ぼくのかんがえたさいきょうの3D検索(黒岩市議の一般質問から) #takeotoilet

武雄市議会 平成23年9月定例会 市政事務に対する一般質問 黒岩幸生  https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201109/index.html https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201109/20110915.pdf から転載 続きを読む
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○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
こんにちは。9月定例議会の最後を務めます黒岩幸生でございます。
昔から終わりよければ、すべてよしという言葉がございます。しかし、残念ながら、九仭の功を一簣にかくという話もあるんですね。これまで13人の議員がすばらしくユーモアあふれる質疑をされたわけでございますけれども、最後の一簣、私が失敗すれば、武雄市議はそんなものかと言われかねませんので、そうならないように今回も前回同様、精いっぱい頑張っていきたいと思います。

最初に、文字の訂正でございますけれども、「議事録の3D検索」としておりましたけれども、それ訂正してあるですかね。「行政事務全般の3D検索」についてでございます。それから、今回のこの質問は、私は議員で37年になりますけれども、その中で一番大きな課題になると思って、少しばかり気負っております。これまで病院問題も大変でした。

あるいは伊万里のあの炉を決めるのも大変な問題でしたけれども、それよりはるかに大きい問題としてしっかり提案していきたいと思います。私の最初の質問は、IT行政推進化についてでございます。ただいま言いましたように、すべての行政文書3D検索についてでございます。

検索というのは、御承知のとおり、パソコンによってこの文字がどこに書いてあるか、あるいはそういう関連のものを引き出すということでございます。よくICTと言われますけれども、私はIT、両方とも情報通信技術だということで、同じことだということでございますので、まだなれておりませんので、ITということを使わせていただきたいと思います。

私がIT行政、電子化を進める大きな理由の一つは、検索機能を最大限に発揮できるからであります。今回の質問、質問というより、主張に近いかもわかりませんけど、それは文字や文書を物象化して3D、つまり、三次元的検索をすれば、検索時間や経費が大幅に削減される。また、会議内容を系統的や系列的に、しかも、なぜそうなったかなど絞り込んで検索したり、それを編集できるという質問でございます。

これまで私は、情報通信技術を駆使することで行政の簡素化、あるいはまた、住民サービスが飛躍的に伸びるのではないか、さらには、武雄市民の皆さん方に対して住民サービスを心がけるならば、行政そのものをIT化すべきだと、これまでの議会ごとに提案をしてまいりました。私が目指すのは、市役所におけるペーパーレス、つまり、市役所そのものを電子化することでございますし、そのことによって紙書類や行政文書の簡素化、さらに何回も申しますけれども、電子化すれば、その電子化が持つ検索機能を最大限に発揮できる、そしてまた、データを保存しやすい、そういう理由からIT化しようということでございます。

時間の都合がございますので、早速質問に入りますけれども、そこでまず、整理の意味を込めて、市長にお伺いですけれども、市長は、ペーパーレスを目指した行政やITを駆使した行政を目指す私のこの主張に対して、どのように思われますか、まず最初に質問をいたします。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
(パネルを示す)これはどうでしょう。3月11日に被災をして68人の方々が亡くなった陸前高田市役所の中です。これ私が一般の者として初めてここに足を踏み入れて、もうこれは今報道されていますので、あえて使わさせてもらいますけれども、これは紙で保存しとったら、こがんなるわけですよ。これを見たときに、なお一層、黒岩議員がおっしゃるペーパーレス化、IT化、これはもう私は全面的に賛成です。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
整理の意味でございますけど、まず、教育長に一言整理をしておきたいと思います。
これまで私が議会の中でiPad、あるいは電子黒板をぜひとも山内に取り入れてほしいと、この前質問しましたね。そういうことで市長は早速予算をつけていただきまして、当時は電子黒板は民主党は反対だったんですね。事業仕分けで削ったんですよ。しかし、市長は理解していただきまして、予算をつけていただきました。そして、教育長は早速山内東小学校ですか、それから、武内などなどでiPadや電子黒板での事業を進めてこられたんですね。

しかし、今となってはほかの学校もぜひともうちもしてくれという話もあるところですけれども、これは7月14日、佐賀新聞に載った内容でございますけれども、佐賀県もやはりITに力を入れているんですね。ICT先進教育県へということで目指してございます。県独自のシステムを構築したと。これは致遠館中学校がモデル校らしいですけれども、各自に情報端末、あるいは電子黒板、さらに電子教卓を与えているという話なんですね。

そしてまた、これは9月2日の新聞でございますけれども、ICT活用ということで、武雄青陵中の話が載っていましたね。武雄青陵中が実証実験校に選ばれたと。ここは中高一貫校でございますので、中高連携して「ウェブを通し学び合い」という見出しで書いてあります。内容といたしましては、武雄市の武雄青陵中が総務省と文科省が公募したフューチャースクール、このフューチャースクールというのは、元総務大臣の原口代議士は一生懸命これに力入れられておったものですね。あちこちでよく聞きました。それと学びのイノベーション事業、これの研究校に選ばれたということですね。

内容といたしましては、本年度から3年計画の事業で進めると。さらに、全国で武雄青陵中を含む中学校8校、特別支援学校2校、10校のうちに選ばれたんですね。大変な快挙だと思うんですね。そこで、教育長にお伺いですけれども、このようにiPad授業を初めとするIT授業と言ったらいいですかね、そういうことができる学校をもっともっとふやしてほしいと思いますけれども、教育長はどのようにお考えか、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
浦郷教育長

