重馬敬さん「物語の受け手に共感される行為であれば初動に理由は不要　問題はその後」

重馬 敬(しげま けい) @shigema

この前のとは、女の子を助けるのに、敵が悪だろうが善だろうが関係ない。という話ですか？　あと、女の子を助けるというのは、初動においては、理由付けとかは確かにいらないと思うんです。それは、読者や視聴者、プレイヤーに共感される行為だから。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

訂正：問題は、その後で、今度こそ、物語を駆動する動機を、語るべきテーマにそってどのように提示するか、というのが大事だと思うのです。いろいろと遊離しないように気をつけないといけないので。

かくた遠悟 @ka_ku_ta

@shigema 「カリオストロの城」で謂うと、始まりの「どっちを助ける？」「女！」から、ルパンとクラリスの因縁につなげて見せる流れ、でしょうか？＞その後で、今度こそ、物語を駆動する動機を、語るべきテーマにそってどのように提示するか

重馬 敬(しげま けい) @shigema

@ka_ku_ta そうですね。あれは、たった３行で、主人公たちのキャラクタ性や物語上の立ち入りを見事に現してますよね。前に書いた、「なんてスゴイ力だ！」の対局にあるシナリオですよね。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

まあ、基本としては、女の子助ける話の場合は、その女の子が、物語構造の基盤になっていくので……。その子にかかわっていくことによって、物語のテーマに引き込まれます。その時、主人公が、読者が納得する形で彼女にかかわれるように、してあげるといいですよね。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

あるいは、主人公を思いっきりのバカ、気持ちの良いバカに設定するのもアリですよね。気合いの入った本物のバカには勝てないね、というライン。長谷川裕一的な主人公。こっちも大好きです！　(笑)

高原 @k_takahara

@shigema 「口の多いインテリはバカの一念に負ける」理論ですね！＞長谷川主人公

重馬 敬(しげま けい) @shigema

そうです、そうです！　　(笑)　　QT @k_takahara: @shigema 「口の多いインテリはバカの一念に負ける」理論ですね！＞長谷川主人公

重馬 敬(しげま けい) @shigema

「そんな、そんなことのために、彼女を……」「ふざけるな！」「うおおおおお！！」　で、勝ってしまう主人公というのも、でも、それは、理不尽なのではなくて、初期の段階で、この物語の不均衡を打ち破る存在として、きちんと定義されているハズです。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

たとえば、まっさらの状態で宇宙にでるしかなかった。だから、どんな偏見にとらわれることもなく、あるがままのものを見て、知って、考えることができた……。とか。それが、主人公として、世界を解放する資質です。　　バカだけど……。(笑)

高原 @k_takahara

@shigema 本人としては突っ走ってるだけですもんね、巻き込まれたついでに世界も救ってみせるだけで。バカですけど

重馬 敬(しげま けい) @shigema

そういう意味では、主人公の役割というか、資質って、たったひとつなんですね。つまり、「世界をキャラクタを、その物語をへることによって解放する」。これだけですね。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

ホルスなんかもそうですよね。ヒルダが、「わたしは悪魔の妹よ！」っていってるのに、「違う！」って。本人、ゆーてるやんか。(笑)　でも、ホルスが信じてくれたから、ヒルダは、グルンワルドの呪縛から解放されるわけで。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

でも、バカなだけの主人公は、好きじゃないですけど。そういう主人公たちもいるので……。彼らは、結局、キャラクタや世界を解放する資質を持たない。なのに、お話的な都合だけで、動かされているから。

重馬 敬(しげま けい) @shigema

てなことを、ネコアイコンでつぶやいても、きっと説得力はないニャア。(笑)