ブルーノプロデュースvol.8「ラクト」 感想まとめ

藤原ちから @pulfujiko

さて映画の場合、映像記録、という圧倒的に事実性を主張する素材があるけど（だからドキュメンタリーすなわち事実と思い込む人もいるだろう）、演劇だとそれがない。かわりに、俳優や空間が「再生装置」となる。しかし、何を再生するのか？続

藤原ちから @pulfujiko

ふつうに考えたら、それは「誰かの記憶」である。ブルーノプロデュースのこのドキュメンタリーシリーズの出発点も、おそらくはそこだったんじゃないかと思う。しかしここで演劇ならではの問題が持ち上がる。それが、「反復」である。続

藤原ちから @pulfujiko

ある記憶の生々しさは、何度も何度も反復されて語られていくうちに、形骸化し、色褪せてしまう。稽古と本番を通して。だからそれに耐えられるくらいの強度のある「物語」を通常は用意する。いわば、物語をもって記憶の代用とするわけだ。続

藤原ちから @pulfujiko

しかしブルーノの橋本清は、物語を書かない。この縛りを、本人がどの程度持ってるのかはしらないけど、基本、書かない、というスタンスでいる。とにかくそんなわけで、「記憶→物語」とすんなりいく感じには今のところなってない。続

藤原ちから @pulfujiko

そして特筆すべきは、収集した記憶とブルーノの距離が、どんどんひらいているように感じられることだった。冷たくはなく、ほんのりあたたかくはあり、とはいえそれぞれに自律することを可能にする距離のようなものが模索されている気がする。

藤原ちから @pulfujiko

ブルーノプロデュースのドキュメンタリーシリーズは毎回少しずつアプローチの仕方が変わっているけど、徐々に何かに近づいてるかも？、という手応えは感じてます。

藤原ちから @pulfujiko

前回のほうが記憶の情景は浮かんだけど、今回は、その記憶を保持してるそれぞれの女優たちの立ち方（だがそれも演じられたもの！）にフォーカスされてたのかも。あとトークゲストの間野律子の話し上手ぶり、お姉さんぶりには驚きました。いやはやー

かいらくえんなつき @natsukinoboyaki

ブルーノプロデュース「ラクト」。若干ネタバレになるのだが、上演中何度も「これは嘘です」と言っているにも関わらず、忘れて何かその中に入っていってしまう僕は、だまされやすいのだなあとおもった。メタでいられず、ベタにみてしまう。

眞島竜男 @tatsuo_majima

ブルーノプロデュースの『ラクト』（構成・演出：橋本清）を観てきました。演技と記憶の（それぞれの）転換の連鎖、モンタージュを強く感じさせる演出、緊張と緩みの同居。とても面白かったです。役者もみな魅力的でした。

Re2co:mano @komakoma8

ブルーノプロデュース「ラクト」女優さんたちとても素敵だった！女性と男性で思い当たるとこや感じるとこ違うだろうな～。色んな居心地の悪さと居心地のよさが楽しかった。今日の始まりに観れてよかった。15日までやってるみたいなのでぜひ～http://t.co/nrkniuQ0

Re2co:mano @komakoma8

あとはもし行くか迷われてる方がいれば、@pulfujikoさんのツイートがとても参考になるんじゃないかなと思います。いやーしかしアフタートーク緊張したや。やはり。でも楽しかった。ありがとう橋本君っみなさまっ

小川智紀 @ogawa_tomonori

東中野。「ラクト」。思い出づくりという自己循環。劇中で「これは嘘」と宣言するとき、誰が何に対して影響を及ぼそうとしてるのだろうか。ともかくコンセプチャルにできている。

m*** @miki____

ラクト。自分の距離感かな、同じ部屋におる感が半端なかった。ついうっかり口を挟んでしまいそうな。良いも悪いもひっくるめてこそ女の子、な気がする。

Hisato Fujiwara @hisato_fuji

ブルーノプロデュース『ラクト』。ドキュメンタリーシリーズを観るのは前回に続いて2回目だけど、今回は興味深かった。3人の女優がいかに個性がバラバラで合わないか、みたいな悲しい雰囲気が漂う。けど、それを展開する3人のチームワークが良い。ドキュメンタリーたる所以をここに感じた。

Hisato Fujiwara @hisato_fuji

嘘が現実で現実が嘘ってことは既に知っている。ので、いまさら虚実皮膜の間を云々されても仕方ない。今作は、少なくとも創り手の自己発見のために必要な作品で、決して虚実のメタで遊んでない点。本当は仲が良いんだろうな、と思わせることは、劇場外の「リアルのひとつ」を観客も受け取ることになる。

なんばしすたーず @nambasisters

ブルーノプロデュースの「ラクト」という作品にトークゲストでお呼ばれされて行ってきた。ブルーノのみなさん呼んでくれて感謝！凄く自分達の事を考えた。お客さんにどう関わってもらうのか。どう近づいてもらうのか。私達は、それをずっと考え続けるしかないなー。「ラクト」東中野で15日まで！

@__nobutaka

ブルーノプロデュース vol.8 「ラクト」＠東中野 2012/08/11 http://t.co/l407uEU9

椎谷万里江 @shiiyam

そじんと、粋な夏チケット、スーパーボウル。こういう遊び心にきゅんとする。きっと、彼女たちのこと、とても気になってしまうよ。話しかけたく、なっちゃうよ。ブルーノプロデュースさんの「ラクト」は、来週水曜日までです。 http://t.co/sTOCh6dj

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さとう @satosato_r

「ラクト」聞くともなく聞く身体、というと寛次郎的な言い方だけど、いい空間でした。

フク @satoshi_FK

非劇場での公演はやっぱり魅力的です。ブルーノプロデュース「ラクト」僕には面白かったです。

藤倉めぐみ @fujikura_megmi

ブルーノプロデュース『ラクト』東中野レンタルスペースにて。空気のコントロール、ほわんとした空間に圧力どっしり。重い重い。しかし、そじんさんは強いなあ。あー、元気出た。

りいちろ @riichiros

ブルーノプロデュース「ラクト」、役者達が舞台の枠をすいっと外し相互の引力に委ねつつ空気を作り重ねる。その一瞬ごとがビビッドで重なりに混濁がなく、観る側も身構えることなく虚実の端境に置かれ、刹那達の細微な揺らぎに染められて。シーン達に加えて演じる側の場にあることの強さにも惹かれる。

りいちろ @riichiros

ブルーノプロデュース「ラクト」続き、終演の天井からの風で役者達の世界に導かれ幽閉されていたことに気付く。演じられる世界と向かい合う時の立ち位置が滅失していて、だからこそ見えるものや感じるものがある。言葉はもちろん狂騒や沈黙からも思考のフィルターをすり抜ける感覚が生まれ浸潤された。

杉原邦生 Kunio Sugihara @kuniooooooooo

ブルーノプロデュースvol.8『ラクト』＠東中野レンタルスペース 観た。ドキュメンタリーシリーズの最新作。10畳分くらいの超濃密空間で、女の子3人の会話を観客が四方から囲んで観る。演劇的瞬間の立ち上がりとか、観客との駆け引きのスリルとか、面白くなりそうなところはあったのに、（続

杉原邦生 Kunio Sugihara @kuniooooooooo

なんだか結局10畳の部屋の中で世界が終わってしまった感じがした。女優3人を観ていて、その3人の関係性は見えても、それ以上のものが見えてこないって言うか、例えば、それぞれどんな家族構成なのか、普段どんな生活してるのか、とか？そういうことを思考させるってことができるはずだし、（続