○浦郷教育長〔登壇〕
私も、この電子黒板、iPad等を使った授業、子どもたちの学習意欲、それから、学力向上面等含めまして、子どもたちの育つ今後を考えた上でも、極力取り入れていけるだけ取り入れていきたいというふうに考えております。

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    ○議長(牟田勝浩君)
    23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
やっぱり子どものころからITに親しむ、自分のものとする、手足のごとく使うと、これはやっぱり大事だと思うんですね。やっぱり小さな、うちの孫であっても、取り扱い読み切らんでもひねりますもんね。だから、そういうことからならしておくのが必要じゃないかと思います。

市長にお伺いですけれども、それから、MY図書館構想も打ち出しました。これは図書館の本を電子化することで、自分の家におって、そして、その図書館の本を読めることになる。あるいはまた、これを移動図書館として利用できる。もちろん、このときも著作権問題、横にはたがっていますね。しかし、大きな将来を考えたら、そうすべきだという話もしましたし、さらに、古文書が非常に保存しやすい、破れにくいなどなどの利点を上げながら、ここで質問しました。

市長は早速、幾らやったですか、1,781万円ですね、当時、国からその予算を引っ張ってきてもらったんですね。非常に反省しているのは、そのとき我々が言って、そして、市長が一生懸命された。そして、我々は何もしとらんとですね。やはりそこではIT推進特別委員会ぐらいつくって、やっぱり一緒に市長としていかにゃいかんなと反省をしとる。だから、今回、牟田議長さんのほうにIT推進特別委員会をつくってほしいという申し入れをしております。この9月議会で必ずできると思いますけれども、そういう体制を議会としてもするつもりでございます。

しかし、残念ながら、せっかく市長が1,781万円持ってこられたんですけど、約2,000万円ぐらいの事業だったと思いますけど、これを税金の無駄遣いだとする議員もおられるんです。そして、それを自分の持っておられる通信で流されたんです。だから、「武雄市はそんな税金を使っているのか」という話も私のところに来たんですね。

「それは違いますよ。この分については研究費として市長が国からもらってきたんですよ」と言いましたけれども、そこで、市民の皆さん方に誤解のないように、予算の性質や中身について再度説明をお願いいたします。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
また、これもまた宮本栄八さんという議員にもううそ、でたらめ書かれて、もう本当に困っていますよ。ちゃんと言います。
市の負担は188万8,000円であります。しかし、「宮本栄八通信」というんですか、私はまともに読んだことありませんけれども、あそこに2,000万円近く書いて、予算の無駄遣いと書かれたわけですね。しかし、先ほど黒岩議員から御指摘があったように、全体の1割なんですね。2,000万円近くはすべてこれ国の交付金なんですね。

具体的に言うと、光をそそぐ交付金であります。その予算が1,969万9,000円なんですよ。ですので、全部これ国費というわけいかんわけですね。必ず最低でも1割は市が負担をしなさいというのが補助金の本旨なんですね。繰り返しになりますけれども、そういうことをちゃんと書いた上で出さないと、もう私はそれを出す資格はないと思いますよ。宮本栄八議員さんにおかれては、それは反省を強く促したいと、このように思います。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
前に進みましょう、前に。もう一緒ですからね。言っても一緒ですよ。市長、もっと大きなことですから、きょうはですね。電子書籍化について、さらに考えを進めていけば、先ほど言いましたように、MY図書館のみならず、検索次第では物すごいことができるなという考えになったんですね。そういう発想をしております。扱い方次第ではIT行政そのものが、全世界のですよ、飛躍的に推進していると言っても決して過言でないと思っております。

そこで、まず最初に、ITに関する考えを市長と一緒にちょっとすり合わせしたかですよ。なぜかといえば、私、ITに全く素人ですね。市長さんはフェイスブックの会長ですか、ツイッターの会長ですか、もう雲泥の差ですので、これは質問の中でいろんなことが認識を一致しておきたいと思いますので、最初に資料の説明からいきたいと思いますけれども、まず、ずっと飛ばして7番目、7枚目をお願いします。(パネルを示す)これですね、この文書です。市長さん、これですよ。7枚目。市長さん、この意味ですけれども、右側に書いているのはすべての行政文書という意味なんですね。

今から言うのは、行政文書とか本とかすべてですよ。あらゆるものだということを思ってください。それを真ん中に書いてあるのは、これはスキャナーですね。これをスキャニングして、そして、それを電子化してすべてのサーバーにおさめる。つまり、すべての書式、いろんな書式をスキャニングして、そして、すべてのサーバーにおさめるということまで御理解してください。いいでしょうか。

次に、今度は6になるですかね。(パネルを示す)資料の6ですけれども、この意味はいろんなパソコンからのいろんなデータをすべてサーバーに上げると、上げているということを考えていただきたいと思うんですね。すべてサーバーに持っていく。今からサーバー等の話をしますので、ここに持っていくということを書いているつもりですね。もちろん、直接PCにはスマートフォンとかは介入できませんからね。

それともう1つ、次の書類、逆に5になるですかね。(パネルを示す)5番目の資料ですけれども、これはそのPCの持った情報をすべてサーバーに投げた、そのサーバーをクラウド化する、別のところに置いておくという話ですね。この右側のほうの×をつけておりますのは、先ほど市長さんが写真で言われたそのものなんですね。せっかく電子化しても、サーバーを地下室に置いていたために流されてしまった、紙文書を流されたということ。これはだめですよと。

そういうことをうちの会派で今度沖縄に行ってきました。沖縄はサーバーを預けるのに一番よいところなんですね。それはまず地震が来ない。そして、もう1つは、距離が離れているために、同時災害がない。だから、どちらか助かるという考え方でその沖縄が今データが物すごう集まるんですね。震災前と後では10倍に膨れ上がったんですね。そして、最近では霞が関の行政文書が物すごくふえたということでございます。

