２人きりになれたな思って」　な「！」　光「ほな、行きましょ」　な「うん！」　#光なちゃ　#跡もえ

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も「うわー！深海魚って美味しくなさそう」　な「え！」　も「なんだか不思議なお魚がたくさんだ」　跡「ったく、情緒の欠片もねえやつだな」　光「ほんとっすわ」　も「酷！」　跡「ほら、あっち行くぞ」　も「うわ！急にひっぱったらビックリするじゃん！」　#光なちゃ　#跡もえ

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跡「くくっ」　柳「ふっ」　ゆも「？」　柳「いつもいつも俺達が振り回されているからな」　跡「仕返しって訳だ」　ゆ「え！」　も「！」　ぎゅ　柳「これに懲りたら少しは俺を見てくれないか、ゆに」　ゆ「うん/////」　も「けーごの馬鹿！もう知らないっ」　跡「おい！」　#れんゆに　#跡もえ

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も「なにあれ！折角のWデートなのに！」　ゆ「なんだかテニスの話ばっかりだね」　も「ムカつく！」　ゆ「確かに面白くないね」　も「ちょっとけーご！」　跡「あーん？今取り込み中だ」　も「ムカッ！」　ゆ「れ、蓮二くん」　柳「すまない少し待ってくれ」　ゆ「う、うん」　#れんゆに　#跡もえ　

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柳「ああ、それだったらこのグリップなんてどうだ？」　跡「ああ、試してみるか」　柳「それからさっきのフォームだが…」　跡「なるほど、一理あるじゃねーの。お前も、さっきのデータ予測だが」　柳「ふむ。それも有りだな」　#れんゆに　#跡もえ　

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つ「おやすみなさい（うわ跡部くん大事そうにお姫様抱っこするなあ）」　仁「のう」　つ「？」　仁「好きじゃ」　ふわり　つ「に、におくん/////」　仁「好きじゃよ（何だか跡部が彼女大事にしとるん見てたら、もっともっと大切にしたくなったのう）」　つ「わたしも好き」　#におつき　#跡もえ

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つ「うわ～！綺麗だね」　仁「ほうじゃのう。こんな綺麗な夜空初めて見たぜよ」　つ「うん。あ！もえちゃん見て見て！流れ星！」　も「……」　つ「もえちゃん？あれ、寝てる」　仁「ほんまじゃ」　跡「悪いな。風邪引いたら困るし、俺様たちは先に屋内に戻る」　#におつき　#跡もえ

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も「白石くんは菜帆たんの水着姿を見せたくないんだよ！だって可愛いもんね」　蔵「なっ！」　菜「え！そうなの、蔵くん？」　蔵「…………おん」　菜「//////（嬉しい…！）」　も「ふふ。ホントにラブラブだ」　跡「すまねえ、白石」　蔵「いや、ええよ」　#蔵菜帆　#跡もえ

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蔵「お、やっと来た。って菜帆！」　菜「？」　蔵「あかん！これ着とき！」　菜「何で？水着変？」　蔵「日に焼けたら痛いやろ（他に見せたないとか言えん！）」　菜「変な蔵くん。日焼け止めちゃんと塗ったのに」　蔵「ほな、行こうか！」　も「いいなー！２人ともラブラブ！」　#蔵菜帆　#跡もえ

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も「はう」　菜「？もえちゃんどうしたの？」　も「菜帆たんの水着姿が眩しくて…！」　菜「そういうもえちゃんだって！」　も「わたしは贅肉たんまりだからTシャツ着てるもん。そんな風にさらけ出せるなんて素敵！」　菜「そんなことないよ」　も「あるの！」　#蔵菜帆　#跡もえ

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跡「ったく。遅えと思ったら案の定迷ってやがるじゃねえか」　もゆ「！」　幸「ゆき、おいで。もう、何してるんだい」　ゆ「ごめんね」　も「ごめんなさい！」　跡「ほら、部屋戻るぞ」　もゆ「はーい！」　も「探検、楽しかったね！」　ゆ「うん！」　#幸ゆき　#跡もえ

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も「んー、ここも違う。あ、これ、小さいけーごの肖像画！」　ゆ「うわ、凄い」　も「なんかちっこいのに偉そうな顔してるな」　ゆ「ぷっ」　も「だがしかし似合うよね、こういうの」　ゆ「うんうん」　ガチャ　も「ここは客室か」　ゆ「なんか疲れたね」　も「うん」　#幸ゆき　#跡もえ　

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も「あれー。ここも違う」　ガチャ　ゆ「ここも違うね！あ、なんか凄い鎧あるよ」　も「怖！てか彼氏の家で迷子とかやばいよね」　ゆ「あんまり来ないの？」　も「ううん。半分くらい住んでるよ。でもけーごの部屋と食堂とお風呂くらいしか行かないから」　ゆ「そかそか」　#幸ゆき　#跡もえ

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も「あれー」　ゆ「まさか」　も「まさかだ」　もゆ「迷子！」　も「何故だ解せぬ」　ゆ「どうする？」　も「仕方ない。一個ずつ扉開けよ。どっかがさっきの客間の筈だ。てかなんで皆同じ扉な上に迷路みたいな形してるんだろ…」　ゆ「確かに」　も「ま、いっか！探検開始！」　 #幸ゆき　#跡もえ

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も「わたしトイレ！」　ゆ「わたしも！」　跡「お前ら、迷子になるなよ」　も「大丈夫だよ！彼氏の家で迷子になる訳ないじゃん！」　幸「ゆきも、迷子にならないようにね」　ゆ「もえが居るから大丈夫」　も「じゃあ行ってくるね。行こ、ゆき」　ゆ「うん」　 #幸ゆき 　#跡もえ

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ゆ「うーん美味しい」　幸「うん。凄い美味しい紅茶だよ。跡部ありがとうね」　も「むしろわたしがありがとうだよ！こんな可愛い子と美人さんとお茶できるなんて…！」　幸「ふふ、跡部の彼女は面白いなあ」　も「ありがとう」　跡「お前それ褒められてないと思うぞ？」　#幸ゆき　 #跡もえ