どうも!ぅさこです(^O^) ぅさこ、最近携帯小説にハマり始めて自分でも書き始めたんだぁ(^ー^)ノ モデルは勿論ぅさことかれぴさん♡ 魔法のシュテランドで連載してるからよかったらみんなも読んでね!o(^▽^)o
2012-06-15 22:40:08ガタンゴトン…ガタンゴトン…… 電車は規則正しく揺れて今日も私をツマラナイ学校へと運ぶ。 いつからだろう…こんなに毎日がツマラナイものに思えたのは…。
2012-06-15 22:40:54落ち着いた大人の男性の声が聞こえて私は振り返りながら 「ごめんなさい」 と謝った。 その時、その男性と目が合う。 ドキンーー 心臓が、跳ね上がった。
2012-06-15 22:41:59優しげな目をしたその人に私は一瞬で心を奪われてしまった…。 赤くなる顔を隠すように私はまた前を向き、胸を抑えた。 「次はーシュテルンビルト前ーシュテルンビルト前ー」 あ、いけない降りなきゃ! 私は鞄を持ち直し、電車から一歩足を踏み出した。
2012-06-15 22:42:36「いたっ」 頭にちくりとした痛みが走る。 何事かと思って後ろをふりかえると、またさっきの男の人。 よくみると私の髪の毛が彼のスーツのボタンに絡まってしまっている。 「あぁ、ごめん! 痛かったよな? すぐ外すから……」 そう言って丁寧に私の髪の毛を解いてくれる。
2012-06-15 22:44:22「ごめんな?」 顔を覗き込んで、また謝ってくる。 「だ…大丈夫です……」 熱くなった顔を隠すように私は下を向いた。 「じゃあ」 そう言って彼はその場を立ち去ろうとする。 「あ、あのっ……」 私の口からは考えるより先に言葉が出ていた。
2012-06-15 22:45:30「お名前…教えてもらっていいですか……?」 「名前…? 俺の?」 不思議そうな顔をしてこっちをみる彼に私はこくりと頷く。 「鏑木。鏑木・T・虎徹」 「鏑木……さん…」
2012-06-15 22:46:56「君は?」 「わ、私ですか?」 「うん。俺の名前だけ教えるってのも変だろ?」 「ぅさこ……ぅさこ・ブルックスです……」 「ぅさこちゃんって言うのか。可愛い名前だな?」 そんなことを言われるとただでさえドキドキしている心臓がさらに悲鳴をあげる。
2012-06-15 22:48:29「あっ、やべ! もうこんな時間か! ごめん、俺急がないと行けなくてな。じゃあね、ぅさこちゃん」 そう言って彼は…鏑木さんは早足でその場を去って行く。 私は彼の姿が完全に見えなくなってからボタンに絡まった髪の毛をつまみ上げた。 「鏑木さん…」 この日から、私の恋は始まった。
2012-06-15 22:49:47