それから、もう1つですね。もう1つ、物すごう説明しにくいのでお願いですけれども、そのサーバーがすべてこの箱(箱を示す)に入っているということで御理解をしていただいてよかでしょうか。ありがとうございます。

それでは、質問に入っていきますけれども、冒頭申しましたけれども、3D検索、これは辞書にないんですよね。私が勝手につくりましたからね。つまり、3Dというのは三次元世界のことなんですね。それで、いろいろ考えて3D検索という言葉をつくりました。
それで、主張しますけれども、3D検索をすれば、先ほど言いましたように、検索時間があっという間で、検索時間が短縮になる。そして、経費も安くなる。物すごういろんなものが大幅に変わってくるということですね。

また、大事なことはここですけれども、会議内容を系統的に、あるいは大事なところは、なぜそうなったのかという検索は今できませんね。これがなぜそうなったかという検索もできるようになるんですね。このことは後で力説しますけれども、だから、具体的に絞り込んで検索したり、その編集ができるんですね。今回はこの点について力説をしていきたいと思います。

最初言っておきますけど、もちろんこのことは私だけの思いつき理論じゃない。いろんなCIOの方、情報統括監ですね、数人の情報統括監とお会いしましたし、もちろん武雄市の山崎CIOともいろいろ話をしています。そしてまた、IT技術者、あるいはIT検索の特許を持った方たち、大学の先生もおられます、学識経験者ですね。そういう方々と話をしながら、一つの理論を持ってきているということをまず最初にその説明をしておきたいと思います。

そこでまず、3D検索という言葉から入っていきますけれども、御承知と思いますけれども、3Dとは三次元ですね。では、一次元、二次元、三次元、四次元もあるかわかりませんけど、一次元とは線なんですね。これは少し幅があります、面ですけど、線です。その一次元の世界におれば、敵が攻撃するのを2カ所でとめることができますね。逆言えば、ここを攻めるのには2カ所から攻められますよと。たった2カ所、距離が幾らということなんですね。そういう感覚です。

二次元の世界、二次元の世界は面なんですね。面ということは、御承知のように、縦と横、この文字ですね。縦と横、二次元の世界で身を守るためには、縦と横を守れば済むんですよ。

しかし、ここを攻撃するためには、つまり、検索ですね。ここを検索するためには横と縦から検索することができるんですね。
では、3D、三次元、三次元というのは何かといいますと、縦と横、言いましたね。つまり、奥行きですね。三次元というのはXYZ軸であらわしますね。だから、このXYZのこの分(箱を示す)が出てくるんですね。これが大きく変わるんです。今まではこの面だけ守っとけばよかった。あるいは最初は線ですね。

それで、面を守るようになった。しかし、立体になれば、それこそ四方八方、縦、横、高さ、3カ所、いわゆる四方八方から敵の攻撃を防がにゃいかん。ということは、四方八方から検索ができるということなんです。今まで縦と横からしかできていないね。だから、どこにあるかぐらいしかできなかった。それが3D化することによって大きく変わるという意味でございます。

3D、今はやりですね、いろいろね。ほかにもいろいろありますけれども、例えば、3Dコンピューターグラフィックスですね。これは三次元モデルをコンピューターのディスプレーなどに擬似的に実現したものですね。それから、3Dモデリング。これは三次元を考慮した設計を行うこと。

この前、何日前ですかね、供養でいとこと会った。いとこ1級建築士なんですね。それに話した、「ヒロキ」と言って話ばしたぎですね、「いや、今、車みんなこれですよ」って。車とか、エンジンとか、どの部分を外すかに物すごいやっぱり神経使うんですね。いかに軽量化──だから、この「3Dモデリングやなかならもうだめですよ。今の設計図はもう既に立体設計ですよ」という話をされた。「ああそういうもんや、一度見せてください」と話をしたんですけれども、そういうことが進んでいる。

さらには、3Dフォト、フォトグラフと言うんですかね、立体写真。それから、3Dはがき、市長さん、3Dはがき見たことあられますか。この前、事務局の川久保さんから持ってきていただいたですね。見たら、やっぱり浮き上がって見えるんですよ。アドバルーン、あれは思わず手で触りたくなる。しかし、二次元の世界ですね。それからまた、3D映像、3D音響、3D映画。今は進んでましょうけど、昔、見よったら、やりが飛んできたらよけよったですね、あれが立体映画ですね。それとまた、今、3Dテレビなどなど3Dはもう上げられていますね。

ここで大事なことは、いずれも平面、二次元の世界に三次元として映されておる。この感覚が大事なんですね。
それで、既に医学の世界ではいろいろ利用されているんです、これは。もう3Dというのはですね。繰り返しますけど、もともと文字や文章というのは平面の世界ですよね。二次元の世界です。それを立体化する。それを立体としてとらえ、文字に奥行きを持たせるんです。そしたら、3D検索、それが3D検索になるという発想なんですね。

だから、そこで、市長にお伺いですけれども、このように物体でない文字や文章を物体化して検索する、そういう方法があってもいいと思いますけれども、どのようにお考えですか、答弁求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
あっていいと思います。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
どういうことかといいますと、これは(本を示す)例えば、おもちゃの絵本としますね、おもちゃの絵本。こう見たら、二次元の世界がおもちゃはいろいろかいてあるですね。「アンパンマン」、「ゴーオンジャー」いろいろありましょう。今、うちの孫は「ワンピース」──ワンピースって海賊ですよ、このワンピースじゃないですよ、物すごう凝っているね。そういうのがここに載っているとしますね。これを物象化する、立体させる。おもちゃになす。おもちゃの絵を。

