震災ガレキの 広域処理について -- 河田昌東さんの 講演から

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河田昌東さん 山梨県北杜市 講演会から -- 広域ガレキ処理について。 http://t.co/FAmsvC5j

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放射性物質に 対する 対策の 基本は 移動させない、広げない、できるだけ 小さくして 保管する。 これしか ないです。

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ただ、今の 政府の ガレキ問題は まったく 反対を いってると 思うんです。

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前は 2200万トンの ガレキが 今は 見直しで 1800万トンに 軽減しています。 400万トン 減らした。

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福島のものは 基本的に 福島県内で 処分する、これは ご承知かと 思います。 問題は 宮城と 岩手の ガレキです。

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この 汚染した ガレキを どうするかと いうことです。 これも 本当は 5年あれば 全部 処理できる。 ところが 政府は 3年で 処理したい。

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残り 2年分、全体の 2割ですけど、全国で 受け入れてほしいと いってるわけです。

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そうすると 全国に、程度の 差は ありますが、数十から 数百ベクレルの そうした ガレキが 全国に 広がると いうことになって 大きな 問題に なってる。

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沖縄まで 運ぼうというんですから、なんのためかと 思いますけど。

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実は これには 深い わけが あると 私は 思ってます。

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福島の 事故が 起こる 1年前ですが、一昨年の 10月か 11月に ある 法律が (国会を) 通過しました。

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これは いずれ やってくる テーマですが、廃炉の 時代を 向かえて 大量の 低レベル廃棄物を どう 処理するかと いうことです。

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その時に 原発 1機で だいたい 20〜50万トンぐらいの 非常に レベルの 低い 汚染物質が でるわけです、コンクリートの ガレキから、木材、鉄くずから。

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それの 処理に 対する 考え方 (に もとづいて) 国会を 通過したわけです。

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セシウムだけを とってみますと、キロ当たり 100ベクレル以下については 放射能と 考えなくても いい、そのあたりに 捨てて いいし リサイクルしても いい、と。

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それ以上は 低レベル廃棄物として 処分する。 そうしないと 対応できないという、法律で。 これは クリアランスレベルと いいます。

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ところが 福島の 事故が 起こったら 100ベクレルでは 対応できないことが わかった。 例えば ガレキを 燃やしますと 30倍ぐらいまで 濃縮されます。

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そこで 環境省は 専門家を 集め 協議して、ガレキに 関しては 8000ベクレルに 引き上げると いうふうにした。

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8000ベクレル以下の 焼却灰等は ゴミ処分場に 捨てても いい、人家の 隣でも かまわない。

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上に 50cm の 土を 敷けば そこで 将来 畑に しても いいし、家を 建てても いいと ちゃんと (法律に) 書いてあります。

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そうしないと (今回は) 対応できないと 政府は 考えた。 ところが 最近、ガレキの 見直しが あり 400万トン 減り 1800万トンに なりました。

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もともと 地方で 引き受けてほしいと いったのは 可燃性の ガレキです。

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焼却場で 燃やすと 30倍ぐらいに 増え、例えば 100ベクレルなら 3000ベクレルに なる。 それは 地元で 保管、処分しなさいと なっていた。

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(ちょっと 休憩)

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ところが 見直しの 結果、可燃ゴミは 外に ださなくて いいと なりました。 全部、例えば 宮城で 処理できる。