日本科学未来館サイエンティスト・トーク「宇宙ヨット『イカロス』-太陽の光で宇宙航行中!」

2010年7月11日 日本科学未来館 サイエンティスト・トーク 「宇宙ヨット『イカロス』-太陽の光で宇宙航行中!」
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まこと。 @mako_maru

会場案内。 以上、予定外の前口上でした。 14:30から本番開始となります。 

2010-07-11 14:28:42
まこと。 @mako_maru

それでは(本番)開始したいと思います。  司会は大西さんです。 JAXAから森治さんをお呼びしています よろしくお願います。 そして今日は昼間からたくさんのお客様、誠にありがとうございます。 最新のトピック語っていただきたいと思います。

2010-07-11 14:30:13
まこと。 @mako_maru

まずはイカロスはどういうものか。 イカロスの紹介 イカロスとは正式名称小型ソーラーセイル実証機IKAROS 英語で書くと・・・ 惑星間で動くタコの衛星という意味です。

2010-07-11 14:31:16
まこと。 @mako_maru

そもそもソーラーセイルとは? 一言でいえば宇宙ヨット。ヨットというのは風で進む。ソーラセイルは光の反動で進むと思っていただければと思います。アイディアは100年前からあった。SF,小説、アニメ・・・ でも実現できなかった。膜が作れなかったのが理由。

2010-07-11 14:32:30
まこと。 @mako_maru

イカロスでついに実現し、100年来のテクノロジーが実現。 そーら電力セイルとは 膜に薄膜太陽電池を付けている。 模型は実は本物。 これを張り付けておくと、太陽で進むだけじゃなくて発電もできる。一石二鳥。これはオリジナル。 イカロスは光だけ、次期計画はイオンエンジンを積む。

2010-07-11 14:34:01
まこと。 @mako_maru

太陽の光&発電+イオンエンジンのハイブリット。 イカロスの緒元 大きさ14×14の対角20 占めているとき1.6m 0.8 スラスタあるよ。 質量300kg弱、あかつきと一緒に打ち上げた。 地球、金星の軌道をすすんjでいる。

2010-07-11 14:35:33
まこと。 @mako_maru

なんでこういう話がある? 少し大きな話。太陽系の絵 中央に太陽、ほかの惑星が並んでいる図 外惑星を探査しようとした場合、今までの衛星の仕掛けではいけない。 問題は2点 燃料と電力。

2010-07-11 14:36:40
まこと。 @mako_maru

フライバイ探査からランデブー探査へ ボイジャー紹介。 実はこれはフライバイ探査。これは近くを通過する。 遠くをとんでいっていると。 一つの惑星を探査はできない。

2010-07-11 14:37:56
まこと。 @mako_maru

本当に必要なのはランデブー探査。そういう探査をしようとすると、ロケットで飛ばすだけじゃダメ。 中を回るためにブレーキが必要、そのために燃料が必要。これが燃料の問題。ボイジャーのおまけをすると、条件があって、なるべくたくさんの星を一気にかすめたいとおもうと、並んでいるときがいい。

2010-07-11 14:38:52
まこと。 @mako_maru

実はそうなるための条件があって、1977年が一直線だった。次のチャンスどのくらいかわかります? 司会:どうです?、わかる方います?先生から無茶ブリ質問が出ましたけどw

2010-07-11 14:39:39
まこと。 @mako_maru

次のチャンスは125年後、我々では無理ですね。宇宙機は反動で進んでいる。 たくさん出せばたくさん燃料を排出すればいいけど、そうするとすぐに切れてしまう。 決められた燃料でたくさん進むためにどうすればいいかわかります?

2010-07-11 14:40:44
まこと。 @mako_maru

(スピードを上げる) そうですね、それをやったのがイオンエンジンです。 (はやぶさ紹介:ご存じのかた多いと思いますが) 単に通過しただけでなく着陸、帰還をした。これができたのはイオンエンジンのおかげ。 もっと燃料効率がいいのは? それがソーラセイル。 そもそも燃料がいらない。

2010-07-11 14:41:58
まこと。 @mako_maru

ものすごく燃費がいいですね。 受ける膜が直径50m程度、受ける力はイオンエンジン2機分。約2gの推力。 イカロスは技術実証なので対角20m 約0.2gの推力

2010-07-11 14:43:35
まこと。 @mako_maru

イオンエンジン、ソーラセイルは弱い力を連続的に出すので最終的にすごい加速量となる。 たぶん人類が作れる最速の探査機ではないかとも言われています。 具体的な数字はだせないけれど、軽く作れば最速になれると。

2010-07-11 14:44:38
まこと。 @mako_maru

もしかしたら森先生は人類最速のものを作った人に? そうなるかもしれませんね。 イカロスは、10m/sくらいの速度を光で加速しています。ちょっと遅い車くらいの加速はしています。

2010-07-11 14:45:34
まこと。 @mako_maru

次に電力の問題がある。 宇宙機は太陽発電機で発電すると。探査機はみてもらうと太陽電池ばっかりですね。 ISSに至っては何枚も何枚も。 宇宙機というと太陽パネルがある印象。

2010-07-11 14:46:30
まこと。 @makoto_maru

イカロス講演 @mako_maru でつだってます。

2010-07-11 14:46:45
まこと。 @mako_maru

木星より遠くの星は電力の確保が問題。 遠くなるほど発電量が減る。 木星より遠くは原子力電池を使用している。 すべて原子力、 でもこれは欧米でも問題がおきていて、簡単にはできず、太陽電池になっていている。

2010-07-11 14:48:11
まこと。 @mako_maru

じゃあ我々はどう考えるか。ソーラセイルに太陽電池をつけてやると、大きな太陽電池を広げることができる。 全く燃料を使わないソーラセイル&効率の良いイオンエンジン でハイブリット イオンエンジンは実は電力を食ってしまう。その電力も膜で賄おうというのが我々の考え方。

2010-07-11 14:49:33
まこと。 @mako_maru

イカロスの帆は髪の毛の1/10の厚さ。 薄い。 表は銀色、裏面は金色。 金は元々の素材の色、表はアルミ (本体構造紹介。) 本体、テザー、先端マスの紹介。 マスで展開、膜には薄膜太陽電池が貼ってあって、太陽電池は厚さ2.5ミクロン 他に液晶デバイスを付けている。

2010-07-11 14:51:35
まこと。 @mako_maru

これあとから説明しますね。 これは薄膜太陽電池ですね。 展開について紹介したと思います(ビデオなう)

2010-07-11 14:52:05
まこと。 @makoto_maru

イカロス講演 @mako_maru でつだってます 

2010-07-11 14:52:47
まこと。 @mako_maru

ビデオと同時に展開解説。 ・・・ 動画自体はどこかで見たことのある映像です。 スピンアップ、1次展開、カメラは90度以上に視野で全部をみえるよ、振動が収まるまで待機、最後に回転ガイドを開放して一気に展開。2次展開は数秒と短いけど、モニターしてるよ。

2010-07-11 14:54:58
まこと。 @makoto_maru

そして @DCAM2 分離! CGが実物と同じような感じ。 そして薄膜太陽電池の評価、ミニマムサクセス。太陽光を膜面で受けて航行 これが宇宙ヨットと呼ばれる所以、加速すると地球から離れ、減速すると太陽に近づく。 

2010-07-11 14:57:12
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