原発依存度100%にして、完全に自給可能なエネルギー体制を作ろう!!

デモをやったり、大飯の再稼働を批判したりと、反対勢力が五月蠅いので、思いっきり逆撫でするようなエントリーを書いてみましたw。 核燃料サイクルを前提にした話ではありません。 やる気になれば、今すぐにでも可能なことです。 あまり知られていない先端技術を楽しんで下さい。
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cladegifan @cladegifan

本日の国会答弁にもあったが、 http://t.co/hEazoSaG こういう馬鹿が多いので、ツイートしておきます。タイトルは、「原発依存100%にして、完全に自給可能なエネルギー体制を」。まあ、思いっきり逆撫でしようという意図です(笑)。

2012-07-10 23:57:35
cladegifan @cladegifan

隣に中国なんていうとんでもない危険物があるのに(どれくらい危ないかは、今週の末あたりに流します)放置。一方で、無意味な原発停止を執拗に要求して、国防費に転用すればどれだけ`安全`を買えるか解らない3兆円を無駄に燃やす。アホさ加減に呆れつつ、以下、書いていきます。

2012-07-10 23:59:43
cladegifan @cladegifan

まず、最初にお断りしておきたいのは、核燃料サイクルを実現して云々という先の話ではありません。六ヶ所村の再処理施設は現在問題無く動いている様ですが、これが再三事故を起こしたのは、フランスと違う新しい方式に挑戦したから。例えば、 http://t.co/ZffLoSVh 参照。

2012-07-11 00:05:38
cladegifan @cladegifan

要は、煉瓦を使うことで炉の寿命を長くしたのが日本型なのだが、そのため煉瓦にまつわるトラブルがつきまとう。別に技術レベルが低くてトラブルわけではないので、その点は理解しておいて下さい。なお、先のブログで最後に例の4人組がトンデモコメントをしていますが、真に受けない様に。

2012-07-11 00:09:58
cladegifan @cladegifan

今回の提案?は、再処理反対で再稼働賛成の方向けかもしれません。つまり、再処理が必要ではない。この方がコストが安いという指摘もありますね。僕は、先の中国問題も絡めて核(兵器)について書くため資料を集めていたのですが、その際見つけた情報がネタになっています。

2012-07-11 00:16:06
cladegifan @cladegifan

逆に言うと、この情報で、元エントリーの内容を大幅に変えざるを得なくなったため、そちらは保留してあります。前置きが長くなりましたが、スタートします。原子力発電の燃料はウランです。プルトニウムはウランから作ることが出来るので、ウランが原料と言うことになります。

2012-07-11 00:19:51
cladegifan @cladegifan

ところが、日本にウランがほとんど無いため、オーストラリア等からほぼ全量を輸入することで賄っています。 http://t.co/fz7nry0G なんですが、これは、前に書いた通り安全保障という観点から好ましくない。 http://t.co/sGWruLAZ なんて事件もありました

2012-07-11 00:24:40
cladegifan @cladegifan

他国の様々な事情に振り回されざるを得ないわけで、「絶対に途絶えることなく供給されなければならない」電気を生産する上では問題が多いわけです。これを解決する手段が核燃料サイクルなのですが、現時点ではまだ完全に稼働している状態ではない。では、現時点でどうにか手を打てないのか?というと

2012-07-11 00:27:11
cladegifan @cladegifan

実はあります。海水から採るんです。ウランは、黒潮に乗って流されて来ます。つまり海水に溶け込んでいるわけで、その量は1トンあたり3mg。異様に少ない様に感じますが、日本に流れてくる黒潮は520万トン/年 この中には、日本の原発を500年間動かせるウランが含まれています。

2012-07-11 00:31:51
cladegifan @cladegifan

言い方を変えれば、この内、約2%を採取出来れば日本の原発1年分のウランを賄えるわけです。 では、どうやって?日本原子力開発機構  http://t.co/3yrIgXTq が開発した 放射線グラフト重合法  http://t.co/PBvoFBqP を利用する採取方法を用います。

2012-07-11 00:38:15
cladegifan @cladegifan

ポリエチレンの繊維に放射線グラフト重合法により、海水中に溶け込んでいるウランと親和性の高い化学構造を導入したもので、得られた繊維をモール状に編み上げてウラン捕集材を作製します。なんだが難しいですけど、 http://t.co/7hL7yOTh に写真がありますので参照して下さい。

2012-07-11 00:42:39
cladegifan @cladegifan

当初は、浮かせていたのですが、船等の航行の邪魔になるため、現在は海底にボビンを沈めて、そこからモール状捕集材浮かせ、海水中のウランを採取します。 http://t.co/4NIJHSGW に詳しい資料がありますので参照して下さい。要は、昆布みたいなものです。

