中長期エネルギー政策に関する意見聴取会での、電力会社社員の発言機会について。
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インフラ屋ってのは実に因果だと思う。自衛隊の次くらいに因果だと。何せ供給して感謝される事もなく、職場は3Kとも4Kとも5Kとも言われる。故障したり事故があったら世間からボロカス叩かれる。そして発言権はない。それでも縁の下で働く意志と誇りを絶やさぬ方々に私は心から敬意を表したい。
2012-07-17 20:38:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「電力社員の意見表明認めず 首相指示、聴取会巡り」日本経済新聞 http://t.co/DVliNXOz 意見表明の人数を9人から12人へ増やし、人数配分を0%が多いことに配慮するとのこと。
2012-07-17 19:16:19![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
エネルギー政策の意見聴取会、いまのところ0%の希望が過半数。このまま0%選択が過半を占める可能性が高そう。反原発派が煽る危機意識は、少数でも声が大きく、聴取会やパブコメに大挙して押し寄せる。一般の声なき声はどう反映されるか。
2012-07-17 19:45:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
0%に決まろうが、20〜25%に決まろうが、必要コストは電気料金あるいは税金で国民が全額負担。いくら電力会社を締め上げて、料金抑制を図っても、誰かが肩代わりする訳ではない。勝ち逃げ世代は悠々。しかし若い世代と子の世代は将来を閉ざされるに違いない。
2012-07-17 20:07:30![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「市民の声を聞け」と、消費税率も意見聴取したら0%になりそう。聞くだけ無駄、身勝手な願望になる。広域処理にワーワー騒ぐのも、無条件に再稼働反対を叫ぶのも、主張に合理性が無ければ、説得力の無い願望でしかない。
2012-07-18 18:56:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「李下に冠を正さず」という言葉もあるものの、大学で原子力専攻だったような詳しい人は原発関係の仕事に関わっている場合も多い。「元東電社員が反原発講演会でスピーチ」とかならマスコミでも好意的に報道されるものの、個人的に参加した電力会社の現役社員が意見発表をすると、この有り様。
2012-07-17 19:28:18![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
自分みたいな電力関係の仕事をしてる人に対して、批判があるのは期待の裏返しでもあると思う。色々言われてはいるけど、重要な仕事であることには変わらないと思う。批判があるからこそ、逆にやっていく気持ちになる。
2012-07-17 20:05:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
Reading:聴取会 電力社員の発表禁止へ NHKニュース http://t.co/caVVYUpr これって、反原発団体のメンバーの人とか、あるいは大学で原子力を研究してる先生や学生、原子力関連のメーカーの人ってどういう扱いになるんだろう?
2012-07-17 20:23:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
正直言って、電力の言い分を聞くこと、言わせること自体は、悪いことではない。それを妙な形で行うから、不味い。また、一般人で原子力擁護の意見が出ないという先入観もそれは、間違いだろう。ただ、原懇と電力が応募手紙物量作戦とかは無意味だし逆効果であり時間の無駄で疑心暗鬼の元だ。
2012-07-17 19:49:26![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
現代社会において、通常発言力には大まかにわけて三段階ぐらいあって、最初のカテゴリーにはまず(a)選挙で選ばれた議員、が入る。ただ、高度に専門化された社会では議員がなんでも判断するわけにはいかないので、(b)専門家の助言を仰ぐ。通常専門家は大学や研究期間にいる。(続)
2012-07-18 10:11:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)これと、このプロセスがどう機能するかの決定権を持つ(C)官僚が通常、間接民主国家の決定において重要な役割を果たすが、これらのどれかが強すぎるとテクノクラシーとかビューロクラシーとか批判されることになる。(続)
2012-07-18 10:13:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)昔はこの三者で決めてればだいたい間違いはないと言われていたのだが、社会状況や人々の選好が多様化するにつれて、専門家が必要な知識を十分にカバーできてないというようなことの頻度が上がってくる。そこで、第二のカテゴリーである「ステークホルダー」の政治参加が必要になる(続)
2012-07-18 10:14:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)ステークホルダーとは、普通は関係する企業や団体、例えば医療問題であれば患者団体であり、環境などであればNGO/市民社会組織、ということになる。政府はこういった団体の代表を審議会などに参加させ、十分に意見を聞いた上で政策を考える必要が出てくる。(続)
2012-07-18 10:16:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)しかし、原子力など多くの社会問題では影響を受けるのはすでに知識と経験を持っている「ステークホルダー」ではなく、その他大勢も影響を受けることになる。この場合、バランスよくステークホルダーを集めたとしても、十分に社会の意見を聞いたことにならない疑いがある(続)
2012-07-18 10:17:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)なので、前者二つの階層に含まれない(政治家でも学者でも官僚でも関連企業や団体のメンバーでもない)人々に、とりあえず「市民」(政治参加の権限を持つ最大範囲を指し示す呼称)として公聴会などへの参加を求めることになる。なので、このプロセスを「参加型民主制」と呼び、(続)
2012-07-18 10:19:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)選挙の投票や世論調査に刹那的に答えるだけでなく「その他の人々」に個別の政策問題について考え、一定の回答にコミットして貰うことを「熟議型民主制」と呼ぶ、というふうに理解すべきであろう。(おしまい)
2012-07-18 10:21:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
…なので、電力会社の社員が公聴会に出てきちゃったり、社会運動系が「なんで即時廃炉がないんだ」と怒ったりするのは、たぶん二段階目のステークホルダーからの意見聴取を十分に行わないで「市民」に言っちゃってるからなんだな。
2012-07-18 10:22:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
電力会社という利害関係第一人者を排除して話をするというのはあり得る。まして、個人じゃなくて会社を背負ってこういう集会に出てく人が現れたらなおさらや。
2012-07-17 20:12:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
まあ、今回の電力会社騒動は、クソ真面目で悪い人じゃないんだろうけど、マネジメントとして最悪か、隠れ反原発派かどっちかの感想しか浮かばない。
2012-07-17 20:28:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
公聴会において原発の利害関係者を排除しろと言う話があるみたいだけど、原発の電気を使用する可能性がある人は皆利害関係者なのではないかなと
2012-07-18 18:07:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
最初の話に戻ると、「利害関係者」と言う言葉でくくっちゃうと、原発の電気を受ける可能性がある人、原発事故の影響を受ける可能性がある人まで利害関係者に含まれてしまうのですね
2012-07-18 18:26:43