昔、情報誌ってのはなかったんだよねー。だから「ぴあ」はすっごく画期的だった。「ぴあ」は80年代には伸びてく一方で、やがては隔週から週刊になり、そんな毎週出んでもいーだろーぐらいに思ったけど当時、でもそれでもガンガン行ってた。そしてやがて似た雑誌がいっぱい出て、次にはネットが。
2010-04-04 23:43:09「ぴあ」ってそうだ、起きてから気がついたけど、講談社でも集英社でもないんだよな。いまはでかい会社んなったわけだけど、元々は同人誌めいたインディーで。そんで存外と長い間、大手から「ぴあ」みたいのは出なかった、ってことだよな。あってもきっと「ぴあ」ほどには情報に徹しきれなかったと憶測
2010-04-05 08:18:40いまは映画演劇その他文化系イヴェント、まああと花火でもTDLでもの情報を集約したモンてあってあたりまえな感覚だけど、70年代初頭、「ぴあ」しかなかったんだから、それはそれでフシギだけど、レジャーの一般化、特に若いのに余裕ができた、ってか、ってやつなのでしょうか。
2010-04-05 08:21:30おれはでもべつに「プレイガイドジャーナル」がどうしたとかなつかし話がしたいわけではなく、「情報誌」というものの発生について気になるの。「ぴあ」の出現のあたりには四方田犬彦が書いてたりするよね。彼あたりがたぶん第一世代。「ぴあ」の。
2010-04-05 08:24:01おれが小学生のころはもう「ぴあ」はあったけど、小学生あたりにはまだ縁がなくて、親と映画観に行く時は、新聞に映画スケジュール欄、といってもちっちゃなそれがあって、そこ見て行ってたりしたんだよなあ。これはなつかし話。
2010-04-05 08:27:48ああそうか。昔は映画って途中から観るのがあたりまえで上映時間だなんてそんな気にしなかったもんだし、さらに映画全盛期にはどんな地方でも近所に映画館があり、週替わりでやってて、わざわざ時間だの作品だのチェックする間でもなかった。そうか。そうだ。だからそもそも情報誌なんて要らなかった
2010-04-05 08:48:34レジャーっつったって、地元の祭とかなわけで、調べるとかそんなこと、必要ない、というか、自身が参加者だったりだし。
2010-04-05 08:50:07「ぴあ」の誕生の要因など、この一日誰にも頼まれてもいないのに考えていたが、いまはもう秋、じゃないマッコリ酔で記すにはふらんふらん(FrancFranc)。
2010-04-05 19:00:56いま演劇っつったら、まず思い浮かぶのは小劇場なやつだよねー。でも昔は歌舞伎座みたいのか、地方のドサ回りな大衆演劇か、あとは文学座とか、要はプロのっかなくって、小劇場はかつてアングラと呼ばれ、素人のそれだってことだったんだと思うの。
2010-04-05 19:03:30「ぴあ」的にただ情報のみ、タイムテーブルがずらずらと並んでるだけだなんて、きっと大手出版社の人には、価値がないし、カネにもなんない、そんなもん欲しがるのはちょいとマニアな連中だけで、そういう手合いには雑誌がそれ向きにあるし、そこの隅っこに上映上演情報なんてありゃいい、程度みたいな
2010-04-05 19:05:3270年代以降、それまでにはできるものでもなかったアルバイトによる暮らし、そして同棲、学生だけじゃない、一人暮らしの若者の増加、彼らが欲しがる遊びの情報、そこに「ぴあ」はあてはまってったのじゃないか、と。そう、70年代以前には無理だった。そもそもが。たぶん。仮説。
2010-04-05 19:08:05気軽にアルバイトというものが出来、さらにそれで生活まで可能となったのが60年代の終りから70年代にかけてじゃーないのか、と。そして学生のみならず、オカネを遣い、余暇をたのしむ、たのしめるヤング層の増加、と。そして「ぴあ」、と。
2010-04-05 19:09:42しかし「ぴあ」でさえ、カウンターカルチャーの匂いがやはりあり、表紙が及川正通、そして「はみだし」欄、やがてピンク映画情報がいつだったか(いつだっけ?)消え去り、時代は変わり、なんとかウォーカーだの東京一週間だのに。
2010-04-05 19:12:42結婚じゃーなくて、同棲が可能になった時代、70年代。経済的な意味で。(昔ね、同棲時代ブームってのがあったの。ヤングな人たち。) http://www.youtube.com/watch?v=IGCOrHt04nw
2010-04-05 19:16:07「都会暮らしの若者」の出現。それが可能になった条件とはなにか?について考えたい。真剣に。うちの親(昭和ヒトケタ世代)が上京した時はそれぞれ住み込みで料理屋の小僧、兄弟姉妹6人?7人?でアパート暮らし(四畳半とかそんなだ。しかも)。
2010-04-05 19:20:05アルバイトで生計が成り立つようになったのが高度経済成長による、東京オリンピック以降じゃーないかと推測。そして「アルバイト」というものがすごく求められた時代。それまではどっかに丁稚、小僧、ともかくも住み込み的に仕事して、小遣い程度もらい、せいぜいの暮らし。若者は。仮説。
2010-04-05 19:23:11うちの親なんか終身雇用とかカンケーねーしさー。でも一方高度経済成長とバブルの恩恵も実は受けてもいて。(いまのこの持ち家があんのはバブル時代の御陰。当時はうちの親みたくな低所得でも払いが済むのが70歳過ぎ!までのローンとかヘーキで組んだのじゃ。銀行も)
2010-04-05 19:31:12ああそうか。経済的なこともあれだが、それとももちろん密接に関連しちゃいるが、昔は、それこそは70年代半ば過ぎまでは、男女問わず二十代半ばにはもう結婚してたんだよ。結婚して映画観るだのなんだのの遊びは卒業してたんだもん。いまは結婚しててもみんな遊ぶ時代になった。
2010-04-05 19:42:03ああおれいーこと書いてるなー。よい考察じゃないですか。誰に頼まれたわけでもないのに。なんだろーなー。おれのこのムダな労力。ま、趣味、ってやつか。残念な趣味ですね。うふ。
2010-04-05 19:43:37あーそーか。アルバイトの歴史、コレだ。よいテーマじゃないですか。一人暮らしの歴史に並ぶね。おれのパクッっていいから誰かまとめて!そんで本にでもして。したら焼肉でもおごって!
2010-04-05 19:54:11