2012-07-11 00:46:24
cladegifan @cladegifan

海底から浮かんだ昆布がウランを吸着しますので、それを引き上げて回収するというやり方です。なんだか頼りない感じがしますが、とんでもない。実はほとんど実用化されているのです。具体的には、水深100~200mの海底に高さ60mのモール状補集材を167万本設置します。

2012-07-11 00:54:06
cladegifan @cladegifan

要するに広大な昆布の森を作るわけです。これを60日毎に引き上げて回収します。回収出来るウランは、年間1200トンが目標で、これは100万キロワット級原発6基分の年間必要量に該当するわけです。お解りの様に採取出来るウランの量はこれが限界ではなく、設置数を増やせば幾らでも増やせます。

2012-07-11 00:57:17
cladegifan @cladegifan

もちろん、設置場所の面積が無限にあるわけではありませんが、日本近海には原発全量分を賄って遙かに余りある土地がありますので問題ありません。ちなみに、コストは輸入するよりもやや高価な程度です。つまりほぼ実用化されていると考えて問題なレベルだということです。

2012-07-11 01:00:31
cladegifan @cladegifan

この技術、筑波の人口石油に匹敵する革命的な物なのですが、3.11以降全く評価されなくなってしまった悲劇の技術でもあります。悔しさもあってここに紹介しましたが、なんと言っても最大のメリットは、極端な話、日本の周囲を大艦隊で包囲され輸入をストップされても電気を絶やさずに済むという点

2012-07-11 01:03:54
cladegifan @cladegifan

でしょう。黒潮を封鎖することは不可能ですからねw。何を荒唐無稽なことをとおっしゃる方がいるかもしれませんが、とんでもない。中国が日本に来るタンカーをストップさせたらどうなりますか?遠からず火力発電がストップしますよね。要は日本の電気が止まる。

2012-07-11 01:06:43
cladegifan @cladegifan

しかも、外洋でやられたら、空母を持たない日本に対処する術は無く、国家の命運を全てアメリカに託すことになります。アメリカが中国との衝突を恐れて二の足を踏めば、日本は即お終いですよ。 だからこそ、国内のみで調達可能なエネルギーには防衛上何物にも代えられない重要性があるのです。

2012-07-11 01:08:56
cladegifan @cladegifan

なお、以前紹介した 筑波のオーランチキトリウムによる人工石油の研究も進んでいますが、油の質やコストがどうなるのかという点でまだ不安が残ります。実用化にはまだ一歩という所で、自分的には再処理と同様な位置づけになっています。今回紹介した方法は実質実用化されており、採取されるのは

2012-07-11 01:13:27
cladegifan @cladegifan

ウランその物です。この点で、オーランチキトリウムとは分けて考えるべきだと思っています。 おまけとして、リチウムの話も書いておきます。イオン電池の材料としてご存じの方が多いのではないかと思いますが、これも海水に溶けています。1リットル当たり0.1─0.2ミリグラム程度。

2012-07-11 01:17:10
cladegifan @cladegifan

ほぼ全量を海外、具体的にはチリ、ボリビアの塩湖にある物を輸入していますが、これを下垂から採取する方法も研究が進んでいます。産業技術総合研究所 四国センター  http://t.co/BXOYlFrE 等で研究されている イオンふるい吸着剤 http://t.co/jgM8Tlm8

2012-07-11 01:26:54
cladegifan @cladegifan

による方法です。原理はおそろしく簡単で、名の通りふるいを作るのです。マンガン成分と採取したい金属イオンを混ぜて固めます。そこから酸処理でイオンを取り出すと、そのイオンの鋳型が出来ます。それを海水等に漬けてやると、鋳型に刻まれたイオンと同じ大きさのイオンだけが吸着されるという理屈。

2012-07-11 01:31:04
cladegifan @cladegifan

僕が調べた時点では、吸着剤1gにつきLi40mgが採取出来るとのことでしたので、かなり効率の良い方法であると思います。また、原理の説明からお解りの様に、この方法、混ぜる金属イオンは何でも良いわけで、Li以外のイオンにも同様の方法を応用することが出来ます。汎用性の高い方法です。

2012-07-11 01:33:26
cladegifan @cladegifan

また、他でも各所で研究されており、例えば、海洋技術安全研究所 http://t.co/71IiqBbn、広島大学、北九州市立大学等々。問題は、輸入品とのコスト違いをどの程度に抑えられるかですが、個人的に重要なのは自前で調達出来るという点です。

2012-07-11 01:36:52
cladegifan @cladegifan

なんでかって? リチウムに中性子を当てるとトリチウムになるからですよ。つまり、先の技術と併せると、純国産のウラン、プルトニウム、トリチウムが生産可能だということです。この意味、解る人には解るでしょ?(笑)。

2012-07-11 01:40:23