そうすれば、どういう現象が起こるかといいますと、(箱を示す)おもちゃ箱になるんですね、この本が。おもちゃ箱になれば、だれでも上から見て、その仮面ライダーが何人、ゴーオンジャーが何人、そしてまた、「ワンピース」を何人と分けることができますね。上から見れば、三次元で見れば分けることができます。

同じ理屈ですけれども、これが(本を示す)今度は動物の絵本としますね、動物の絵本。動物の絵本であれば、トラさん、クマさん、いろいろかいていますね。それは二次元です。これを立体化して考える。そうすれば、この本は、そうですね、(箱を示す)今度は動物園になるんですね。あるいはまたサファリになる。そういうことになれば、これを哺乳類とか、爬虫類とか、いろんな系列に分けることができますね。ここまでは御理解いただけると思いますけれども。

このように、まだあとありますけれども、まず、ここまで、時間もありますので、このように文字や文章を3D検索すれば、これまでとは全く違った世界、全く違った検索、今言いました仕分けできる、上から区別できる、そういうことになると思うんですね。そうすれば、全く違った世界が開けると思いますけれども、重ねて質問いたしますけれども、どのように思われるか、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
先ほどの御説明で8割5分ぐらいわかるようになりました。一番大きなのは、例えば、農業でいうと、1つの単語を入れると、これが例えば、土地区画整理事業であるとか、農地・水であるとか、そういう箱というか、区分けができるということが恐らく3Dの話だと思います。これで間違いないでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)9割5分まで達しました。

○議長(牟田勝浩君)
質問の途中でありますが、議事の都合上、午後1時20分まで休憩いたします。

休 憩 12時
再 開 13時19分

○議長(牟田勝浩君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
23番黒岩議員の質問からお願いします。23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
午前中からなるだけつなげたいと思いますけれども、先ほど休憩時間中に牟田議長さんからありがたい言葉をいただいたんですけれども、やっと3Dということわかったばいということで、非常に力強くしているところでございます

今言いましたように、立体化することによって3D検索ができるおもちゃ箱の話をしましたですね。しかし、この3D化することで、もう1つ大きな利点につながっていくということを話していきたいと思います。もちろんこれが今回の本当の私の一番大きなねらいでもございます。

3Dの効果といいますかね、そういうことを話してみたいと思いますけれども、それは先ほどもす少し触れておりますけれども、会議の流れを立体的、あるいは系列的に、そして、絞り込んで検索ができるという話なんですね。これまでの検索というのは、先ほど昼休みがありましたが、継続しますけれども、1枚ずつページをめくって、どこにあるかって二次検索だったんですね。これを今度は一遍に検索するという考え方なんです。

つまり、先ほどこれが(箱を示す)おもちゃ箱になりますよって言ったですね。これがおもちゃの絵本であれば、それを立体化すれば、おもちゃ箱を上から見るのと一緒ですよと。そうすれば、おもちゃの種類に分けることができるという話はしました。あるいはまたこれが動物の絵本であれば、それを動物として見れば、この本を今度は種類別に分けることができると言いましたね。

今度はこの箱の中に砂が入っているとしますね、砂。もう御存じですね、わかりますね。そしたら、その砂の中から砂鉄だけを抜き取るという考え。じゃ、どうすればいいか。砂鉄であったら簡単ですね。磁石持ってくりゃいいですね。磁石を持ってきて上からつければ、その砂鉄だけを抜き取ることができるという発想なんですよ。

同じ発想で考えれば、今度はこれを(本を示す)歴史の本だとします。歴史の本ですね。これが歴史の本であれば、いろんな登場人物いますね。いろいろいます。戦国武将もいます、いろいろおります。その中に、例えば、先ほどみたいに、だれでもいいですけれども、例えば、坂本龍馬なら坂本龍馬をそれだけを検索しようという考え方なんですね。

それに関連するものを引き抜くという感じ。そうすれば、先ほどおもちゃを言いました。砂鉄等の引き抜くという考え方をすれば、この箱の中から(箱を示す)坂本龍馬に関連するものをすべて抜き取ることができるという発想なんです。とても平面な二次元の世界ではでき得ない考えなんですね。

だから、先ほど言いました。おもちゃを選別する、砂鉄を抜き取る、ここまでの発想ですけれども、このことをつまり、どう言いますか、本の上から選別する発想、私にはできません。恐らくほとんどの方できないと思うんですね。しかし、これは先ほども言いましたように、ITの技術者、あるいはまたIT検索の特許を持った人たち、さらには大学の先生もそこにおられます。そういう方たちと理論上詰めた結果なんですね。理論を実践するのは技術者、専門家なんですね。我々はできれば理論を積み重ねていくのが大事だと思うんですね。

このように文字や文章の検索にとどまらず、会議の流れが抜き取ることができる、これが一番大きな3D検索ね。なぜそうなったのかなどを抜き取ることができる、これは最初言ったところですね。そういうことができるということになるんですね。

それで、今度もう少し別の角度からですけれども、検索と資料に振りかえてみますけれども、先ほど言いましたように、市長さん二次元の世界だったですね。縦と横からしかどうしても検索できないんですよ。しかし、(箱を示す)Z軸がふえただけで、今度はほかのところから、あらゆるところから検索、たったZ軸がふえただけですよ。(「わかった」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。ということなんですね。

