毎月14日は『ツイノベの日』 2012/7/14お題「花火」
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#twnovel 夜空に花火が咲き誇る度、皆の顔に花が咲く。父親に肩車された子供。手を取り合う恋人。皆が其々、私達が作り上げた花火大会を楽しんでいる。そんな皆の顔を見ていると、こちらまで笑みがこぼれた。けれど、クライマックスはこれからだ。一夜限りの夢物語、とくとご覧くださいませ。
2012-07-14 02:10:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
いつまで寝てるん。はじまってしまうよ。肩を揺り動かしても、父は、うん、わかった、と唸るだけ。お酒の匂いが浴衣につかないように少し離れる。外でどーんと音がする。五歳のわたしはいてもたってもいられなくて窓を開ける。家々の隙間から半月のように切り取られた花火が見える。 #twnovel
2012-07-14 02:34:12![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnvday #twnovel 僕らの国では花火は兵器だった。花が散ると火炎が散った。黒煙が散った。閃光が散った。命が散った。それが、ここ東の国では子供達の手に握られている。形を変え規模を変えながら…身震い。どうかした?少年が僕に聞く。夜風のせいさ。震える腕を抑え誤魔化す。
2012-07-14 03:34:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ぱん。外で何かが爆ぜる音がした。もう、そんな時期か。僕は外に出て、森の上に広がる夜空を見上げる。ばん、ばん。夜空に光の花が咲いた。森のエルフたちの夏の行事だ。森にしか咲かない花を火にくべると、ああなるらしい。空の上にいる祖先に手向けるその花を、花火と言うそうだ。 #twnovel
2012-07-14 04:05:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnvday 「俺は本気だ」断ってもしつこく付き纏ってくる同じ課の先輩。数ヶ月本社に出向になると聞いてほっとした。なのに何なの、この物足りない気持ち。「ただいま。淋しかったか?」久しぶりに見る彼の笑顔が眩しくて。「おい、顔見せろよ」どん、ぱらぱら。次々と上がる胸の仕掛け花火。
2012-07-14 04:29:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「あれが菊、今度は牡丹」貴方の声に耳を傾け夜空に咲く花に見惚れる。轟音に目覚めたのか内側からゾロリと撫でる踵の感覚に手を添えれば、それに気づいて手を伸ばす貴方。重ねた手、命の花を繋げましょう。過ぎた時からみれば花火よりも儚い刹那だとしても。 #twnvday #twnovel
2012-07-14 04:33:30![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
というわけで、本日は毎月14日のついのべの日。同じお題で140字の小説を書くお祭りです。本日のお題は「花火」。今日これから一泊旅行なので、旅支度中です。親や妹家族も一緒なので、本日はあまり呟けないと思われ。思いつくようならガラケー片手にそっとがんばりますw
2012-07-14 04:35:45![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnvday 花火やろうって思いつく人みんなに声をかけたけど誰もこなかった。もったいないので一人で火をつけた。両手に持ってバカみたいにふりまわした。こんなに綺麗なのになぁ。バケツの中の残骸を見て情けなくなった。どこにも行き場のない僕はない足を引きずり、重い気分で墓場に戻った。
2012-07-14 05:47:12![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ついのべの日のお題は花火なのね。aikoでも聴くか…skoop on somebodyの「線香花火」ってのもあるね。
2012-07-14 06:21:33![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ツイノベの日のお題は「花火」らしいぞ。・・・・・私、最後に花火を見たのはいつだ? 偶然見掛けた、ではなく、ちゃんと花火を目的に見に行ったのは・・・・・・・中学生・・・・・????(終了) なんだろう、人波に逆らって遊びに行ったり焼肉に行った思い出しか出て来ない。
2012-07-14 06:59:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
今日がついのべでーっていうのは予想外だった。空想の街の風呂敷広げちゃったお話2本、ついのべでー。リミックスもやりたいのがあるんだけれども。書き出しも気になっているんだけれども。
2012-07-14 07:03:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
父は魔法使いだった。どこからともなくこよりのようなものを出してきて、工場でシゲさんにもろたんや。せやけどしけってるかもしれんな。しけってる? しけってるってなに? まぁ見とき。表で火をつけた。父の指先には花火がぶらさがっていた。小さな花火。はじめて見る線香花火。 #twnovel
2012-07-14 07:08:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
花火に行きましょう!『気を付けてな~』おじさんと一緒に行きたいんです!!『…面倒だ。暑いし、人だらけだしな。友達と行って来ーい』むー。夜にこんな可愛い子が浴衣でいたらアブナイですよ~。『……』お持ち帰りされちゃうかも~。『………』(よし、もう一押し)#オジプラス #twnvday
2012-07-14 07:32:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
彼女が男と花火大会に行ってたんです。虚ろな目で呟く患者の胸に聴診器を当てる。不規則な雑音。どーんどどーん。喉の奥には色とりどりの光。暫くすると口内が白煙で埋まる。食べてしまえば見なくて済むんで。でもそれでは胸が痛いでしょう。お薬出しておきますね。#twnovel #twnvday
2012-07-14 08:25:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
歓声が上がる。花火の下、今までの闇が嘘のように人々の笑顔。みんな一緒に花火を見上げる。こんな風に同じ方向を向く事が出来たなら彼らは滅びずに済んだのに。宇宙人は花火を投下する。花火は死者の霊を慰める。嘗ての幻を映された地球は、やがて再び闇へ還る。#twnovel #twnvday
2012-07-14 08:48:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
花火大会を「金の無駄遣い」という人が好きです。と合コンでいうとサブカルかぶれの女が案外釣れる。ちょっと変わった、或はそんな人を好きになる、私。現に花火大会を連れていくとみんな恍惚の表情を見せた。そんな女が好きなんて言ってないぞ。 #twnvday #twnovel
2012-07-14 09:09:18![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnvday #twnovel ヒューッ、ドッカーンと音を立て、花火が打ち上がった。夜空を火花の芸術が彩る。大輪の華が咲いては消え、また咲いて。私も特大の花火を打ち上げたい。一瞬の煌き、刹那。それでもいい。
2012-07-14 09:20:24![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
花火が美しいので、空に花火が常設された。星の瞬きも月の光も全てを消して。太陽の輝きとも張りあって。永遠の花火。人は、花火を見なくなった。人は空を見なくなった。見ない空などいらない空だ。空は黒幕で覆われる。一体これで何度目だ。どこまでも低くなる空。#twnovel #twnvday
2012-07-14 09:23:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
若い花火職人はどうにかして花火で愛を伝えたいと思いました。好きだ。愛してる。結婚してくれ。いやどれも画数多いし読めないだろ。わかりやすく、ストレートに。(^_^) ♡ これなら伝わるだろうか? あとは彼女を花火に誘うだけなのですが、本当はその方が難関なのです。 #twnvday
2012-07-14 09:55:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnvday「死んだら火葬にしてくれ」十返舎一九は言った。葬儀の日、棺桶に火が点けられると轟く轟音。閃く火花。花火が仕掛けられていたのだ・・という伝説は後世の創作。誰がついた嘘か知らないが、一九に手向ける最高の花火。名もなき嘘つきに乾杯。#twnovel
2012-07-14 09:55:51