@kkkkssssnnnn による氷菓への評価を皮切りにした京アニへの愛と批評的ななにか　＃京アニ

こばいも @ko_baimo

氷菓11話。省エネ主義の奉太郎があそこまで怒るってのは、プライドの高さゆえか。自尊心を刺激する過程を見せる作品だとしたらあまり気分がいいものではないな。データベースにすぎないと謙遜する里志の上から目線の責め口調も不可解だったし、いろいろスッキリしない。 #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

省エネ主義の奉太郎があそこまで怒ったのは、自分すら気づいていなかった自身の隠されたプライドの高さや自尊心に気付いたから、データベースにすぎないと謙遜する里志の上から目線の責め口調ってのは、イリスさんの一言で奉太郎が里志の感情を妬みと受け取ったからでしょう #kotenbu

こばいも @ko_baimo

@grassrainbow ああなるほど、視聴者相手にも奉太郎に同化させるような演出がされているわけですね。 #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

@ko_baimo それでいて氷菓は「日常の謎」がテーマで、今のところ事件の真相を全て「感情」や「人間関係」に置き、他シーンでは古典部メンバー三人と奉太郎、３対１のコミュニケーションを裏テーマにしてる。「日常の謎」を人の繋がりとその未接続と捉えている作品のような #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

朝から連投する気はなかったけど、早起きついでに本気出して氷菓についていくつか　#kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

「僕の生活は真っ黒で、楽しいことなど一つもないです」的モノローグで第１話を語りだす男主人公の作品ってのは、ハルヒ以降いくつかあったと思うけど、こと京アニに関して言えば。ハルヒ→クラナド→氷菓のつながりがあるわけで #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

ハルヒだと宇宙人に未来人に超能力者でヒロインは神に愛されたような人間、クラナドでは周りは普通の人間でそこに住む街の不思議な力が人の繋がりの先にあるもんだったと #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

じゃあ氷菓の場合はなにがあるねん？と、俺は原作を氷菓と愚者のエンドロールしか読んでないから何とも言えないけど、人と接しても感情の揺れ動き少ない奉太郎視点で包むが故、つまらないっていうのは確かにあるのよね #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

こうしてみると、超能力とか不思議な力とかいうファンタジーに頼るしか「面白くすることはできない」みたいな、ある種の逆説/メタファーが首をもたげてくる。「つまらない日常をアニメでやるにはファンタジーがないと目を奪われない」っていう感じ #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

ここで一気に視聴者側の意識と作品の意識がぐっと近づくような感じがするの。省エネ主義で感情と言葉の少ない奉太郎の語り口だと、つまらない日常を歩く視聴者と奉太郎の意識のシンクロ率を下げている側面があるのはあるけれどもね #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

化物語に顕著だけど、ストーリーは登場人物の語り、絵は風景を切り取るだけ/歪みをうまく表出するだけ、っていう作品が近年トップに来ている印象があって、京アニはそこにアンチになったんじゃねぇのか？とも思ったりはする。 #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

語りの少な目の奉太郎の代わりに、場面の絵やアニメーションでストーリー（その向こうの日常）を語る手法に意識を持っていってる作品だと思うのよ、氷菓って。これも化物語に顕著、ただ京アニは一枚の絵じゃなく、アニメーションという連続性のなかにそれを見出してる #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

でもそうすっと、じゃあ「人物にシンクロした心情変化に画面演出だけじゃ視聴者耐えらんなくね？」ってなる　これが一番のネック、視聴者を試してるが故の諸刃　初心者にはおすすめできないだよかなんとか #kotenbu

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

京アニ新作は人と話す鳥とのほんわか物語か～

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

京アニのどこが凄いんですかって言われたら難しいけど、まず絵が綺麗か映像エフェクトが洗練されてる。あと書き込みの量が半端ない、背景にしてもキャラ絵にしてもそうだけど、京アニ作品の前に他社のアニメ見れば一目瞭然。近年はアニメ界全体がレベルあがってるから差異は少なくなってきてるけど

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

けいおん！と同年（2009年）で他のアニメと見比べるとそうでもないけど、AIRやってた2005年やKANON（2006年）、フルメタル・パニックふもっふ （2003年）で当時やってたアニメと見比べたら、どんだけレベル高いか分かる

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

これまで日常生活と笑いとファンタジーのぶつかり合いを主に描いていた京アニの路線に中二病はすごくマッチしてる（アニメオリジナル展開といえど）。氷菓が浮いた存在に見られがちだけど、それは「ファンタジーで平凡な日常を救えるか」っていう京アニ内の批評眼があるからじゃないんすかね

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

けいおん！→日常→氷菓→中二病っていう制作作品順が、AIR→KANON→CLANNADっていう3年の流れへのアンチテーゼに見えて仕方ない。だから京アニはリトバスをやらなかった、平凡な日常を送る人の願いのファンタジーで手助けするのを、やめてる。

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

でも魔法やありえない力や街の力なるもののように、たまこまーけっとでは人の言葉を話す鳥がやってくる。京アニらしいブサイクさと愛らしさこの上ないが、AIRで「みていることしかできずに飛び立った鳥」が、ここに帰還したと考えれば、こいつは日常生活を手助けするために戻ってきたのかもしれん

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

ファンタジーと同居しながら笑いを追求した日常、ファンタジーを排し主人公の機転と友達3人を含めた酸いも甘いも含めた友情劇を見せた氷菓、そんで妄想と現実の境界線でのた打ち回る人達を描く中二病でも～。そんでけいおん！スタッフで作られるたまこまーけっと　どう転ぶか注目やーなー

くさのこう 🌈 @kkkkssssnnnn

らきすたはそこをギャグで乗り切った　 QT @yes365am: 結局のところ、一般的に日常アニメと言われてる作品でも、作品として世に出す以上何らかの恣意的なドラマを組み込まなくてはいけないわけで、それによって我々の日常と齟齬が生じてしまうのだと思う。