今までここが丸だったとしますね。丸にもいろいろあるですね。二次元の世界は丸。こっちから見ても丸だったとしますね。こっちから見て丸だといったら、中に入っているのは球ですね。球ですね。あるいはまた、ここが丸だった。しかし、こっちから見たら長四角だった。

あるいはこっちから見たら長四角だったといえば、この中に入っているのは円柱なんですね。それだけ絞り込んで検索をできるという発想なんですよ、立体化すれば。Z軸がふえるだけで、あらゆることが、先ほど言いましたように、どこの箇所からでも攻めることができる。どこの箇所からでも検索ができることになる。大幅に変わるんですね。

今まで皆さん、すべて議事録検索、今されますけど、縦と横でどこに書いてあると、それを見つけ出してコピーするだけだったですね。それが立体的、系列的にできるという話でございます。

それから、けさふと思ったんですけれども、思いつきで質問しちゃいかんですけどね、これまで紙文書、紙の書類の中で、例えば、難しいのは、今まで何々を参照してくださいと書いてあったですね。広辞苑を参照してください、カタログを見てくださいと書いてあったんですね、文書に書けないですから。しかし、今、パソコンの画面には、ここをクリックするということ書いてあるですよね、リンクしてくださいと。ちょっと朝思ったんですね。

ここに例えば、先ほど市長が言われた日産のあれ何ですか、電気自動車、これは日産電気自動車と書いてあったら、ちょっと後ろに挟めていますね、これは後で次の質問する予定だったんですけど、ここにリンクすれば、これが(パンフを示す)パソコンの画面では出てきますね。今までの紙文書的考えだったら、絶対これが出てきません。

これはどこから出てくるかといえば、これこそ三次元のほかのところなんですね。これがこのZ軸に入っている。この紙の後ろにちょうどこれが入っているわけですね。こういうことになる。つまり、これはサーバーですから、すべての文書があるわけですからね、当然、この中には入っているわけですね。それをここから引き抜くように、クリックするように、先ほど砂鉄を抜くように抜けば、すべての会議録が出てくるという考えなんですね。

3D化するということは、お互い共有しているすべてのサーバー、先ほど当初市長さんと上げましたけれども、合わせましたけれども、それに絶えずリンクしている、だれでもですよ。だから、ここから自由にだれでも検索できるんですね。今までみたいに紙文書であれば、何ページの何ということしかできませんので、系列的に引っ張らなければ膨大な資料から検索できないということ。だから、絞り込むことができる。縦、横、高さからですね。という発想でございます。これを概念の物象化という話をされたんですね。哲学ってあんまりわからなかったんですけれども。

もう1つ、立体化でだれでも考えたら1回ぐらいはされているかもわからんというのは、カテーテル検査、心臓ですね。私、去年になりますかね、嬉野医療センターでカテーテル検査を受けて、そのとき思ったんですけれども、この心臓を見せますね。平面な画面でしょう。しかし、ここから入れて、血管が立体的に出てくるんですよね。

しかし、そこが悪いところがあれば、そこにステントというんですか、入れて膨らますことができるんですね。実際見ているのと一緒の状態で、もう医学では既にしているんですよ。しかし、画面は平面ですよ。しかし、その平面な画面に心臓の後ろの血管、それがぐるっと回って正面に見えるんですね。この発想なんですね。

だから、ここは大きな違いですけれども、だから、ここのところは繰り返しておきたいと思いますけれども、これまでの文字や文章の検索は、あくまで先ほど言いました二次元の世界で、どこにあるかということなんですね、どこにあるか。だから、なぜそうなったかと調べるためには、いろんな資料を何回も寄せますね。何回も検討して初めてその経過がわかることになってくると思うんですね。

実は苦労したのが、ある自治体ですけれども、入札が途中で取り下げになった話なんですね。それは私が伊万里のガス化溶融炉じゃないですけれども、焼却炉、それをつくりたいためにいろんな勉強をしていたんですね。ある自治体ですよ。朝一番に告示しとって、4時ごろ入札取り下げとっとですよ。びっくりして、なぜそうなったか調べるために、実は事務局の力もおかりしたんですけど、3年分のその特別委員会の資料を取り寄せたんですよ、出てきませんので。

そして、ずうっとして、いいのだけチェックしていって、そして、理由がわかったんですね。しかし、この検索の方式でいけば、いいですか、この検索の方式でいけば、例えば、伊万里で──いや、一番いいのは、流動床のガス化溶融炉だということでばらまかれたんですね。その後、ここでそういう論議も何もないですよ。ただ、私たちが私と松尾議員と一生懸命理論してきて、戦ってきたところに、いや、流動床式のガス化溶融炉が一番いいですよとぽんと投げられたんですね。それも簡単にできるんですよ、3D検索というたら。

後でまたゆっくり言いますけれども、1つは、3年分の議事録をとらなければわからなかった。じゃ、絞り込みができますからね。大きいサーバー、これに入っています。(箱を示す)この中から佐賀西部広域環境組合だけ抜き取るんですよ。それができますからね。先ほどの砂鉄を抜く要領です。そしたら、今度佐賀西部広域環境組合で流動床のガス化溶融炉も論議になっているはずね。それは担当者会議もあるでしょう。副市長会議もあるでしょう。あるいはまた首長会議ですね。武雄市議会でもやりました。

さらには広域圏の組合でやるですね。それで、この中から今度は流動床式のガス化溶融炉を引き出すね。そしたら、そこの議論されたところのガス化溶融炉が出てくるんですよ。これがオミットされたんですから、これの欠点ということで入れれば、なぜ西部広域環境組合でこれが外されたかということができるという話なんですよ。そういうものが3D化すればできるという発想なんですね。ちょっと余談、ほかのところに行きましたけれども。

