七夕＆友千香誕生日（2012）

HAYA春bot @HAYAharu_bot

「ああああっ！！どうしましょうっ！」「どうしたの春歌ちゃん！？こんな夜中に」「きょ、今日は友ちゃんのお誕生日なんです！１２時丁度になったらお祝いメールするねと約束しておきながら、作曲に夢中になってもう３０分以上も…」「な～んだ。そんなこと…」「えっ…そんなことって……」

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「大丈夫だよ。僕…いや、トキヤが代わりに春歌ちゃんは仕事に没頭してることも含めてお祝いの言葉を伝えたから。だから、春歌ちゃんはゆっくり自分の言葉で友千香ちゃんにメールしてあげて？」「HAYATO様…！お手数おかけしてすいません。ありがとうございます！！とても嬉しいです……」

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「…ついでのようですがHAYATO様、今日は、その、友ちゃんの誕生日祝いを兼ねて約束をしているので……」「うん。わかってる。今日のオフは友千香ちゃんの方をまず優先して！僕だって我儘は言わないにゃ！…でも、友千香ちゃんとの約束が終わったら、覚悟してね♪」「えっ！えっと…はい…」

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「友千香ちゃんの誕生日は七夕。…僕は春歌ちゃんが帰ってくるまで彦星の気分でいるよ」「あ、七夕！そういえば七夕なのにHAYATO様も友ちゃんもオフなんて珍しいなと思っていました。何かとイベントがありそうなのに…」「うん！僕も驚いてるよ。短冊とか灯籠とか簡単に作ってようかなぁ…」

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「わぁ…素敵です！帰るのが待ち遠しいです！」「こぉら！友千香ちゃんの誕生日祝いが先だよ！」「も、もちろんです！…でも、今、一緒に居るのはHAYATO様ですから…HAYATO様との予定をお話しててもいいですよね？」「…えっ、ぁ、まさか春歌からそんな事が聞けるとは思いませんでした」

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「織姫はね、働き者で自分の身の回りが見えてなくて、こと恋愛にも興味がない娘だったんだよ。でも、彦星に出会ってから変わったんだ」「……なんだか共感してしまいます」「でもね、織姫は春歌ちゃんとは違うんだ」「え…？」「春歌ちゃんは偉いね！僕はとても嬉しいにゃぁ」「え？何でですか？」

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「帰ってきたら教えてあげる♪」「えぇ！？ずるいです！教えてください！」「…うん、ずるいね。さっき言った事は嘘だね。…せっかくのオフだからやっぱり一日中一緒に居たかった。だから、他の子と居ても僕の事気にかけてほしくなっちゃったにゃ……。我儘言ってごめんね」「…HAYATO様」

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「HAYATO様は誰よりも我儘言っていいんです！こんな私に素直に我儘言ってくださるなんて嬉しいくらいです。お願いです、私の前だけでも構いません…。もう必要以上に我慢しないでください」「……春歌ちゃんも自分を貶めちゃダメだよ」「…は、はい」

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「話題が逸れちゃったね。とにかく、今日はまず友千香ちゃんの誕生日をめいっぱい祝ってあげる事！あ、メールしてあげて！待ってるかもよ」「あぁ！！はいぃっ！！」「…僕と話してたせいでますます遅れたお詫びもしておいてね」「大丈夫です。『HAYATO様』が既にフォローしてくれてますから」

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「『友ちゃん、お誕生日おめでとう！今日はいっぱいいっぱいお祝いするから楽しみに待っててね…(略)』…送信しました！」「よかった！これで一安心！」「はい。ありがとうございますHAYATO様。…今夜、楽しみにしてますね。さっきの続きもっと聞かせてください」「……うん。僕も楽しみだよ」

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【七夕0】「あ、春歌ちゃんおかえり～」「ただいま、です。友ちゃん、誕生日祝いをとっても喜んでくれました！入れ替わりでしたが他の皆とも会えてとっても楽しかったんですよ」「へぇ…春歌ちゃんも楽しめたなら、僕も満足だよっ」「…一ノ瀬さんも来てくださって嬉しかったです」「…うん」

