妄想居酒屋～さて、今宵も一杯～

タマキ @mutampo

「サエキさん！」 「ん」 「いらっしゃいませ」 「煮奴おいしそうね」 「んー、カワハギもおいしかったよ」 「カワハギ！ 俺も食べたい」 「生チリでいいですか」 「うん、あと七田ひやおろし」 「肝は」 「ボイル」 「かしこまりました」 「お疲れさま」 「ん、長かった」 「そうだね」

タマキ @mutampo

「はー」 「いらっしゃいませ」 「おすかれさまでふ」 「サトウくん、鉄火丼？」 「あい」 「カツオとマグロのづけ丼です」 「いいね。俺、ねぎま鍋にしようかなあ。あと、野兎ロックで」 「はい」 「ん、このキノコ酸っぱくてうまいな」 「おろしなますです」 「丼にかけてもおいひいでふ」

タマキ @mutampo

「ぞるぞるぞる」 「おー、ラーメンうまそうだなあ」 「いらっしゃいませ」 「おふかれはまです」 「俺も味玉もらおうかなあ。それと、西の関」 「はい」 「あとネギチャーシュー」 「はい。辛くしますか」 「ちょっとだけ。それと…」 「ほうれん草のおかかぽん酢」 「そう、それ。さすが」

タマキ @mutampo

「しぼりたて」 「はい。〆張鶴です」 「あとサエキさんが食べてるの」 「ハヤトウリとアジのなますです」 「へえ」 「どうぞ」 「（クィー）…なんかガッツのある物も食べたい」 「ガッツとは」 「ふーむ」「焼肉丼」 「それはサトウくん」 「揚げたての厚揚げ」 「む、それかもしれない」

タマキ @mutampo

「今日のお通し何？」 「数の子です。どうぞ」 「わあ。しぼりたて飲もう」 「越後で候です」 「ぬる燗で」 「はい」 「あと、何かあったかいもの食べたいなあ」 「小鍋はいかがでしょう。クロムツかハマチで」 「クロムツいいねえ、そうしよう」 「かしこまりました」 「もうお正月みたい」

タマキ @mutampo

「ざぶい」 「いらっしゃいませ」 「熱い熱燗ちょうだい」 「はい」 「ゾクゾクする」 「ワタナベ君、ここ座る？」 「サエキさん、ありがとう。でもロック飲んでたら寒いでしょ」 「そうでもない」 「何これ」 「冷めない煮奴」 「どうぞ」 「あー…あ、これウマい」 「しらすの佃煮です」

タマキ @mutampo

「こんばんは」 「いらっしゃいませ」 「お、サトウくんお疲れさま」 「お腹空いたー。お餅食べたい」 「あんこ餅ですか」 「わあ、それいいなあ」 「えええ」 「じゃ、あんこ餅とあべかわ2つずつください。あと、生ビール」 「はい」 「マジか。俺は富久長おかわり」 「かしこまりました」

タマキ @mutampo

「俺、もうソバいこうかな」 「ん、じゃあワタシもソバ湯もらおう」 「はい。ワタナベさんは何ソバですか」 「んー、たぬき。あったかいたぬき」 「はい」 「ネギ大盛りにして」 「かしこまりました」 「僕もソバ食べちゃおうかなあ、天ぷらソバ。冷たいの。あと、生ビールおかわりください」

タマキ @mutampo

「はあっ。あらっ。みんなもうお蕎麦食べちゃったのね」 「いらっしゃいませ」 「そりゃあね。タナカさん、ずいぶん遅かったね」 「ちょっと仕事が。かけ。かけそばください」 「はい」 「あと七田いただくわ」 「はい」 「もう間に合わないわね」 「いいじゃない。お疲れさま」 「ありがと」

タマキ @mutampo

「あっ、何だいそれ」 「いらっしゃいませ」 「ねえ、サトウくんのそれ」 「揚げピーナツです」 「ふうん。俺も食べてみようかな。あと日置桜」 「はい」 「サエキさんの煮奴もうまそうだなあ」 「煮奴じゃないよ」 「え、何なの」 「煮込みに豆腐入れてもらったの」 「へえー、じゃ俺も〜」

タマキ @mutampo

「なまこ酢か。いいね。ぬる燗つけて」 「では、神亀を」 「あと何かあったかいもの」 「ふろふき大根、八つ頭と海老しんじょ、鱈みぞれ煮…」 「海老しんじょ」 「かしこまりました」 「今日は誰も来なかったの」 「夕方にカネコさんが」 「カネコさんの八つ頭？」 「はい」 「ラッキー」

タマキ @mutampo

「わ、いいものがある」 「いらっしゃいませ。島らっきょう入りました」 「天ぷらだな。瑞穂の割り水ちょうだい。あと、イカ天」 「はい」 「僕も天ぷら食べようかなあ。ウドとウインナーと温泉玉子。あと生ビールください」 「温泉玉子、天ぷらにするの？ うまそうだなあ。俺もそれちょうだい」