だから、3D化検索をすれば、先ほどみたいな砂、あるいはおもちゃ箱の選別ですね、そういうことをすれば、必要な関連項目を一度に抜き取ることができるし、絞り込んで検索ができるということなんですね。二次元を三次元ということですけれども、これが市長さん、概念の物象化ということだそうでございます。

哲学で非常に難しゅうございますけれども、私の解釈では、物でない言語やものを物とする考え方、あるいはまた、理論上でしか存在しないものを物とする考え方ですね。私はそれくらいしか思いつきませんけれども、二次元を三次元にすることもあるですね。実践理論に強い樋渡市長さんのこの概念の物象化ということについて説明があれば、よろしくお願いします。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
私は黒岩議員さんのように高尚な人間じゃありませんので、もう少しちょっとレベルを私ぐらいに下げて申し上げますと、例えば、これは非常に論議になった、あの市民病院の民間移譲を例にとると、市民病院の民間移譲としたときに、それを例えば、グーグルで検索しても、市民病院の民間移譲という言葉がひっかからないとやっぱり出てこないわけですね。

しかし、私なりにずっと質問を聞いて消化したところによると、市民病院の民間移譲とした瞬間に、ここのタブレットの画面に、例えば、そこに議員ということを入れたとしましょう。そうすると、こっちに賛成の議員、反対の議員というのは多分出てくる。多分これが3Dなんですね。

そこに例えば、反対の宮本栄八議員というのをクリックすると、いろいろ出てきて、その中に例えば、「栄八通信」が出てきて(広報紙現物を示す)、このうそばっかり書いてあるのがこう出てくるわけですよね。ですので、そういうことが恐らく3Dだと思うんですね。だから、言葉だけじゃなく、背後のことまで出てくる。私はいろんなところで、もう宮本栄八議員さんに関しては反論もしていますので、その反論も出てくるということになろうかと思います。

したがって、これは恐らく、私はどこまでこれが技術的にいけるのかというのは、これから一緒になって研究をしていきたいと思うんですけれども、もしこれが本格的になるとなると、これはもう検索の世界の概念を全部打ち破る、物すごいことになると思いますので、そういう意味では、本当にこれは期待をしたいなというふうに思っております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
どうもありがとうございます。
今言いますように、市長がおっしゃったとおりですね。これまでは検索ということで非常にかっこいいですけれども、単なる二次元の世界で探してきてコピーするだけだったんですよね。それが変わっていくということですね。だから、条件をつけて、このすべての書類から抜き取ることができる、このことなんですね。こういうことができるということですね。

だから、先ほど言いました佐賀西部広域環境組合のことでも、そういうふうにすれば、なぜそうなったかまで一瞬にしてわかっていくということができるんですね。それで、資料の1番をお願いします。

(パネルを示す)資料の1でございますけれども、下にいろんな書類を書いてあるのが、これがすべてのサーバー、資料1いいでしょうか、これですね。下にいろいろ書いてあるのがすべてのデータがこのサーバーに入っている。その中から、例えば、整備新幹線ということを抜けば、整備新幹線の関連するものがすべて先ほどの砂鉄みたいに、ずるっと引き抜くことができるということですね。これが1つね。

もう1つは、次の資料2ですね。(パネルを示す)左側にいっぱい書類を持っていますけれども、これは先ほどみたいにもうサーバーに入れていますからね、その資料の抜き方ですけれども、まず、例えば、整備新幹線と入れますね。そして、全部抜いて、その後で、じゃ、レールの方式はどうなのかといえば、それがまたその絞り込んで見える。

そして、駅の施設はといえば、新幹線の整備駅がこれが絞り込んで取り出すね。住民クレームはどれかと、それが出てきます。それをさらに、下から見てくださいね。今度、環境アセスメントから考えた方向でも抜き取ることができる。つまり、先ほど箱を言いましたね。どこからでも検索ができるということを書いております。

だから、会議というのは縦横無尽な会ですね。どこからでもいろんな資料を持っていって会議をいたします。それは現実ですね。そういう現実の会議に似たものが、今みたいに検索できるという発想なんですね。会議の流れそのものが、さっきの佐賀西部広域環境組合関係みたいにわかるということが出てきます。

そして、今までは縦、横の検索であんまり膨大な資料は対応できなかったですね。しかし、絞り込んで検索をできれば、資料は多いほどいいんですよね。もうすべて出る。世界じゅうのすべての資料をこれに入れば、みんながこれでできるようになるわけですからね。絞り込んでとれますから。ページじゃないですからね。先ほど言いましたように、ページを飛び越えて三次元でとれますからね。そういう世界が開けていくということでございます。

さらに、これは当たり前のことですけれども、次の資料をお願いします。ちょっと議会にもサービスしとかにゃくるわるっけんですね。(パネルを示す)これはいろんな会議があったにしますね。そして、これは山田太郎と書いて、山田太郎さんの発言集ということでつくろうと、自分の発言集をつくろうと思ったらつくれるということなんですね。

ここで会議があった、ここで会議あった、あるいはまた、武雄で何かつくるとき会議あった、すべての会議を自分の会議録って、ずるっと引き抜くことができると書いているんですね、これはね。それと、例えば、武雄ビルに何かをつくろうとなったときに、じゃあ、地番がわかれば写真からなんからすべて下のほうからですかね、検索ができる。

