おしのび葵祭

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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

さて、この後五時より先日政務をさぼ…(ごほん)して見学致しました葵祭で撮影したものをあっぷしていきまする。たいむらいんを占拠致しますので、気になる方は処置をお願い致します。たぐは、#華葵 です。

2012-05-18 16:56:01
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

葵祭は、毎年5月15日(本年は順延により16日)に行われる下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。祇園祭・時代祭とともに京都三大祭に数えられています。古くは賀茂祭、北の祭と称され、平安中期の貴族の間では「まつり」といえば、『葵祭』をさすといわれるほど有名な祭です。#華葵

2012-05-18 17:00:13
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

その起源を長々と語ると、たいむらいんを布武してしまいますので興味のある方はこちらを → http://t.co/MjrAKlz1  #華葵

2012-05-18 17:01:30
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

さて、葵祭の祭儀は5月3日の流鏑馬神事にはじまり、4日の斎王代御禊の儀、5日の歩射神事、12日の御蔭祭などの前儀をはじめ、祭当日の路頭の儀、社頭の儀にいたる様々な儀式からなりたっておりまする。最も知られているのは、路頭の儀の行列でしょうか。 #華葵

2012-05-18 17:02:56
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

近衛使代列、斎王代列は総勢511名、馬36頭、牛4頭、牛車2基からなり、先頭から最後尾まで約1キロにおよびます。平安朝の人々の衣装を身に纏い、京都御所を出発、市中をねり歩き下鴨神社を経て、上賀茂神社へと向かいます。 #華葵

2012-05-18 17:04:34
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

近衛使代列、斎王代列の両列ともすべてをお見せ出来ませぬが、葵祭の雅な雰囲気、華麗な衣装を楽しんでいただけたら幸いです。では早速、近衛使代列から写絵をあげていきまする。 #華葵

2012-05-18 17:07:18
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『肝煎と乗尻(のりじり)』肝煎は、狩衣姿で行列の一番前を行きます。催方(もよおしかた)とも言われます。馬に乗っておられるのが、乗尻です。上賀茂神社の競馬会(くらべうま)の騎手です。 #華葵 http://t.co/nSIBerlA

2012-05-18 17:11:30
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『検非違使志(けびいしさかん)』警察、裁判を司る職で、行列及び社頭の警護にあたります。巻纓においかけをつけ、縹色闕腋、青朽葉色の半臂に白無地表袴を重ねております。 #華葵 http://t.co/YjncZOQR

2012-05-18 17:13:56
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『検非違使尉』大夫尉の五位判官。巻纓だが、おいかけはつけず朱ふつ色(黄色がかった朱)の縫腋袍を身に纏っています。 #華葵 http://t.co/ZEMIaIw1

2012-05-18 17:15:03
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『山城使』山城介で国司庁次官、五位文官。洛外は国司の管轄ですので、山城使が警護と案内にあたります。垂纓繁文の冠に緋の縫腋の袍、六尺の裾、石帯に木地螺鈿の細刀姿です。 #華葵 http://t.co/Ibj6XLbO

2012-05-18 17:16:54
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『御幣櫃と白丁』賀茂両社へ収める御幣物を納めた櫃。五色?、絲、曝布、木綿、麻が柳筥に入っています。御幣櫃を持つ白丁は、検非違使の使丁で、白粉張の狩衣をきています。 #華葵 http://t.co/SvLiZeqq

2012-05-18 17:21:14
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『牛車』御所車とも呼ばれます。種類は多々ありますが、乗る方の地位によって異なります。こちらは唐庇網代杏葉車です。上皇、摂関、勅使の為の牛車です。葵祭に限って車に藤や紅梅などで飾りつけます。 #華葵 http://t.co/BL7kkMY3

2012-05-18 17:24:47
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『舞人』近衛府五位の舞人。勅使の前に六人は騎馬でお供をする。巻纓に?をつけ、緋色無地の闕腋、縹の下襲、黒漆銀造りの剣を腰にさしております。 #華葵 http://t.co/Bkc0rOwh

2012-05-18 17:26:58
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『近衛使代』行列中の最高位の人で、四位近衛中将が勤めます。束帯姿で黒色の闕腋。右腰に魚袋を下げ、金色の飾太刀。馬は唐鞍で飾馬ともいい、銀面をかぶらせています。 #華葵 http://t.co/fP33UmA1

2012-05-18 17:28:56
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『随身』近衛府の武官。近衛中将の場合は四人、少将の場合は二人で交換の護衛を致します。赤色の単、袴は二藍未濃で、黒漆銀造りの太刀、左筆(さひつ)鰐口の尻鞘、黒漆樺巻の鞭も持っております。 #華葵 http://t.co/NErhl5PV

2012-05-18 17:30:44
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『風流傘と取物舎人(とりものとねり)』際列を豪華にするために用いられまする。取物舎人は風流傘を持つ役で、平礼烏帽子に萌黄の雑色、黄色の単。傘と同じ造花を胸や袖につけています。 #華葵 http://t.co/ENvwus0v

2012-05-18 17:32:45
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

近衛使代列に続きまして、斎王代列が参ります。はじめに『命婦(みょうぶ)』と呼ばれる高位の妻女が先頭です。小袖、単、打袴を着用していまする。女官の第二種礼服とされる装束です。 #華葵 http://t.co/yKGP4tdK

2012-05-18 17:34:58
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『斎王代』十二単衣の五衣唐衣裳で、小忌衣(おみごろも)をその上に着用。垂髪で、心葉という金枝に銀の梅花のついた飾金具と日陰絲をつけ、懐に帖を入れ、檜扇を持った姿で腰輿(およよ)に乗られます。 #華葵 http://t.co/chw1ttD4

2012-05-18 17:36:55
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『騎女(むなのりおんな)』騎馬で参向する斎王付きの巫女(みかんこ)。袙(あこめ)の上に汗衫(かざみ)という狩衣のように腋の縫い付けていない上衣をつけています。藤の造花の輪を肩につけています。 #華葵 http://t.co/5MVpxYuf

2012-05-18 17:39:05
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『女別当』内侍(ないし)以下の監督係で、小袖、単、打袴を装っております。白丁が枝の長い花傘をさしかけておりまする。 #華葵 http://t.co/LT76mlIj

2012-05-18 17:41:23
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

『蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)』斎院の蔵人所(会計等を司る)の雅楽を奏する文官。垂纓、緋の衣冠、縹の差貫をつけ、それぞれの楽器を持ちます。 #華葵 http://t.co/OLlOKNSd

2012-05-18 17:43:24
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

列の最後『斎王代の牛車』です。現在の牛車は近衛使代と同型ですが、本来は絲毛車(いとげのくるま)を使用致します。檳榔(びんろう)というヤシ科の植物の繊維を細かく裂いて葺くので絲毛車といいまする。 #華葵 http://t.co/BjiocC3E

2012-05-18 17:45:04
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山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

以上です。衣紋に関わるものとして、可能な限り衣装について述べましたが…字数制限め。たいむらいんの占拠、失礼致しました。よろしければ来年の葵祭に是非お越し下さい。 #華葵

2012-05-18 17:47:41
山科言継(どうする戦国公家) @Nari_tokitsuguY

【お土産】御所にて売られておりました「菊華仙」というお菓子です。表に菊の御紋が、裏面に金箔があしらわれておりまする。次回は時代祭にて販売するそうです。 #華葵 http://t.co/YINvWqkG

2012-05-18 17:51:32
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