ルネサンス芸術家Twitter列伝 其の弐 解説
ただし樽体型だったのはサンドロのお兄さん説もあるので本当のところは分かんないのが現状。お兄さんが樽と呼ばれたのにあわせて弟もなんとなく「樽のサンドロ」と呼ばれるようになったと。まあ有りうる話。
2012-08-03 21:41:40第2弾で初登場、ヴェネツィア絵画の最高点に君臨するティツィアーノは、師匠ジョルジョーネの新作お披露目から帰ってきたところという設定。
2012-08-03 21:45:19ティツィアーノはジョルジョーネの制作にも携わったけれど、わざとサインをしないでおいたらジョルジョーネの作品と間違われ、しかも「あの作品が良いですね」とコメントされたという逸話が伝わっております。師匠の面目丸つぶれっていう。
2012-08-03 21:45:55ちなみに弟子が師匠を超えるという話はヴァザーリのお気に入りの逸話の「型」のひとつで、有名なところだとレオナルドが師匠ヴェロッキオの『キリスト洗礼』を手伝って天使を描いたら、それがあまりにも上手でヴェロッキオは筆を折ったというもの。まあヴェロッキオ親方は本業彫刻家なので…。
2012-08-03 21:47:17@cari_meli 少し違うけど、蘆雪が応挙の画手本をそのまま持参して、応挙に「これはよくない」といって直してもらった話を思い出しました。それで次に自分の絵をもっていったら直しがなかったというサイテーな話をw
2012-08-03 22:19:56@akisato_ 遅レスですがその話は私も聞いたことがー! また若干方向がズレますが、ミケランジェロにもちょっと似た話があって(ご存知かもしれませんね)、ダヴィデ像の鼻がイマイチだと役人に言われカチンときた彼が、ダヴィデの顔の部分まで登っていって、→
2012-08-03 23:44:20@akisato_ →直すふりだけして大理石のかけらを落とし、その役人に「なおしましたよ」と報告したら「よくなった」と言われた…というエピソードがあります。でも「芸術を解しない」役人をおちょくるミケとちがって、蘆雪はその道の大家、自分の師をからかうのですから一枚上手ですかね?w
2012-08-03 23:44:29@cari_meli そのミケランジェロのエピソードを最初に知ったのは、高校の国語のテスト問題でした(今考えるとマニアック)。めりさんの芸術家エピソードツイを読んでいると、やはりひとつの「天才をもちあげる型」というのがあって、東西似たような話があるものだなと感心しています。
2012-08-03 23:49:58@akisato_ おっとやはりご存知でしたか。逸話の型は調べていくと面白いです。起源までは遡れなくとも、古今東西を問わず似たような話があるというだけでもわくわくしてテンション上がりますねぇ。
2012-08-03 23:53:13@akisato_ ミケランジェロはヴァザーリも書いていたと思いますが、それ以上遡れるのかはいまちょっと本が手元になくて分かりません>< 涙で動物描いた系、いま『芸術家伝説』などチラ見してみましたが見当たりませんねー。探せばあるような気がしますが…。
2012-08-04 00:23:18しかしウッチェロが自作品を批判されたショックから引きこもりついに死に至る逸話に関してもそうだが、生死にかかわる逸話をでっちあげる伝記作家はあまりにもデカい話を作り上げているという自覚はあるのだろうか。
2012-08-04 00:33:04ミケランジェロが磔刑像を彫るために実際に男をひとり殺したとか、ジョットがなんか似たような感じで殺人をしたとか、逆に自らの至らなさのために自殺したとか、フランチャがラファエロの絵があまりにも素晴しいので自殺したとか云々
2012-08-04 00:34:32ブルネレスキが誰かとかもう説明しなくていいよね…。フィレンツェのドゥオーモのクーポラ設計した建築家です。彫刻家ギベルティとは宿命のライバル。洗礼堂の扉の制作権を賭けたブロンズ鋳造バトルではギベルティが勝ったけど、その後のクーポラ制作権を賭けたバトルではブルネレスキが勝利。
2012-08-09 22:49:44フィレンツェドゥオーモのクーポラ制作を誰に任せるかについては、あの巨大な天蓋をいかにして建てることができるか、よい制作方法を考えついた者に任せるということになっていて、
2012-08-09 22:53:22ギベルティは中世よりよく使われていた、きっちり骨組みを作って建てる方法を提示したのに対し、ブルネレスキは古代ローマのドームを応用した画期的な建て方を提案。しかしコンペ主催者はこのブルネレスキの方法が本当にうまくいくかどうか不安だったんだな。
2012-08-09 22:54:17あったまカタい連中に「どうやって建てるんだ?」と訊かれてイライラしたブルネレスキ、「こうやるんだよ!」と言わんばかりに卵を机に勢いよく置き、底が割れた卵は見事に直立したという。いわゆる「コロンブスの卵」の元ネタはここやねんで。
2012-08-09 22:54:39パルミジャニーノは16世紀の画家。パルマ生まれのちっちゃいやつ。TLでは延々パルミジャーノと空目されているが、これは特に元ネタがあるわけではないですすんません。でも美形な自画像描いちゃうような自意識を持っていた彼、エゴサーチとかやってるだろ絶対。
2012-08-09 22:58:37ピエロ・ディ・コジモは15世紀のフィレンツェの画家。ヴァザーリには野蛮人って言われてる。ちゃんと食事をとるのが億劫だから、絵を描くのに必要な糊を煮詰めるときに一緒に卵をいくつも茹で、ゆで卵をストック。制作の途中にお腹がすいたらそのゆで卵を食べてたとか。
2012-08-09 23:01:17なのでポントルモの朝ごはんに反応させてはみましたが彼についてはこれ以上ネタがない(第一弾で散々ネタ使っちゃった)のでこの1ツイートのみのご登場となりました。
2012-08-09 23:02:03