検索ができるし、自分のものとして飛び越えて、紙でないですから、飛び越えて、壁を飛び越えてとれるという発想なんですね。これを今度、先ほど言いましたように、自分のものとしてちゃんとつくっておくことができますよということなんです。このことについて、市長何かコメントがあればお伺いします。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
これ、ちょっと間違いがあったら正していただきたいんですけれども、これが革命的だと思ったのは、例えば、山田太郎という議員というのを入れると、今のパソコンだと、山田太郎議員というのが、ばあっと出てきます。それだけだったら、今までの二次元検索なんですが、これがすごいのは、今、実は今度ウィンドウズ8も出てきます。

今、タブレット出てきます。私もiPadⅡを使います。これ何ができるかというと、これよろしいですか、出して。これすみません、白黒で恐縮なんですけれども、恐らくこれが(資料を示す)画面として出てくる、これが。そうすると、何でそれを私が力説するかというと、タブレットの場合は、iPadⅡみたいなやつですね。それを例えば、ここ、申請受け付けというところを押すと、ここに申請受け付けが、だあっと出てくるんですね、多分。これが今技術的にも可能なんですね。

ですので、繰り返し言いますけれども、今まで検索というのは1つの窓に1つの言葉しか入れられなかった。しかし、今回、それを入れると、こういう地図が出てきて、それで、これを図として見たときに、3Dとして見たときに、これを押したときに、この広がりが出てくる、そういうイメージでよろしいんでしょうか。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
ほとんどそれと一緒ですけど、1つ大きな違いは、市長、大きな違いは、どうしても今まではページをよそから持ってきているということなんですよ。だから、私たちの会議録、議事録というとは、PDF、何ですか、ポータブル・ドキュメント・フォーマットですか、写真ですね。例えば、9月15日ですね、きょう。

9月15日の議会はすべて1枚の写真として保存されているんですね。そこの中から持ってきているんですよ。今度も一緒ですね。恐らくほかの、今、タブレット、いろんなこと言われましたけれども、ヤフーでも何でもみんなその域を越えていないんですよ。これを越えるのが、当初言いましたように、この本を1枚1枚の二次元を上から透かして系列的に抜き取るということ。だから、行政文書は先ほど市長言われたように、ほとんど平面ですもんね。それは持ってきて、窓口をつくって、そこに入れれば簡単にできますよ。

それを検索する方法が壁を越える、ページを越える、立体化して見るということ。今、恐らく、少々のものでも何百ページもあるのをどこからかページを持ってきている。しかし、抜き取ることによって、系列が変わってくるですね。先ほどみたいに、横に絞ってきます。大きくとっとって、分けていける。その違いが出てくるんですよ。それはおいおいいいと思いますね。

では、実際、どのような比較になるかといいますと、実はここに、これも事務局からいただいたんですけれども、会議録検索システムとあるんですね、会議録検索システム。これは今、ナンバーワンと言われていますけれども、全国ナンバーワンですね。全国で四百二十余りの自治体が加入している。この検索はどのようになっているかといいますと、うちは入っとらんやったですね。

これに入れば、摘出したい年代や会議、発言者を選択し、印刷ボタンを押すだけ。簡単にあなたの資料が集まりますと、こうなっているんですね。膨大な資料からこれを集める。しかし、これはあくまで縦、横ラインが多いだけですよ。だから、その人の発言をその箇所を見つけて、そこをコピーするという考えなんです。この検索はですね。

しかし、今、3Dというのはちょっと悪く言いますと、それをみんなごちゃまぜにするわけですね。悪く言えば。そして、必要なところだけ抜き取ると、それが二次元と三次元の違いですね。まあいいですけれども、その必要なページを抜き取ってコピーすること、膨大な量ですので、これに加入していると、420の自治体が加入しているですね。

しかし、これは1ページ当たり、先ほど私3年分とったんですよ。そしたら、やっぱりそれだけ要るわけですね。そのくらい検索したんですけれども、1ページ当たり、これだったら200円ですね。これが1ページ当たり、検索料が200円、ここに書いてあります。過年度分データ作成料1ページ当たり200円。本が二、三百ページのものを今電子化するのに200円ぐらいという話ですね。

一度電子化してしまって、この中に入れれば、みんなが共有できるんです。そこにリンクすればとれますからね。物すごう経費も変わってくるとはもう目の前ですね。ここは革命的なことと思いますよ。検索する方法もそうですけれども、そのページ印刷代がそうなってくる。これも違うところなんですね。

だから、繰り返しますけど、どこでもいいですけれども、二次元であったら、そこを持ってくるだけですよね。先ほど歴史の中、本で言いましたように、上から系統的に抜き取ることができ、先ほど資料1で言いましたね。なかなかイメージわかないと思いますけど、ここにもう何やかんやまじっていると、それから自分の好きなだけ抜き取る。抜き取ったものからまた抜き取ることができる。ずうっと絞り込みができるということです。今まで平面でしたけどね。このZ軸が出ただけそれだけ変わるということをぜひわかっていただきたいと思います。

それができれば、先ほど市長さん言われていましたように、行政文書は簡単に抜き取れるということですね。それで、冒頭申しましたけど、この理論の裏には、数人の山崎CIO初め、その道のベテランの方と、私、全くわからない。わからないけど、こういう理屈だけは自分なりに考えて話をしたら、それはできるという話をされるんですね。できるはずということなんですよ。

