笹山登生 @keyaki1117 さんによる文楽の出遣い(顔出し)について
大阪市橋下徹市長のこの発言「ふに落ちないのは人形劇なのに人間の顔が見える。見えなくていい」はアフォそのものだなw一度どこかの結構式で人形使い吉田玉男さん使いの人形が花嫁の手を引いていて花婿に引き合す演出が施されていたが、まさに、その場合の使い手は見えども見えずの迫力だったな。
2012-07-28 09:32:12メモ「文楽は①三味線奏者②人形遣い③物語を読み上げる太夫で構成。人形は3人で操られA.顔と右手の動きを担う主遣いは顔を出しB.ほかの2人は黒子の衣装。もともと②人形遣いは全員が黒子で③太夫①三味線奏者は姿が見えていた。ある時期から②のうちのA.主遣いだけの顔を見せるようになった」
2012-07-28 09:37:31つまり、A.「主遣い」は「見えども見えず」の世界におり、B.ほかの二人の黒子は、「見えずとも見え、かつ、「見え度も見えず」の微妙な世界にいるということだな。この辺の微妙さや幻妙さが、どうも、橋下大阪市長にはわからないとみえるなw
2012-07-28 09:42:28ちがうんだってばさってばさw主遣いが黒衣から顔を出したのは補助金なんかとは全く関係のない昔のはなしなのに。主遣いにそれぞれのひいき筋が出来たので、顔を出し始めてってのが真相でしょうがw 現代のお話ではないのよ。 RT @slitsandfrills 橋下が言ってるのは本来人形客て
2012-07-28 21:59:12人形遣いが顔を出している例なら中国にもありまっせ。ほれこのとおりw http://t.co/N44PPKA7 http://t.co/RDDDolvm http://t.co/z4p9eeux 宗教的意味合いもあるようね
2012-07-29 04:12:31ここで文楽テストです。人形遣いはもともと黒衣でしたが、やがていわゆる見せ場では主遣いが黒衣を脱いで遣うようになりました。黒衣を脱いで遣うことを何と言うのでしょう? 正解は「出遣い」でしたw
2012-07-29 05:11:40ではもう一問 文楽テストです。人形の首と右手をつかう主遣いが黒衣を脱いだ出遣い(でづかい)は、いつ頃から始まったのでしょう? 正解は「宝永二年(1705)竹本座で「用明天皇職人鑑」上演の時、辰松八郎兵衛がはじめた」とのことです。
2012-07-29 05:18:14ではさらに文楽テストです。今の出遣いばやりの始まりはいつ頃でしょう?正解は「戦前は栄三と文五郎の二人の人形遣いが競い合っていたが、終戦後文五郎のみとなり、後文五郎系が2つに割れ、松竹系の因会と独立系の三和会が客を奪い合い、因会は文五郎、三和会は紋十郎となり、以降出遣い競争状態に」
2012-07-29 05:28:02文楽における主遣いが黒衣を脱いだ出遣いについて、橋下市長が、とってつけた自らの感想みたいなコメントをするのでなく、文楽における終戦後の出遣いばやりの歴史と経緯を踏まえたコメントをすればよかったのだな。しかし、そのことは大阪市の出している補助金とは何の関係もない話なのだがw
2012-07-29 05:44:19このサイト http://t.co/UvYeYuQI にその経緯が書かれていますね。歌舞伎手法を取り入れたんだそうです。RT @slitsandfrills 辰松八郎兵衛はなぜ出遣いを始めたんですか?演目の「なんとか天皇職人鑑」と関係あるんです
2012-07-29 07:18:03