『sola』全話視聴メモ

DVD-BOX発売記念。
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@mike__neko

solaのDVD-BOXを少しずつ見ていくかー。さすがに8000円のBOXにはブックレットなんていう気の効いたものはついてないんだな。別に無くてもいいけど

2010-06-27 21:51:55
@mike__neko

自転車の向きを交互に変えることで「遠出している」感を出すアバン>第一話

2010-06-27 21:54:26
@mike__neko

真名が依人の顔を踏みつけてくるところも、ファインダーの向こうから足が迫ってくるような錯覚を起こす。直後に客観視点のショットを入れる。>第一話

2010-06-27 22:02:46
@mike__neko

Bパート、雨の音に混じって、依人と茉莉の衝突音→空き缶が落ちてくる高い音→自販機のジュースが落ちてくる低い音→笑い声、とBGMが流れ始めるまでの音響の連鎖。>第一話

2010-06-27 22:17:51
@mike__neko

一話とは逆に、依人と茉莉がぶつかって音楽が止むという>第二話

2010-06-27 22:49:59
@mike__neko

依人の家のリビング、青いソファーと緑のカーテンという、ちょうど第一話のイメージショット(青空の下に立つ茉莉)と同じ配色なんだな>第二話

2010-06-27 23:00:06
@mike__neko

喫茶店のトイレの表示が明らかに変だよな。男から女に向かって矢印が描いてあるようにしか見えない>第三話

2010-06-28 00:14:00
@mike__neko

藤原啓治さんの「面目ない」が面白すぎる

2010-06-28 00:21:35
@mike__neko

印象的な夕焼けが多いな。三話だと、病院前の夕焼けからファミレスのソファのオレンジに自然に繋がっている。三話の場合は、家庭的な温かさというイメージか。反復される満月と、締めの太陽もそんな感じ。茉莉が出ていこうとするところで、満月が雲に隠れる。

2010-06-28 00:44:24
@mike__neko

ちょうど「食卓」のシーンとして、繭子と剛史、依人と真名が重なるんだな。(いつものことだけど)真名が依人に強い態度を取るのも、繭子の教えに従ってのこと。>第三話

2010-06-28 00:46:37
@mike__neko

蒼乃とこよりの別れの場面が、三日月・コーヒー・折り紙などの共通項によって、二人の出会いの場面と重なる。三日月をシーケンスの最初に置いているのが美しいなー>sola第四話

2010-06-28 03:12:42
@mike__neko

「騙された」っていう蒼乃の言葉(一話の依人の言葉と同じ)に対して、こよりは何度となく見せてもらった折り紙の手品で、自分から「騙される」んだな>第四話

2010-06-28 03:12:53
@mike__neko

窓の見せ方も面白い。最初病室の窓を檻のように見せていて、蒼乃とこよりの別れのシーケンスの締めでは、両開きの窓の片側に二人が収まっている。さらにそれに対して、ファミレスの窓は格子がなく、剛史はそこから依人との姿を見る。>第四話

2010-06-28 03:14:18
@mike__neko

茉莉と依人がボートに乗る場面が素晴らしい。二人の影が湖面に映るショットがあって、湖面の青色が青空を意識させ、そこからあの雄大なイメージショットに自然につながっていく。solaでは、青色というのは空の色だけでなく水(雨)の色も意味している>第五話

2010-06-28 04:28:47
@mike__neko

茉莉が依人に触れて呟く「あったかい」と、「ひとりじゃない、それだけで幸せ」が、夜禍の孤独の裏返しに見えてくる。茉莉と蒼乃の対峙と、依人と茉莉が学校に忍びこむシーケンスの、「温かさ」とは対極の青色の表情が印象的。満月が雲に隠れる雲の動きと、回想中の血の流れが重なる。>sola第六話

2010-06-28 20:58:19
@mike__neko

繭子に逃げられた剛史と、茉莉に逃げられた依人が、「夕焼け」「夕日」を通じて、重ねて語られる。円満のシンボルであった太陽が何らかの形で「欠ける」のだけど、その隠し方が様々で面白い。太陽が雲に隠れる、剛史の煙草の煙で夕日が陰る、最後に依人の背後で夕日が山の向こうに沈んでゆく。>第七話

2010-06-28 21:57:17
@mike__neko

依人は茉莉とのデートコースを辿った後、Bパートでは蒼乃とデートをする(五話の変奏)。その間も依人は節々で茉莉のことを思い出し、最後にコンビニで茉莉を見つけて、蒼乃が止めるのを振り切り茉莉を追いかける。その間の蒼乃の表情の芝居が見事。>第七話

2010-06-28 22:07:21
@mike__neko

真名の行動力が凄いなー。茉莉と蒼乃と依人の問題が辛うじて三人だけで「閉じて」しまわないのは、この子が居るからだろうな。>第八話

2010-06-28 23:20:33
@mike__neko

写真の使われ方が気になる。考えがまとまったらまたpostするけど、solaでの写真は、「(具体的な)場所を示すもの」と「(場所の情報を失った、抽象的な)風景を切り取ったもの」という二面性があるよね。後者は全編を通してだけど、前者は第一話と第八話。

2010-06-28 23:24:27
@mike__neko

あと最後に満月を背後に蒼乃が姿を現すのは、ベタだけど格好いいなー。>第八話

2010-06-28 23:27:46
@mike__neko

solaって別に涙の表象として雨が降るわけじゃないから(第一話を除く)、こういうのは貴重なシーン。>第九話

2010-06-28 23:37:45
@mike__neko

茉莉と剛史が遭遇するシーケンスのカット割りが美しい。剛史の影を見せてから、カメラを反転させて、電車が出るまでの間剛史の姿を隠す「溜め」を作る。剛史と茉莉の間にきっちりと柱を入れる。>第九話

2010-06-28 23:54:27
@mike__neko

この回のコンテ・演出、あの高柳滋仁ですよね。『かなめも』の。

2010-06-28 23:55:28
@mike__neko

剛史と繭子の過去のまとめ方は強引ではあるけど、Bパート後半が素晴らしいので良し。九話全体に渡って降り続いている雨が、回想の中で雪に摩り替わり、粒子のイメージが星空や水溜りに反射する光に繋がる。水溜りが美しく見えるのは、二人の関係を象徴する「雪」を見出すことが出来るからだ。>第九話

2010-06-29 00:30:15
@mike__neko

そういや締めの三日月も印象的だった。solaってなんか毎回満月が出てきて、時間とかどうなってんだろって印象がある。満月以外の「欠けた月」が出てきたのは、ここと、第四話ですかね。>第九話

2010-06-29 00:37:59