7/28 #同題ssBSR まとめ お題「黄泉」

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

7/28～7/30(22:00) 今回のお題は『黄泉』 お題提供は小津さんです。ありがとうございます #同題ssBSR

みずか @mizuka_t

【黄泉/親孫】「サヤカ、ちょっと付き合えよ」「何だ急に。忙しい」「黄泉に行かねぇか？」笑う顔は楽しげで、黄泉という場所行くとは思えない。渋々付き合い着いた先は、湯煙立ちこめる温泉地。「どこが黄泉なんだ」「黄泉だろ？湯が僅かに黄色でよ。な、一緒に入ろうぜ」「帰れ」 #同題ssBSR

害 @kikei_666

【黄泉/三吉】「もしわれが死んだらどうする？」「閻魔を切り裂いてでも連れ出してやる」「…ぬしでは黄泉醜女も逃げ出しそうよ…ヒヒ、これではぬしとわれが恋仲のようだ」「違うのか」「違かろ。われでは子をなせぬ」「私が産めばいい」「阿呆か。…はて、何を話していたのだか」 #同題ssBSR

もえ* @F11Tmy

【真田主従】「お前が死んだら黄泉まで行き連れ戻す」そう言い切る旦那に「俺がどんなに変わり果ててても？」と揶揄うと「無論！」と自信たっぷりに笑った。旦那なら本当にやってきそうだなと思う。でもその前に俺がイザナミで旦那がイザナギってトコは突っ込んどきたいけど。／黄泉 #同題ssBSR

@myura3037

(題:黄泉)幸村｢またあの夢を見た…｣佐助｢水底のか?｣幸｢ああ｡水底で声が聞こえた｡『我は大六天魔～王ぉぉ…』と…｣佐｢それ､地の底の夢だろ!!｣幸村が黄泉の国に片足を突っ込んでいると知った佐助は､大慌てでお祓いを予約した #同題ssBSR

ランプリイ @Lampray555

【幸村】夜毎のように夢を見る。山吹咲き乱れる泉の傍であれが笑うておる夢を。「あれは山吹の名所におるに相違ござらん！故に某日本全国津々浦々の山吹の名所を訪ねんと」Shit！誰か教えてやれよ猿も考えろよそんなで幸村に判るかよ！黄色い花と泉、その意味は【黄泉】 #同題ssBSR

境 @xsan_title

【親就】手を引かれ、黄泉路を戻る足二つ。だが現世に戻る気持ちはない。見上げた背にふと気付く。我ながら今とは情けない。長曾我部と名を呼び心を決め、好きぞと告げて立ち止まり、見遣れば涙する鬼一人。口付け手放し、じっと笑む。我は先に待っておる。貴様は生を全うせよ【黄泉】#同題ssBSR

@Kei_Amamiya

【黄泉/三成】くすくすと子供の笑い声が響く。全て終わった血生臭い戦場のどこに童がいるのだ？　声を頼りに目を向けるも、つぃっとその視線の端から消え、代わりにくぃっと鞘の紐を引っ張る感覚。「一緒に行こ。みんなあっちに行っちゃった。お兄さんの帰る場所、ないんでしょ？」 #同題ssBSR

雷芭秋春 @fausut

【市緑ﾙｰﾄ官+市】その深い目の奥から彼岸が手招きをしている。「お前さんは」ぱちり。彼岸と此岸がその長い睫毛で隔てられ。「その目で空の鳥は見れないか」ぱちり。「だって――様は空にはいないもの」蛇が住む井戸の底よりもっと深い暗闇に、赤い花が一輪咲く。【黄泉】#同題ssBSR

カリヤ＠全年齢 @Kariya_ac

【尼毛】「出雲には黄泉への道があるんだぜ」晴久の言葉がふいに思い出された。「安心して死んでいいぞ」なんの嫌味かと思ったが、なるほどそういうことかと死の淵で得心がいった「早う迎えに来るのだぞ」天国すら見えない真っ青な空の下、元就はほのかに笑んで息を止めた。[黄泉] #同題ssBSR

停止 @hryu_s

松天■「私が死んだらどうしますか」天海は何の前触れもなく言った。きょとんとして久秀がみてみたが、その目はぼんやりしている。「迎えに行くよ。黄泉にでも天国にも」そう答えると、無言で天海がそっぽをむいた。しかし久秀は見落とさなかった。耳まで赤くなったあの横顔を。　　#同題ssBSR

東露 @tooro_banbino

【毛利】「黄泉がえり」。死んだはずの人間が次々に蘇る謎の現象が続いている。まるで映画だ。…理由は何となく分かるような気がした。皆、言えなかった言葉を言うために会いに来るのだ。大事な人にたった一言「サヨウナラ」を口にするために。全て終わらせる、ために。/黄泉 #同題ssBSR

