ゴリラ俳句月間大賞

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

「ゴリラ俳句の政治利用を許さない市民の会」はいわゆる俳句結社（俳句同人）ではなく、あくまでもゴリラ俳句に関する政府・自治体やメディアの暴走を監視することを目的とした「市民団体」という位置付けです。そのため会として句会や吟行会を開催したことはありません。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

この月間大賞は@vta_sanがTwitter向けに独自に企画しているものです。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま〜す】 エイプリルフールに合わせて、私共「ゴリラ俳句の政治利用を許さない市民の会」の主要メンバーを紹介します。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま～す】 羽峰空穂（うほう・うつほ）さんはゴリラ俳句の提唱者であり、会の中で唯一プロの俳人として活躍している人です。俳句の中にゴリラを登場させる意外にも色々な試みで知られ、『驟雨』などの著作があります。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま～す】 渡湖りら（わたしご・りら）さんは高校でゴリラをきっかけにアフリカの環境問題に興味を持ち、色々あってゴリラ俳句を作るようになりました。現役女子高生ということで会のマスコット的な存在です。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま～す】 大郡蘭（おおごおり・らん）さんは民族楽器やエスニック雑貨の輸入販売を行う（株）オランウータンビーツの社長として国を股にかけた活動をされています。会の経営的なバックアップも含め、大変お世話になっております。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま～す】 菅井湾緑（すげい・わんりょく）さんは会の最年長で、季節感を大切にした、俳句らしい俳句が持ち味です。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

【わたしたちが作ってま～す】 手崎雅鏡（てさき・がきょう）さんは抽象的・高踏的な語句を多用して独自のゴリラ観を表現しようとしています。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

これらのメンバーが持ち回りでこのアカウントからポストしているのではないか、と私は思っております。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

エイプリルフールとは関係なく、昔からずっとそうなんです。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

俳句の世界では、すごく大まかに言って４月までが春ということになっています（旧暦の３月まで。５月初旬の立夏までという考え方もあります）。４月末はゴールデン・ウィークとも重なって頃合いですので、１〜４月のゴリラ俳句月間賞を選出しました。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

一月大賞：1/21 大寒の文字に戦（おのの）くゴリラ哉 <湾緑> 暦を見たゴリラが、一年で最も寒いとされる「大寒」の日を知り愕然としている。漢字を読めるゴリラ故の驚き。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点：1/16 片眉に雪化粧してメスゴリラ <雅鏡> 眉の端に雪片を付けたメスゴリラ。三島由紀夫『春の雪』のワン・シーンを思い起こさせる作。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

二月大賞：2/24 春動くメスゴリラを助手席に乗せ <空穂> 今まさにゴリラとドライヴに出かけようとしている様子が「春動く」の季語に良く合っている。からりと晴れ上がった日なのだろう。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点：2/29 ゴリラ来てマツチを擦るや梅ひらく <空穂> ゴリラがマッチで煙草に火を点す丁度そのとき、梅の花が蕾から開花しようとしていた。森の一角でのできごとに魔術的な共時性を見出している。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

三月大賞：3/3 高原の巌に飾るゴリラ雛 <雅鏡> 高原の巌（いはお、いわお）とはどことなくマウンテンゴリラを連想させる風景である。そこに飾られる「ゴリラ雛」とは一体どのような物なのだろうか。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点：3/14 胸に手を当ててゴリラの卒業歌 <りら> 卒業式の様子をストレートに詠んだものだが、「胸に手を当てて」で十分にゴリラ感を出せている。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

四月大賞：4/24 春暑しゴリラの花壇乱れゆく <空穂> 気温が上がり、ゴリラによって毎日美しく整えられていた花壇にもそろそろ雑草や枯花が増えてきたようだ。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点：4/17 草餅の個数ゴリラは目で数へ <湾緑> 数人分の草餅が用意されている。例えばチンパンジーあたりなら物欲しげに指をさして数えそうなものだが、ゴリラは黙って目で数えるのである。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

俳句の世界では８月上旬の立秋（2012年は8/7）をもって夏は終わりということになっています。本日は５・６月のゴリラ俳句月間賞を発表します。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

５月大賞：5/10 初鰹ゴリラが割り箸割る速さ <りら> 初物にいち早く箸を付けたいというゴリラの思いが食卓での所作に現れている。動きは軽快だが、手には力が入っていそうだ。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点：5/15 白ハンカチ忘れられたり名はゴリラ <空穂> 置き忘れられたハンカチに「ゴリラ」との刺繍。「白ハンカチ」はシルクやレース生地の婦人物とも、綿や麻で出来た男物とも取れる。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

６月大賞：6/19 レコードはゴリラの声音（こはね）梅雨籠もり <雅鏡> 雨続きで出掛ける気がしない日、レコードから漏れてくるのがゴリラの歌声だという。想像力は雨に降りこめられた自宅から一時抜け出せている。

ゴリラ俳句 @GorillaHaiku

次点： 6/4 ゴリラ舞い蠅打つ音のとどろきぬ <湾緑> 動的な句である。一般に「ゴリラ俳句」と聞いて想像されるような俳句の世界観に近いのではないだろうか。