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【七夕1】「ところで見てみて！小さいけど七夕飾りを作ったんだ！」「わぁ、可愛いです！短冊もいっぱいついてますね。あ、一十木君や翔君…神宮寺さん…皆さんの名前が！いつの間に…！」「春歌ちゃんが留守の間、OTOYAが来てね。皆の短冊つけようよ！って、書いてもらってきてくれたんだよ」

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【七夕2】「友ちゃんの誕生日会の合間にそんな事を……」「うん。皆、意外と器用だよね」「これ…あとで友ちゃんにプレゼントしてもいいですか？」「うん！いいよ！七夕過ぎて渡すことになっちゃうけど…」「でも、こっそりこういうこともしていたなんてきっと驚きます。私だったら嬉しいと思います」

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【七夕3】「HAYATO様…昨晩のお話の続き、聞かせていただけますか？」「…織姫が彦星と結婚したら変わっちゃったってとこまで話したんだよね」「はい…。そして私は偉いって。どういう事ですか？」「…織姫は結婚したあと、彦星との生活に夢中になって、働かなくなっちゃったんだ」「え……」

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【七夕4】「そんな織姫を天帝は怒って、心を入れ替えろと彦星と離して一年に一度しか会わせなくなったんだよ。それが今日、7月7日」「……恋する事を怒ったわけじゃない。ただ、自分がすべきことを放棄してしまったことがいけなかったんですよね」「僕たちで言うなら、天帝は早乙女さんかな」

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【七夕5】「この日の為に、この日を励みに織姫は一生懸命にまた働きだしたんだ」「…今までとはきっと働く時の気持ちが違うんでしょうね。私にはとってもわかります」「……今日、雨だよね。七夕なのに」「え、それも関係あるんですか？」

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【七夕6】「織姫が楽しみにしてた7月7日は雨。天の川が増水して船が出せなくて、対岸で彦星を見ることしかできなかったんだ」「そんな……一生懸命働いているのに」「自分の役割を果たさない事がいかに重罪か思い知ると同時に…」「彦星に会えない絶望ですよね。私だったら…耐えられません」

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【七夕7】「だから春歌ちゃんは偉いっていったんだよ。作曲の勉強をしつつも、僕とささやかで秘めやかな関係を築いてくれてるおかげで一緒に居られる。七夕のお話を聞くといつも感謝してるんだ」「わ、私なんかがHAYATO様とお付き合い出来る事がとても恐れ多い事なので、本分は分けまえないと」

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【七夕8】「そう言う春歌ちゃんが僕のストッパーになってくれてるんだね。ありがとう」「…ストッパー？」「あ、ううん。こっちの話にゃ」「それで、織姫たちは……」「あ、あぁ。２人を憐れに思ったカササギっていう鳥たちが橋になって２人を引き合わせてくれたんだよ」「よかっ、た…！！」

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【七夕9】「それ以降も雨の年はカササギが手伝ってくれて……っ！春歌ちゃん、泣かないで」「ご、ごめんな、さい。織姫に感情移入してしまったようで……」「大丈夫。彦星…ううん、僕はここにいるよ（ぎゅぅ）」「うぅ…はい…HAYATO様。…私はHAYATO様と離れ、たくな、いです」

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【七夕10】「笹の葉さーらさら～、のきばに揺～れる～、お星さ～まキーラキラ～、金銀砂子～♪」「……」「ふふ、泣きやんだにゃ」「…HAYATO様の歌声、大好きですから。ずっと聴いていたいくらい……」「ありがとう。…あぁ、それが春歌ちゃんのお願いかにゃぁ？」「えっ？」

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【七夕11】「まだ春歌ちゃん、この短冊に願い事書いてないでしょう？」「あ…。HAYATO様は？」「僕もまだ。一緒に書こう？」「はい！」「僕は春歌ちゃんの笑顔がだいすきだよっ！」「ああああ、あ、ありがとうございます」「ふふ、なんてお願い事書こうかにゃぁ～？」

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【七夕12】「どんな困難も２人で乗り越えられますように…」「……え」「…え？あ、私いま声に出てました！？」「うん」「えぇ！？なんて恥ずかしい事を…！！」「嬉しいにゃぁ♪七夕のお話をした甲斐があるにゃ！じゃぁ僕は…大切な人へ感謝と尊敬と愛情を忘れない日々を過ごせますように、かな！」