東露 @tooro_banbino

【ﾁｶﾅﾘ】「何しに来おった」「酷ぇな相変わらず」淡い光に包まれた元親が静かに笑う。遠い国で死んだ男。遺体も上がらなかったから一生待ち続ける事だって出来たというのに「わざわざ終わらせに来るとはの」「違ぇよ、会いたかったんだ。アンタに」嗚呼。貴様こそ、酷い/黄泉2 #同題ssBSR

瑛 @AK_SSS

【勝者】「人は死ぬとどうなる？」「黄泉へと参ります。」「一人も欠ける事無くか？」「もし欠ける者あれば、その者は死なぬという事になりましょう。」「そうか。」過ぎたる日の問いに、思いを馳せる。漸く順番が来たのだ。孤独に一人残されたが、その生に悔いは無かった。<黄泉> #同題ssBSR

オズ @qa_oe

呼ぶ声がするの、そう言った市を叱りつけながら、長政はそういえば盆であったと思い出す。声など気にかけるなと言えば、市は長政様は市を呼んでくれる？と的外れな返答をした。長政はまた叱りつけながら、その時を想像し、後ろを振り返ることは悪であると、己に言い聞かせた。／黄泉 #同題ssBSR

ありた @qrentop

【風魔】首に刀を当てられ尚男の思考はかつての主の言葉のみ 『わしが死んだらおぬしは自由じゃ…』 今生唯一の主、何故縛ってはくれなかった 共に在るなら黄泉路でも構わない 『風魔よ！わしに続くのじゃ！』 考えた事もない願い、叶うのなら声をもう一度 <黄泉> #同題ssBSR

イグアナくん @nkgmbs

【覇王軍】果たせなかった私は同じ所になど往けないと思っていた――「やれ、来やったか」「来たばかりですまないけど、早速出陣の準備をしてくれるかな」「始めるか――この腐りきった底の国を変える戦を」高く振り上げられた懐かしい拳に、私は恍惚と共に膝を折った。〈黄泉〉 #同題ssBSR

牡蠣バター@ニューパソコンがやってきた @stgm1102

親就『見ろよ元就、あいつら仲良く俺らの恋文読んでるぜ』『今すぐ止めさせよ長宗我部ええ！貴様の息子であろうがああ！』『隆元も居るぜ？』『 ぐ‥毛利の当主ともあろうものが！』『一応言っておくが、今夜説教しに枕元に行っても俺との仲を問われるだけだと思うぜ？』『』☆黄泉　#同題ssBSR

実田 @sanada_minoruta

死ぬ時にはただ一人で黄泉の国に赴かなければならない。国主、重鎮だろうがいくら親しい人や忠実な部下がいても、妻子であろうと、財産がいくらたくさんあろうと、何の助けにもならない。「ただ一人黄泉に赴くのみなり。己に従い行くは、ただこれ善悪業等のみなり。」＜黄泉＞#同題ssBSR 　

@Kei_Amamiya

【黄泉/三成＆家康】「またここか」家康の溜息と苦笑の混じった口調に、刀を抱え岩に腰掛る三成もフンッといつも通りだ。こことは出雲に実存する黄泉比良坂。根の国と中つ国を繋ぐ唯一の道。「ここは死者が通る道だろう。貴様の最後の最後まで見届けるのが、今の私の生きる意味だ」 #同題ssBSR

みるくss用 @milkss_ss

「食い物を寄越せ」いつか見た闇色がゆらり現れ手を伸ばして来た。「駄目…帰れなくなるわ」「帰る場所など！」声を荒げる男の口を塞ぐ。「静かにして…兄様が起きちゃう」そして無理矢理反対を向かせる。「帰って」静かに命じて強く背中を押し、市は男を現世へと突き放した。／黄泉 #同題ssBSR

ひよ子ちゃん @shiotanumauma

【尼毛】「黄泉までの道中、喉が渇くといけねえからな」少し思案して額の鉢巻を水筒の水で湿らせ彼の唇へ施した。しばし首だけになった仇敵を見据える。「どうして俺に殺されなかった」恨み事は河と風に流される。【黄泉】 #同題ssBSR

@ovo071

【三吉/黄泉】逝く事に不安などなかった。必ずぬしより先に逝く、分かり切っている事と思い割切っておった筈であったのに、いざそうなってみるとやれ、此の胸の空洞は何なのであろ。軽くなった身でぬしに触れても通り抜けてゆく指先が悲しや、カナシ。嗚呼早に、ぬしも此方へ。 #同題ssBSR

緋星（空神） @utsugami

【織田軍】死神の如き男に殺され、そして現世に蘇らされた魔王。妹と共に黄泉に舞い戻った時、彼に駆け寄る影がふたつ。蝮の娘であった妻と、無邪気に魔王を慕う童子。妹に寄り添うのは、かつて自らの手で葬った義弟。魔王は嗤う。今こそ、黄泉の天下取りをする時ぞ。〈黄泉〉 #同題ssBSR