ドラえもんのび太と承久記

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

時は経ち、六月十五日木嶋神社。のび太と豊王丸がどこでもドアでやってきた時、既にそこには胤義と胤連、そして藤四郎がいた。「三浦の恥になる前に自害しろ！」「恥でもいいじゃない！　死んだらダメだよ！」「父上ぇえええ！！」「のび太！　豊王丸！」のび太たちが考えた作戦は斬首や自害直前に

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

「身代わり紙人形」を使うこと。これなら本人以外には本物に見えるのだ。こうして自害を回避し、どこでもドアの向こうにいた家族妻子と……「ぜ、禅暁！？　生きていたのか」「お久しぶりです母がお世話になりました……三浦殿」「遠慮せずに父さんと言ってもかまわんぞ？」「はい、三浦殿」

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

「でも、これからどうしようか……」「何処に逃げても坂東武者は追いかけてくる。やはり安住の地などこの世にはない……」しょんぼりする一家に、のび太はニッコリと笑った。「じゃぁこっちの世に来ればいいんだよ」

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

と、いうわけで……承久記企画第2段は終わりだｗ　こっちは突発的に始まった企画だが……楽しんでくれたら有難い。それから――三浦の衣笠山に来た時、ドアが書かれた張り紙を見つけても、剥がすなよ？　オレら出歩けなくなるからなｗｗｗ

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

【オマケ】宝治元年6月5日、法華堂。「もはやこれまでか……」「兄上、兄上」「……なんだ、光村！　こんな時に何を笑っている！！」「じゃじゃーん！　これなんだと思う？」「……なんだ？　その紙人形」 『完』