読切感想まとめ2010年版

ＲＩＯ @rio_ex

スピリッツ読切。吉田聡『七月の骨』ドキュメンタリー風マンガで８０年代くらいに周りが進路を決めていく中、何をしたいかも分からず悩んでいた青年が出来ないことを引いていったら漫画を描くことしか残ってなかったので漫画家を目指す話。原稿用紙何それから始まるのが凄い。続かないよね？

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スピリッツ読切。手原和憲『Ｐｉｎｃｈ　ｋｉｃｋｅｒ』前号からの連続読切。故障で全力失踪が出来なくなった少年がＦＫに活路を見い出す話。爆発的な描写にはならないけども諦めずに前に進む姿勢が実に気持ちよく。流石だね。

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スピリッツ読切。松本大洋『犬は何と鳴く』名前は出てこなかったけどこれ岡田以蔵の話だよね。以蔵の一面を切り取ったと言うか話の内容自体はあんまないとは思うんだけど、人を引き付ける画面でした。

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スピリッツ読切。高橋留美子『星は千の顔』ドラマのラストシーンを撮る直前に人殺しをしてしまったと思い込んだヒロインが自殺しようと田舎の宿泊所に行ってあれこれ考え込んでるうちに居場所がばれて勘違いが分かり丸く収まると。流石に手堅くまとめとます。ツイッターが出てきたのは驚いたけど。

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サンデーＧＸ読切。加瀬大輝『私の漫画。』流行を研究し編集に媚、周りには自慢し、自分を騙して漫画を描いてるが目が出ない。そんな彼女が昔の友達と話してる内に激情が爆発し、自分の全てをネームに込めて担当にぶつける話。絵と勢いが平野耕太に少し似てる。自慢の痛々しいさ分最後の爽快感は強い。

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サンデー超読切。黒田高祥『恋愛サイコロジック』気になる娘がいてお姉ちゃんの心理学的なアプローチを聞きながらどう告白したものかと悩む話。実は相手の方が彼を好きなので告白させるように仕向けてたと言うオチは上手い。編集コメント通り女の子が可愛いので、上手く行けば化けるかもしれない。

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サンデー読切。森田滋『魔界外交官』実力派の外交官の主人公の異動先は魔界。戦えないと話もろくに出来ない場所で外交官をやってる男から魔界の外交はまず殴り合いからと学んでいく。設定は面白い。やってる事は古典少年漫画の喧嘩したら友でしかないが。脳筋じゃない相手を面白く描ければ化けるかも？

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サンデー読切。作サーフ・赤土、画吉田一喜『ケイガク』嘘をつかれると対象がぼやけて見える男とエリート街道を悩みながらも歩む男が警察学校でコンビを組んで試練に立ち向かう。サンデーらしい漫画の教科書みたいな作品ではある。反面大人しさもあってビッグコミックならともかく少年誌では厳しそう。

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リュウ読み切り。わらいなく『孫市がいくさ』他作品と比べるのは卑怯とは分かっていますがどうしてもサンデーの戦国ヤタガラスと比べちゃいます。書き込み密度の違いとかそんな次元じゃなくてこっちの方が圧倒的に格好良くて面白い。森可成が特にだけど、出てくる奴全員肝が据わっていて格好良い。

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読み切りと連載作品を比較するのはまずいし、これが仮に連載になったら評価も変わるだろうし、何よりサンデーで載る作品ではない。いや、無理ではないかな。どっちにしても来週以降のヤタガラスが更にしんどくなっただけだな。

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アニマル嵐読切。黒澤Ｒ『あかほりさん』あかほりさとるを弄って遊ぼう企画の一つで今のあかほりを多分割りと素直に笑いよりで描くとこうなるみたいな話。一時期の売れっ子ぶりはもはや無い事ですらネタにする辺りエンターティナーだとは思う。おっさんのサウナシーンとか潤いは全然無いなぁ。

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アニマル読切。出店宇生『花蟲伝』四肢が武装化された義手義足の男が花街の娼館に転がり込んで用心棒になる時代物。敵も一人サイズで六人の小男と言うクリーチャーチックなもの。遊女なのでエロには事欠かなく血まみれでありながら、絵が力強くこちらの目を引く。アニマルらしい良い作品だと思う。

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アニマル読切。佐藤香穂『童貞プリンセス』モテない男が女装して家庭教師に行ったら女の子にやたらと信頼されてエロいキスしたりする話。男の姿だとダメだけど。女装男子が流行っているなぁ。自分は好きなジャンルじゃないのでそれ以上は特に。

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アニマル読切。木曽フミヒロ『ＴＳＵＷＡＭＯＮＯ！！』沖縄空手を１０年やってる女の子が男子空手部と上手くいってない女子空手部に入り、部の危機を救うという話。おっぱいが大きい。話は分かりやすく何より絵が良い。好みだ。強くて美人で強いアニマルらしい作品。エロは足りないけど非常に満足

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あくまでも個人的好みではあるけども、明るいバトルものが足りない現状だと、そのまま連載に繋がってもおかしくないんじゃないかなって思ったりも。いや実に良い。今までの新人読切攻勢の中で一番好きだな＞ＴＳＵＷＡＭＯＮＯ！！

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前回のアニマルで結構気に入った木曽ヨシヒロのＴＳＵＷＡＭＯＮＯ！がＷｅｂ公開された。重くて画質も悪いのが気になる。 http://www.younganimal.com/judge/comic/08.html

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アニマル読切。上村五十鈴『しまって行こーっっ！』絵がひぐちアサに似てる気が。高校野球漫画だから余計に。小兵の先輩捕手が性能ある後輩投手を導くと言う内容。捕手に求められるものはボールを受け止めるだけじゃなくて気に入らなくても心の弱い後輩を理解しなきゃいかん。読後感の良い作品。

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アニマル読切。出店宇生『白犬戯傳』絵を見るにおそらく西川秀明のアシ辺りだと思われる。アニマルに合わせたのか完全に趣味なのか触手プレイを展開する実に強烈な印象を残してくれました。悪田（おだ）に攻められて逃げる伏姫とそれに付き従う奴の逃避行を描いたもの。エログロ強めでアニマル向き

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ヤングアニマル読切。浅野龍哉『僕らは夏の夢を見る』人間の姿をしたロボットだけの未来で手書きアニメを作ろうとする話。ロボットだからフルで作ってしまい、メリハリが無いものを変な老人の導きで中割を抜いてリミテッドに仕上げてしまうという落ち。ロボの目でアニメにならないなんて言っちゃダメ

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アクション読切。つるんづマリー『ギャンブル＆トラブル』結婚直前の男が彼女の制止を聞かずにパチンコに行ったら謎の男達に車で監禁されてしまう。死を覚悟したのにオチは嫁さんのお灸だったという話。冗談にしてはたちが悪いなぁ。