公式サイト2.0問題～新しい公式サイト、企業サイトのあり方について

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

これまでのウェブサービスは全体的に「個人」の支援に焦点の傾向が強いけれど今後はgoogle sitesみたいな企業或いは準恒常的なコミュニティ支援の方向が重要になるのかなと。ICTが支えるコミュニケーションは単発である必然性は必ずしもなく、むしろ緩やかな恒常性をどう支援するか。

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

twも元々「個人」向けのサービスだったけれど企業アカウントやリスト機能、更にはハッシュタグ含めて徐々に準恒常的な集団・コミュニティ支援の可能性を生み出してる。偶有的な繋がりが生じやすいアーキテクチャなだけに、それをいかに維持・拡大させていくのかは今後の可能性として面白い。

濱野智史 | Satoshi Hamano @hamano_satoshi

@ikegai なるほど。確かに僕も思想地図2号の論文では作者（個人）ではなくメタデータに「作者性（＝適当だけど言説の熱い祭り状態を喚起するもの的な）」が宿るようになると論じているんだけど、「準恒常的」なものが今後どこに宿るのかは重要な問題だね。

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

まさにそうですね。twの場合どこに集団代理的な作者性が宿るのかは気になります。ハッシュタグはあまり向いてなさそうですし。 RT @hamano_satoshi: @ikegai 作者（個人）ではなくメタデータに「作者性（＝適当だけど言説の熱い祭り状態を喚起するもの的な）」が宿る

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

とはいえそういう付随的な機能を自社でやらずに外部サービスがどんどん勝手に構築できる（まさにアーキテクチャの生態系）のもtwの良いところ。とぅぎゃったーみたいなのがもっと進化するとまた新しい形での作者性が宿ったりするようになるのかな。

濱野智史 | Satoshi Hamano @hamano_satoshi

包括性／プラットフォームの問題といえば、こないだのABC青山本店で田中辰夫さんの『モジュール化の終焉』を購入した：http://bit.ly/8BCIAIRT @ikegai: なっるほどこれはかなり本質的な包括性不可能性定理ですよね

濱野智史 | Satoshi Hamano @hamano_satoshi

まだ読んでないのだけど、中心的な主張としてはオープンモジュール化が情報産業で終焉に向かいつつあるという話のようだ。つまり現状認識はジットレインの主張（＝いまのネットとかITって生成力失いつつあってやばくね）に似てると思われ。

濱野智史 | Satoshi Hamano @hamano_satoshi

水越伸さんの「メディアの生成―アメリカ・ラジオの動態史」も、時代は違えど似たような歴史観（複雑な生成が単線化する史観）だった。果たしてネットの生成力は失われていくのか？これは来るべき10年代の重要なテーマだと思う。http://bit.ly/7ok4xK

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

@hamano_satoshi あ、モジュール化の終焉まだ読んでないのですがジットレイン的な「統合への懐疑」と藤本的な「統合の価値」のどっちが主題になってるか気になるので早速入手してみますー。学派的には後者中心と思いますが田中先生の前者的視点も気になります。

濱野智史 | Satoshi Hamano @hamano_satoshi

@ikegai 冒頭だけ読んだけど田中さんの本も後者っぽいよー。ぜひ31日はこれについて話そう。村上泰亮・藤本隆宏ラインというか、インテグラル化すれば日本の産業にとっても優位なはずだ、というストーリーが全体的構図みたい。でもまだ読んでないからあんま信用しないでねｗ

生貝直人 / Naoto Ikegai @ikegai

@hamano_satoshi ぜひぜひー、まあやっぱり後者ですよね。とはいえジットレインとは異なる「統合への懐疑」、例えば分野の特性や状況変化（不確実性の低減等）が統合を再優位化させるとしてもその中にどうやって柔軟性と偶有性をビルドインするか等を触れているとしたら楽しみです。