バック・トゥ・ザ・フューチャーと時間移動の問題について

BTTFでマーティが戻った現在は、果たして彼が望んだものだったのか?というお話
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あびこ @sukiyapotes

ぼくはSFマニアではないけれど、なんだか昔っから時間ものには厳しいというか、「おかしいところ」にすぐ気がついてしまう方らしい(時かけの矛盾に気づいたのは最近だけど)。BTTFをどうしても手放しでは褒める気になれないのも、余りにもおかしいところだらけだからだ。→

2012-07-25 21:17:10
あびこ @sukiyapotes

→そんなわけで、自分でも書きたいと思いつつ、なかなか「これなら書ける」というふうにアイデアがまとまらない。多分、「改変もの」は一生書けないと思う(思想的にも無理)。「改変」じゃない腹案はいくつかあるのでそのうち書きたい、とは思っている。いつになるやら。

2012-07-25 21:20:03
あびこ @sukiyapotes

イシイさんがおすすめ時間SFを挙げてたので、ぼくもいくつか思いつく範囲で。『タイム・アフター・タイム』すごく好きな一本。H・G・ウェルズがひそかに完成させていたタイムマシンに乗って、切り裂きジャックが現代のニューヨークへ逃げてくる。メアリー・スティーンバージェンがキュート。

2012-07-25 21:23:59
あびこ @sukiyapotes

『サマータイムマシン・ブルース』序盤がちょっと退屈なのが難点。「過去を変えられない・変えてはならない」派の作品で、後半の伏線回収が見所、笑いどころになる。改変型の作品でもこの手の伏線回収を行なうことがあるが、それって反則じゃないの、とぼくは思っている。

2012-07-25 21:39:13
あびこ @sukiyapotes

忘れてた! あれはいいですね。ミステリ味もあって。RT @captain_more: 実際に過去と現在を行き来するわけではないですけど、『オーロラの彼方へ』なんかよかったです。

2012-07-25 21:40:05
あびこ @sukiyapotes

そうでしたか。時間の都合……ですかね。ミス? RT @y_m_sunadokei: 「タイム・リープ」映画版、時間移動について以前チェックしてみたことがあるんですが、ほとんどは原作と同じだったものの「やり残し」が二箇所あったと記憶しています。

2012-07-25 21:46:04
モア船長 @captain_more

@sukiyapotes 個人的には、 ①過去は変えられない。変えたつもりでも現在に織り込まれている。  ②過去は変えられるが、変えた場合、もといた「旧現在」とは違う「新現在」にしか戻れない。 のどちらかのルールを採用して、徹頭徹尾守らないと物語にはならないと思ってます。

2012-07-25 21:28:07
モア船長 @captain_more

@sukiyapotes この2つのルールを行ったり来たりしちゃってるせいで破綻してる典型的な例がターミネーター。あれだと、「過去に戻って歴史を改変する」行為を何度でもできてしまうので、物語として成立しません。

2012-07-25 21:28:09
あびこ @sukiyapotes

まったく@captain_more さんのおっしゃるとおりで、そういう意味でぼくはBTTFも認められないのです(エンタテインメントとしてよくできていることは認めた上で)。マーティの戻ってきた世界は、彼の本来いる場所だとはどうしても思えないから。

2012-07-25 21:49:19
あびこ @sukiyapotes

SFというよりはファンタジーだけれど『ある日どこかで』も忘れがたい。多分、「時間」というテーマは「恋愛」「別離」といったものと極めて親和性が高いのだろう。

2012-07-25 21:54:38
あびこ @sukiyapotes

あそこは彼の居るべき場所ではないのだからハッピーエンドではない、という話です。RT @enumaru: 一応最初にタイムスリップした場所の駐車場の名前が変わっていたりするので、完全に元の世界に戻ってきたわけではないという解釈が正しいのではないでしょうか

2012-07-25 23:12:03
KITE @KITEis

BTTFの帰って来た現代が、元のものとは全く違うそれ。と言う展開は幼少時に衝撃を受けた。家族が違う人格になっている世界とは、マーティが本当に望んだものなのか?

2012-07-26 10:16:26
KITE @KITEis

彼は不満だらけだった現実から逃げる事には成功した。しかしそれは彼の居場所にはなっていないはずだ。おそらくそれを知っているからこそ、マーティが疑問を抱くより早く、彼は未来へと旅立つ展開が綴られたのだ。またこの事を、ドクは過去の段階で察している描写も存在する。青い鳥はどこにいるのだ?

2012-07-26 10:21:31
KITE @KITEis

BTTFのテーマの一つが『勇気と気持ち一つで、未来は変えられる』であることは疑う余地はない。ただ一作目では、それを成し遂げるのは父親である。マーティは切欠を作るのが作中の役目だ。マーティやドクが自分の未来を変えるためにこそ、続編は描かれる必要があったのだろう。88マイル先の未来。

2012-07-26 10:28:40
KITE @KITEis

時速140キロ。時速88マイル。横にすれば、∞が二つ。時を越える速度がこの数字であることこそが、すでにBTTFのテーマを物語っているのだと、僕は信じている。

2012-07-26 10:31:30
KITE @KITEis

そしてなにより、マーティがBTTF1で望んだ未来は、金持ちでもなく、音楽的な成功でもない。と言うのも、忘れてはいけないと思う。彼の望んだ未来は、大切な親友を救い出せる未来。ただ、それだけだったのではないだろうか?

2012-07-26 10:34:49
KITE @KITEis

もう一つ忘れてはいけないのは、ドクが人生を賭して、見ようとした世界とは、過去ではなく未来だったことだ。結果としてマーティは過去へ旅立ったが、ドクが見たかったのは、ただ未来だった。これもまた、テーマであると思えて仕方がない。

2012-07-26 10:44:30
KITE @KITEis

さて。僕のBTTF感については、このまま語ると1時間以上かかるので置いておこう。

2012-07-26 10:47:01