関西テレビ スーパーニュースアンカーのまとめ 2012/08/01

ここでヤマヒロさんから質問。「民自公、自民公とどうして二つにわけているのか」

青山「民主も自民も恐らく単独過半数なんか全然とれない。比較的多い方が中心になるから民主党の数が多ければ民自公、自民が多ければ自民公。公明が一番先にくることはないから。総理大臣が誰かがそれで変わる。民自公なら当然野田だが、岡田がすごく狙っている。自民は普通に考えたら谷垣さんだが、かなり苦しいかもしれない。選挙に勝って谷垣さんが総理になれないのかとなると自民は混乱する。底流にこういう動きがあるということ」

尖閣問題で中国の新たな動き

昨日の中国国防省報道官の会見
尖閣問題について「日本側は中国の主権を侵害する誤った発言をしている」。国家主権と海洋権益を守るために「軍としての職責を果たしていく」と発言。

青山「中国の暴走と書いたが、特に尖閣について中国軍の暴走が始まっている。中国の主権侵害なんて日本は全くしていないが、ここまでは以前から中国が言っていたこと。尖閣は日本の領土なので中国の主権とは全く関係ないが、昨日「軍としての職責」の話を始めた。これはどういうことかというと軍が出ると言うこと。これは相当刺激的な話。軍の将軍たちが尖閣に演習海域を作ろうと言ったり、沖縄は中国の属国のようなものだったから中国の一部でもおかしくないというような発言が目立つ。習近平が軍人に指示をしてこういう発言をさせているという報道があるが、情報当局者によると『秋の共産党大会を控え、軍が暴走気味になっている』。習近平は八方美人タイプで、軍と関係が不快のは事実だが、政権が不安定な時期に尖閣で揉めて国内世論が反日でまとまることもあるが、それよりはわりと穏やかにやりたいタイプ。軍の方が習近平は我々のものだから自分たちの役割が大きいんだと言うことを共産党大会の前に出しておこうという動き。防衛白書で共産党と軍の関係が変わっていると言うことを初めて明記している。共産党の言うことを軍が聞かなくなっていると言うこと」

中国最大級の新型巡視船『海巡01』が7/28に進水。上海海事局に配備され、年内にも就航見通し

青山「見た感じでかい。全長130メートル弱ある。日本で言うと海上保安庁の巡視船と言うことだが、日本の海保の巡視船も武装している。国際社会からいうとこういう型の船は武装していてもおかしくない。これも実際に運航するときには間違いなく武装する。上海に配備されるので近い将来尖閣諸島に出てくるということ。軍艦じゃないじゃないかという意見もあるだろう。日本だと海自と海保は別組織だが、中国は全体を軍が仕切っていて、漁業監視船のような穏やかに見える船も軍のコントロール下にあって、資源も軍のコントロール下にある。尖閣を狙っているのは資源が目当てだが、それも軍の仕事。これも軍のアピールであって、中国国防省報道官は軍の職責を果たすといっていたが、正確に言うと「軍はその他の機関とも連携をしながら職責を果たす」という内容。海保のような役所のところも連携して軍が動かしていくということ。習近平が軍を動かしていたら日本が入り込む隙はないが、共産党と軍が食い違っているなら、外交的に楔を打ち込む余地があるということ。日本外交の新しいあり方。有権者としてそこを注目していきたい」