ゾンビ・サバイバル！　～蔦井雪奈の場合～

20XX年。K県各地で、歩く屍の群れが人間を襲撃する事件が発生。事態を重く見た政府はK県を中心に周辺一帯を直ちに封鎖。だが、避難の遅れから、多くの住民が封鎖地域に取り残されてしまったのであった……。

「私」こと「蔦井 雪奈」は、「彼女」が封鎖地域内に取り残されてしまったことを知る。遅々として進まぬ生存者の救出作業に業を煮やした蔦井は、自らの手で彼女を救出するべく、単身封鎖地域に乗り込むのであった。

と、まあそんな感じの設定で、適当に補完しつつ参りましょう。

• Day 1

封鎖地域内は、歩く屍――ゾンビが至る所に徘徊しています。一応護身術の心得はありますが、わざわざ挑みかかっていくのも馬鹿げています。経験値がもらえる訳でもあるまいし。上手く逃げ回りつつ、中心部を目指すことにしましょう。

• Day 2

• Day 3

中心部を目指し進む私の前に、学校らしき建物が。ふと思いつくことがあって、私はその建物の探索を始めることに。狙いは、保健室。

期待通り、まだ薬品の類が残っていました。簡易の救急箱とは言え、死者の町で医療品を手に入れられたのは行幸です。

• Day 4

四日目の日が暮れ、今日の宿にと入り込んだ民家で、私はまだ新しい、無惨な姿の「歩かない屍」を見つけます。家主と思しきその遺体が意味することは……。この世の地獄は、人の心をも荒廃させるようです。襲い来る脅威は、ゾンビだけとは限らない……。
私は物言わぬ彼の亡骸を、庭に埋めてあげることにしました。この狂った世界の中で、せめて自分は人間らしくあろうと、その誓いの意味を込めて。

• Day 5

彼の遺体がまだ新しかったことに気付いていながら、この家に留まったのは失敗でした。夜の内に、剣呑な雰囲気の集団に住居が取り囲まれてしまいました。私の持つ食糧が目当てのようですが、人殺しだってやってのける連中のこと、何をされるか分かったものではありません。何とか脱出せねば……。

暴徒の集団との戦闘中、突如として現れた別の一団。暴徒の集団を蹴散らした彼らは、私に手を差し伸べてきます。どうやら、敵ではないようです。聞けば、彼らは百貨店を拠点として生き延びている集団で、こうして定期的に生存者を助けてまわっているとのこと。
私が人を探していることを説明すると、彼らは百貨店に同行することを許可してくれました。私は彼らの厚意に感謝し、共に百貨店へと向かうことに。

• Day 6

どうも厄日が続きますね……。百貨店に向かう途中、血気盛んな救出者の青年が救護団の男の銃をひったくると、ゾンビに突っ込んで行ってしまいました。そんな無謀が功を奏す訳もなく、彼はたちまちの内にゾンビに食われてしまい――あろうことか、こちらに向かって襲いかかってきました！　なんと迷惑な！

何とか撃退しましたが、無駄に怪我が増えてしまいました。やれやれですね。
ともあれ、ようやく私達は、百貨店へと辿り着いたのでした。

• Day 7