タマキ @mutampo

「かわいいのがいるね」 「小さいですがカサゴです」 「かわいそうだね」 「そうですね」 「しかしもう、ここに来たからには仕方ない」 「そうですか」 「よし、これを煮付けよう」 「はい」 「それと、月山いただこう」 「かしこまりました」 「んん、これおいしい」 「冬菜の柚子酢です」

タマキ @mutampo

「いらっしゃいませ」 「よっ、待ってました」 「こんばんは。何飲んでるの」 「ボク、ドザエも〜ん」 「小左衛門か。俺もそれにしよ。あと、湯豆腐」 「はい」 「あれ、オキタさんそれ」 「あっ、そのカラスミ、自家製なんです」 「へえー、俺も食べてみたいな」「カラスみたいな味がするよ」

タマキ @mutampo

「牛タタキと、雪の…それ何て読むの」 「ボウシャ、山廃純米です」 「ふうん、じゃそれ」 「はい」 「ワタナベさんでも知らない酒あるんですね」 「俺、全然酒知らないよ」 「えっ、だっていつもいろんなお酒頼んでるでしょ」 「瓶を見て頼んでるだけだよ。たまに空だけどね」 「すみません」

タマキ @mutampo

「お待たせしました、七田です」 「このお通しおいしいね」 「セロリと厚揚げのコンソメ炒めです」 「えっ、あれセロリだったの。僕、食べちゃった」 「食べちゃダメなの？」 「いや、食べたことなかったんです」 「良かったじゃない」 「嫌いな食べ物をきかれた時に答える物がなくなっちゃう」

タマキ @mutampo

「キャラブキの佃煮うめえ。竹林、ぬる燗でちょうだい」 「はい」 「僕、チクワにキュウリ入れたのとチーズ入れたの食べたいです」 「はい。何かつけますか」 「醤油マヨネーズ。あと、おにぎりと生ビールください」 「かしこまりました」 「いいなあ。あとは唐揚げと玉子焼き、って感じだなあ」

タマキ @mutampo

「今日のお通し何？」 「芽キャベツのおひたしです」 「ふうん。月の輪、ぬる燗でちょうだい」 「はい」 「サエキさんの天ぷらおいしそうね」 「タラの芽とフキノトウです」 「さっき、キムラさんが食べてたのもおいしそうだったよ」 「へえー。何？」 「タラの芽のぬた」 「うわ。それだー」

タマキ @mutampo

「あっ」　「いらっしゃいませ」　「俺もホタルイカ」　「はい。酢味噌でよろしいですか」　「何もなしで。あと、七田」　「はい」　「サワラは刺身になる？」　「はい。焼き霜では」　「じゃ、それで」　「はい」　「珍しいじゃない。サエキさんがビールなんて」　「ホッピーだよ」　「それもいいね」

タマキ @mutampo

「いらっしゃいませ」 「んー。それおいしそうね。それちょうだい」 「はい」 「お通し何？」 「どうぞ。ワサビ豆腐です」 「そうか。何かオススメは」 「はい。お魚ですか、野菜ですか」 「…んー、野菜かな」 「新ゴボウのサラダ、タケノコの木の芽焼き、ワケギのぬた…」 「タケノコだー」

タマキ @mutampo

「おっ、キムラさん久しぶり」 「ワラナレ君、おつあれはん」 「何それ」 「ふきみほ」 「いいね、俺もフキ味噌と春霞もらおうかな」 「はい」 「おお僕、ビイルおかありとアムカツ」 「かしこまりました」 「ハムカツいいなあ、俺もちょうだい」 「はい」 「お好みソースよ」 「はいはい」

タマキ @mutampo

「こんばんは」 「いらっしゃいませ」 「生ビールとスタミナ奴」 「はい」 「もう藤が咲いてるね」 「花水木もよ」 「タナカさん、オシャレなもん喰ってるな」 「新ジャガと新人参のすり流しに空豆」 「俺、今から納豆と豆腐をぐちゃぐちゃに混ぜて喰いたいんだけど、いい？」 「いいわよ」

タマキ @mutampo

「飯でも喰って帰るか」 「焼きおにぎりですか」 「そうね。ネギ味噌にしようかな」 「はい」 「あと、味噌汁」 「海苔汁、アラ汁、アサリ汁ができます」 「アラは何？」 「アラカブと真鯛です」 「いいね〜。汁だけ注いでよ。ネギたっぷり」 「ネギづくしですね」 「ネギ坊主も入れようか」

タマキ @mutampo

「いらっしゃいませ」 「おいしそうだね」 「穴子の煮凝りです」 「天吹もらおう」 「はい」 「ワタナベさん、どこへ行ってたんですか」 「出張」 「えー」 「サトウくんの、おいしそうね」 「お餅の揚げだしです」 「俺は新ジャガ揚げてもらおうかな」 「塩で」 「そう、あとそら豆も」

タマキ @mutampo

「生ビールちょうだい」 「はい」 「これ何だい」 「大根とホタテのサラダです」 「おかわりちょうだい」 「まだ食べてないでしょう」 「だって少ないんだもの」 「お通しですから」 「うまい。やっぱりおかわりだよ」 「ぜんまいのおかかマヨぽん酢はいかがですか」 「むむ、それにしよう」