関西テレビ スーパーニュースアンカーのまとめ 2012/08/01

オリンピックの裏側で出た不可解な記事① 岡田副総理が７月上旬、自民党の派閥会長に１月解散を打診、拒否されていたことが判明（7/29報道）

青山「朝日新聞一面。オリンピックの片隅に出ている。オリンピックがなければ一面トップに出ているはずなのに、不可解な点がいくつもある。岡田は実名で出ているが、自民派閥会長の名前が匿名。わりとすぐ分かることではあるが、談合記事の疑いがある。一面トップの扱いにしている。本来の減速からいえば匿名というのはあってはいけない。名前を確認して出さなければならない。分かっているのに出さないという約束で特ダネにした。他のメディアも後追いしたが、全部匿名になっている。何処と談合したかというと岡田だけでなくて自民派閥会長とも。岡田に解散権は野田にしかないのに、総理はどうだったのかというのが一切ない。野田の話はしないことも談合になっていた。野田の意を受けていったと仮にしても、自民派閥会長のところに行くわけがない。総裁も幹事長もすっ飛ばすというのは自民党の古い部分と民主党が手を結びはじめたという妙な話。世論の様子を見ようということ。これが誰なのかというのは全部見方が一致。町村元官房長官。背後には森さんがいる。自民党の長老グループの意向が働いている。打診して拒否ということになっているが、メディアの見方はやがて町村だとばれることを見越してこっちに談合する動きがあるんじゃないか。通常国会の冒頭に審議せずに解散し、２月に総選挙。来年の２月まで延びちゃうよという話。執行部側が自民の古い部分と談合しているというのはどういうことかというと、４つの情報機関の当局者によれば「政権交代をなくすということだ」と。３年前に総選挙があって政権交代があった。これだけ混乱したんだから民主が政権に入らないはずだと想定しているはずだが、それをなくしてしまうということ。時期に意味はない。もっと大きな意味がある。「民・自・公または自・民・公で次の政権を作ろうとしている」。毎年必ず次年度の税制改正や予算編成というのをやる。消費税が上がりそうになっている中で低減税率などをやらなければならない。消費税増税も含めた予算編成は大変なこと。それも一緒にやっちゃおうということ。大連立という分かりやすい話ではなく、閣外協力。内閣の外にいる自公が意見を聞いてもらって民主が予算編成をし、選挙に入ると言うこと。その後の選挙で有権者がどんな意志を示しても、離れがたい仲にしておけば勝てなくても数は大きくなるからこの政権を作ってしまおうということ。それを裏付ける動きがこちら」

不可解な記事② 岡田と輿石が「国民会議には国会議員を入れなくてもいい」という方針を表明（おととい報道）

国民会議とは、消費増税で三党合意したあと社会保障の改革を決めるための会議

青山「これは中身が不可解。輿石は記者会見で、岡田は国会答弁でいった。消費税を上げるのは本来社会保障のためだったはずなのにそれが折り合わない。合わないままになってるから国民会議を作ってそこで話すと棚上げにしている。国会議員が入るのは当たり前。三党合意の文言にも入っているのに輿石は『入れない』とハッキリいったし岡田は『議員が入らなくてもちっとも困らない』と答えた。しかもそれで自民が紛糾することなくスッと通っている。民主が自民に歩み寄って、民主が必ず負けるが自民も思ったほど勝てない、だから三党で談合した方が良かろうという話になってしまっている。成功するかどうかは別として。今から二週間前にとんでもないことを提案した人が実はいる。それはあの懐かしい顔。小泉元総理。たった一日だけ『ちゃぶ台返しをやれ』と電話をかけまくった。どういう意味かというと消費税増税法案を否決しろということ。これで三党合意はおしまい。小泉さんはこのままで行くと自民党は全然勝てないぞと。社会保障の改革もないまま年末まで談合した結果解散したらおしまいだと。自民党若手の意見にも反応している。自民党の派閥と組むというのはない。若手にこういう動きはおかしいという意見があるのを吸い上げている。むしろこれは前に進もうとしているという気配ではないかと。古い政治が最後の足掻きをすることによって本当の政界再編が進む可能性はむしろ高まっている。秋以降の動きに対してしっかりした意識を持つこと。大連立というものに賛成なのか反対なのかという意見はもう決めた方がいい。みなさんそれぞれ考えて。後半は世界の動き。キーワードは『中国の暴走』」