- goripon748r
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昨日、久しぶりに元アスリート達と飲んで、辞めた時の話の話をした。僕にはなんだかそれが壮大な失恋話のような感じがして、みんな好きじゃなくなる事なんてないというのは知っていて、でもストーカーになる訳にもいかないし、どうにかして自分の中で踏ん切りを付けようとしている。
2012-06-26 09:27:22辞めたら遊びまくってやると思っていても、いざ引退して遊んでも想像していたほど楽しくない。もう制限をかけなくてもいい事がほっとしつつも、悲しい。そういうぽっかりとした虚しさをみんな抱えていて、それをアスリートの性だなと言いながら話し合った。僕らにとっては人生の全てだった。
2012-06-26 09:34:00人はなくなった事を見て喪失感を抱えるけれど、実はその前に”あった”状態がある。無くなって傷つくほど大事なものが、且つて”あった”。実はそれが大切な事なんじゃないかと僕は思う。傷つく事は止められないけれど、でもなくなった事ばかりに意識がいくのもよくない。
2012-06-26 11:58:23人生の難しい所は”ある”状態が永遠ではないという事で、欲しかったものを手に入れれば、いつかそれがなくなる事が怖くなる。怖くてそれを手放すまいとすればするほど、苦しみは大きくなる。あるものはいずれなくなり、人は遅かれ早かれ死ぬ。
2012-06-26 11:59:54焦がれるほど大事なものがあるのも苦しい。大事なものがなくなる事を怖れるのも苦しい。焦がれるほど欲しいものがないのも苦しい。どの状態でも悩みも苦しみもある。人生は無い物ねだりで、何かを手に入れているという事は何かを手に入れていない事。
2012-06-26 12:03:55欲する事、それそのものが苦しみなんだと僕は思う。でも、僕らアスリートにはある時期死ぬほど欲したものがある。それは結局手に入らないとしても、自分の体の中に余韻として残っている。本当はそれがすごく大切なもの何じゃないかと昨日思った。
2012-06-26 12:10:19【終わり】夜と霧、だったかフランクルが愛している人は現実にはいなくなっても、自分の中には居続けると言っていた。たぶん愛するとはそういう事で、本当に大切なものは常に自分の中にあり続けるんだと僕は思う。
2012-06-26 12:15:55