だから、私自身は震えるような思いですけれども、IT検索の特許を持った人、IT技術者、うちの山崎CIO、それから、学識経験者、全く私からすれば雲の上の存在ですけどね。その方たちが、それはできるぞという話がありますので、市長、ぜひ行政文書の簡素化、IT行政の推進、ペーパーレスの武雄市、それをつくるため、日本初、いや世界初になるかわからん、これは。世界初ですよ、ないんですから、ということにぜひとも取り組んでほしいと思いますので、市長、決断、決意をお願いしたいと思いますが、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
98%ぐらいわかりましたよ。それで、今思ったのは、庁内に山崎CIOに来てもらっていますので、彼を筆頭としてプロジェクトチームをつくります。その上で、例えば、議事録があったりとか、行政文書があったりとか、さまざまな文書が市にあります。だから、まず、庁内ですよね、庁内の文書をどこまでどうするかというののプロジェクトチームをつくるというのが、これが私がきょうお約束することであります。

そして、これは議会にお願いですけれども、先般、黒岩議員からお話がありましたように、ITの何でしたっけ(「IT推進特別委員会」と呼ぶ者あり)IT推進特別委員会をぜひ私からも牟田議長さんを初めとして、議会の皆さんたちにその設置をお願いしたいと思います。

これはあくまでも行政と政治、議会と車の両輪で進めないと、これだけの波動が大きいものはなかなか進められませんので、ぜひ議会に市民病院の民間移譲の特別委員会で支えていただいたときのように、議会に私どもを支えてほしいと。

そうすることによって、単に行政だけじゃなくて、皆さんたちは市民の代表でもありますので、市民の皆さんたち、地域の皆さんたちの目線がそこに反映されるということになりますので、9月いっぱいでプロジェクトチームはつくりますので、ぜひ議会におかれてもそれをつくっていただければありがたい。

そこで議会の中で議論をしながら、1個1個プロジェクトの、これ一気にできるような話じゃないんですね、1個1個積み上げていって、最終的には日本で初の地域発信型のこういう3D検索のシステムということになればいいなと思っていますし、行く行くはこのモデルを東北の被災地の市役所にもう無償で提供したいということを思っています。みんな書類が流されて困っている、また、つくるのもまたどうなるかわかんないということでありますので、これをやっぱり温かい気持ちで、そのITもそういう気持ちで地域を支えるという一つのロールモデルになりたいと、かのように思っております。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
確かに東日本というのはいい考えだと思うんですね。市長、当時、義援金が配分されない、住民が把握できないから配れないと。いまだに配っていないでしょう。あってはならないことなんですね。だから、そのときに市長がもうぜひ武雄の市民になしてもて、当時言われていましたね。ああいうことがIT化すればできていくと思うんですね。

ぜひモデルというよりも、助けと言ったら怒られるかわかりませんけど、一緒になって、行政そのものがなくなっていますから、逆言えば、一番やりやすいところですね。言葉は悪うございますけれども、もう紙文書をつくるよりも、もうこれでいこうやという話ができる地区、特に陸前高田市か、よく言われるですね、そういうところとぜひ組んでいただいて、このこともよりできる。必ず、私、研究すれば研究するほど、毎日震える思いをするぐらいの内容ですので、ぜひやってもらいたいと思います。

最後に、もう一度、いろいろわかりにくいことあったと思いますけど、まとめますけれども、すべての書類を電子化するということから始まりなんですね。そうすれば、やり方によって、仕方によっては文字や文書を3D化することができます。そうすれば、ページをめくらずに、系統的に、系列的に上からずるっと引き抜くような検索ができる。このことをまずだれでも頭の中に入れてほしい。どうしてできるかは技術論者に任せます。ITの技術論者やITの検索特許を持ったいろいろな人がいますので、そこに任せるとしても、そういうことができるということを頭に入れていただきたいと思います。

これまでの会議というのはPDF、1枚の写真ですね。そこで縦、横から持ってきた、それをコピーしたのが我々が検索と言っていたことなんですね。探すというのはそこまでだった。これからはなぜそうなったか、絞り込むことによって、なぜそうなったかということが調べられるようになるんですね。そうなれば、これが効率的であるのは言うまでもないことなんですね。

さらには、今言いますように、3D検索というのは一つの流れを立体的、系統的に検索ができる。そして、先ほど言いましたように、これ箱でしたけれども、共有するすべてのサーバー、リンクしていればだれでも見ることできるんですね。今まではこれはページでしたね。目次というのは。紙ですから、何ページですよ。しかし、これからはこのサーバーにつないどけば、ここに白紙と、こう書いてあるけど、白紙でいいんですよね。それを書きさえすれば、それを検索するね。

これも考えたんですけれども、ちょうど水族館の窓口からサバを探す、タイを探す、何を探すと一緒のことなんです。3D化。今までページですから、次のページが見えませんので、それは何ページに書いてありますよということだったのが、立体的、水族館で魚を探すと一緒。つまり、この魔法の箱じゃないですけどね、この中から書くことだけで探すことができるという発想なんですね。だれか会議のとき、ぽっと言いよったですね。じゃ、ドラえもんのポケットと一緒たいねって。あったらいいな、こんなものいいな、書きさえすれば出てくる。

それと一緒なんですよ。まさにそれなんです。まさにドラえもん──ドラえもんを使っていいかどうかわかりませんけど、あのあったらいいな、こんなものいいなと、探しさえすれば、それが出てくる世界はもう目の前なんですね。さっきのカテーテル検査も一緒ですから──と思いますね。

ぜひ武雄市でも積極的に取り組んでいただきたいと思います。私もぜひとも議長にお願いして、特別委員会をつくって、先頭になってこのことに頑張っていきたいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=fYpfr62ZJcg

takeotoilet @takeotoilet

今日も議事録をコピペするだけの仕事が始まるお

2012-07-04 19:25:08