中田としひろ講演「社会保障としての医療」

日本維新の会中田としひろ事務所 @nakadajimusho

本日は、地域主権型道州制国民協議会にてお話をさせて頂きます。「世界の視点から見た医療改革を！」〜社会保障と財源のあり方、をテーマにお送りいたします。 #nakada

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中田：今日は社会保障について話す。しかし、アメリカや中国の話、介護や通信領域のお話などもさせてもらう予定。早口になるかもしれないけれど許して欲しい。 #nakada

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中田：「社会保障としての医療」としてもお話をするが、「成長産業としての医療」という視点からもお話をしたい。 #nakada

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中田：「増税の前にすべきことがある」と考えている。今の仕組みは昔のまま。これからの時代にふさわしい仕組みを考えていく必要がある。その上で、増税を考えていくべき。 #nakada

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中田：医療の世界は介護・製薬など様々な領域に密接している。広い世界からものを見たい。そのために、ヒト・モノ・カネを集約することを経営することを考えた。経営の世界に入ろうと思った。だから、MBA留学をした。 #nakada

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中田：留学時代は苦しかった。ちょうどその頃、SoftBankの孫正義さん（@massason）がTVにでて、デジタル情報が医療を変えていくと宣言していた。そこで、孫さんとともに働くこととした。 #nakada

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中田：孫さんからは「自分で100億円規模のビジネスを立ち上げろ」と言われた。そこで、100億円を集め、シリコンバレーでベンチャーキャピタルを起業した。それがいまのSBライフサイエンス。2001年の頃。 #nakada

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中田：大学とチームを組んで、研究を製品化してきた。そうすることで、画期的な医療を世界中に届けられる。しかし、そのためには時間がかかる。研究開発・動物実験・臨床試験とやるべきことが多い。5年〜10年かけて3人程度の会社を大きくしていく。 #nakada

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中田：自分は日本人なので日本に貢献したいと考えた。海外で育てた技術を日本で活かしたい。 #nakada

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中田：心臓の弁膜症という症状がある。弁が動かなくなったら心臓を開けなければならないが、それはご高齢者には負担がかかる。だから、負担がかからない技術を開発した。日本の「医龍」というドラマでは夢物語として描かれていたが、米ではすでに開発できていた。 #nakada

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中田：がん新薬を開発するある会社。1992年に創業して2010年にFDAにて認可をとれた。アメリカでも新薬開発には時間がかかる。「医療を成長産業」にするためには、戦略的に取り組んでいく必要がある。 #nakada

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中田：画期的なものが開発されてから製品化されるまでは20年かかる。時間もかかるし、お金もかかる。日本の政府がこれから取り組むためには、覚悟がいる。 #nakada

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中田：アメリカでの生活は充実していた。しかし、optimer（http://t.co/7a3MVGvR）という会社が、製品化に苦しんでいた際に、日本の技術を使って成功した。日本の技術はすごい。日本初の技術を、日本人の手で育てていきたいと考えた。 #nakada

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中田：内向きの日本は、国内の技術を使って日本国内で売る。これでは投資回収は不十分。これからは、最大市場がアジアになる。そこで勝負しなければならない。アジアで勝負できる土台を作る必要がある。 #nakada

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中田：自分が起業した会社を日本にも広めたい。しかし、その技術を日本にもってくると、認可に時間がかかると言われる。前例がない、とも、私の仕事は革新を革新を生み出すこと。日本に失望した。 #nakada

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中田：各国における未上市品目数、これは日本は世界でトップ。そのタイミングも遅い。海外で使える薬が日本では使えない。ちなみに日本は医者の数も支出もOECD平均を遥に下回っている。 #nakada

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中田：医師不足は10年前から指摘されてきた。しかし、統計を見てみれば、医師不足は昔から存在していた。そういった日本の医療の問題点を集めたのが昨年出版された「医療鎖国」http://t.co/7HoviWMf #nakada

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中田：日本の医療システム。一言で言うと、難しすぎる。サラリーマン・公務員・中小企業社員・自営業・高齢者、それぞれ仕組みが違い、全体を俯瞰することは難しいくらい。 #nakada

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中田：基本的に医療の仕組みは負担した分を受け取れるもの。しかし、今の仕組みでは受益と負担が一致していない。ブラックボックス化されている。それが不満をうんでいる。 #nakada

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中田：なぜ仕組みが難しくなっているのか？それは、足りなくなった財源をなし崩し的に税金で「穴埋め」されているから。また、保険料が足りなくなったがために他にお金のありそうなところから奪ってくることもある。 #nakada

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中田：なし崩し的に保険料が穴埋めされた結果、社会保障全体の是第別格差が生まれている。世代間格差を煽る気はないが、変えていかねばならない。 #nakada

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中田：これから、国民総背番号制が導入されてくる。身分や会社、学歴で差別されるべきではない。保険原理が成立する上では、負担と給付を一致させていく必要がある。 #nakada

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中田：税金で投入する医療と保健医療は明確に区別する必要がある。自分で負担しているものなのか、支えてもらっているものなのか、それは区別しなければならない。 #nakada

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中田：いまはフローの所得しかおえていない。しかし、資産も把握し、場合によっては資産に課税することも考える必要がある。消費税はひとつの財源。資産課税、相続税など、どの財源を使うかは是是非で議論すべき。 #nakada

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中田：消費税について。いまは「社会保障＝消費税」となっている。消費税は確かにとりやすい。しかし、保険料・相続税などの仕組みを根本的に議論しなければならない。参議院ではぜひそれをやってほしい。 #nakada