2012年7月20日

「目を舐めていい?」ってきかれたときはびっくりしたな

「目を舐めていい?」「え?め?目?は?え?なんで?」「目を舐めてもいい?」「いやよくないよね?だって目でしょ?目だよ?」「そう、目」「頭大丈夫?」「頭は大丈夫だけど目を舐めたい」「目を舐めたいとか考えてるその頭は大丈夫じゃないと思うんだけど」「目を舐めてもいい?」「いいけど」
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十文字青 @jyumonji_ao

「目を舐めていい?」ってきかれたときはびっくりしたな。

2012-07-19 22:43:15
十文字青 @jyumonji_ao

「目を舐めていい?」「え?め?目?は?え?なんで?」「目を舐めてもいい?」「いやよくないよね?だって目でしょ?目だよ?」「そう、目」「頭大丈夫?」「頭は大丈夫だけど目を舐めたい」「目を舐めたいとか考えてるその頭は大丈夫じゃないと思うんだけど」「目を舐めてもいい?」「いいけど」

2012-07-19 22:44:58
十文字青 @jyumonji_ao

彼女は毎日私の目を舐める。上瞼と下瞼の間に舌をそっと入れて眼球をそろりと、次第に大胆に舐めるのだ。痛くはない。むしろ痒い。彼女は私の頭を両腕でがっちりと抱えて私の目玉を舐める。私は不快というよりも恐怖を感じている。結膜炎になるからやめてと私はせがむ。いいでしょうと彼女は言う。

2012-07-19 22:48:46
十文字青 @jyumonji_ao

やがて私は私の目玉が「減っている」ことに気づく。私の目玉は前より明らかに小さくなっている。彼女は私の目玉を舐めることで削りとるか吸いとるかしているようだ。瞼がたるんでいる。今や私の眼窩に私の目玉は小さすぎる。それでも彼女は私の目を舐める。私は諦め飽きるまで舐めさせることにする。

2012-07-19 22:52:15
十文字青 @jyumonji_ao

私の目玉はもはや真珠程度の大きさでしかない。彼女は舌で瞼をこじ開けその舌先で私の目玉を転がすように舐める。彼女に舐められている小さな目玉が私の本体であるかのように私は錯覚する。私は言葉には出さないが望んでいる。彼女は私の望みを理解したうえで引き延ばしているに違いない。

2012-07-19 22:56:57
十文字青 @jyumonji_ao

私は今か今かとそのときを待ち望んでいる。彼女は舌を動かして私を焦らす。私が叫び懇願するのを待っているのかもしれないが私は彼女が舌先で転がす小さな目玉だ。声を出すことなどできはしない。身じろぎすらできない。私は彼女に身をゆだねている。まったくそうする以外にすべがない。

2012-07-19 23:00:29
十文字青 @jyumonji_ao

その瞬間は不意に訪れる。彼女は私の私自身といってもいい小さな目玉を吸いとって口にふくむ。彼女の熱い口腔内で私は彼女に包まれている。私は全的に満たされている。彼女は私をのみくだす。私は彼女の中にいる。彼女に消化され、そして私は消える。

2012-07-19 23:03:29
十文字青 @jyumonji_ao

眼球舐められたことは実際あるが、舐めた主は今ごろどうしているだろう。死ぬまで呪ってやると言われたものだが。

2012-07-19 23:24:14

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