トゥギャッター映画部 #01『桐島、部活やめるってよ』

ツイッターに散らばる素敵な感想をまとめて読みたくて「トゥギャッター映画部」を立ち上げてみました。勝手に編集されて困る!という方、ごめんなさい。削除してください。または削除要請を @movableinferno までお願いします。自分の身の回りからたどれる数人分しかまとめておらず偏りがあるので、自薦・他薦で感想追加おなしゃす。 今後ほかの映画でも「トゥギャッター映画部」で今回のようなまとめが作られるとうれしいなあ。 追加したいけど編集できない!という方はツイートに #トゥギャッター映画部 とタグをつけてください。 続きを読む
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たかやまひろふみ @tekkmakk

桐島、なんとなしに見たのだが良かった。橋本愛さんちょうきれい。グミチョコ的なオタ男子の理想シチュエーションと、その落着に涙する。

2012-08-11 21:31:02
たかやまひろふみ @tekkmakk

しかし帰りに立ち読みした映画芸術では、苦役列車と並んでボロクソに貶されていた……。

2012-08-11 21:32:22
たかやまひろふみ @tekkmakk

桐島、続き。あのー、神木くんの友達の映画部の彼。「お待た」とか言うてクラスの女子に嗤われる彼。あれが俺です。

2012-08-11 21:36:29
OK @okbc99

『桐島、部活やめるってよ』全く本筋ではないけど作中作の映画がゾンビものというのは『SUPER 8』『キツツキと雨』と続いたのでちょっと飽きた感はある。「そうか『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』か!」には笑ってしまったけど。

2012-08-11 23:54:45
OK @okbc99

『エレファント』に言及がないのは逆に珍しいかも。 / “OUTSIDE IN TOKYO / 吉田大八『桐島、部活やめるってよ』インタヴュー” http://t.co/fkVUmq4h

2012-08-14 01:06:13
OK @okbc99

学校の廊下を歩いていく人物を同じ目線で背後から追っていく、という映像を見ると反射的に『エレファント』を連想するけど、実際はそれ以前にもあったりするのだろうか。(『桐島』の場合は導入としてわざとやっていると思うのだけど)

2012-08-14 01:13:12
エロ火 @erohi

TLで不気味なまでに絶賛の嵐だった『桐島、部活やめるってよ』を見てきた。「これは俺の映画だ!」」という高らかなツイートを何度も目にしたので、『(500)日のサマー』のような軟弱クソ野郎が主役の物語かと思っていたら、もっとカーストの低い、いわゆる「ナード」が神木隆之介くんだった。

2012-08-14 22:33:18
エロ火 @erohi

しかし「ナード」が「ジョック」を打ち負かすアメリカ的逆転ストーリーではなく、「天才」と「凡人」、「夢」と「努力」、それらの二項対立のちょうど中間地点に位置する「現実」の物語だった。文化系も体育会系も天才も凡人も夢を見たり挫折したり努力しても報われなかったり最初から持ってたりする。

2012-08-14 22:40:59
エロ火 @erohi

どんな種類の人間も同じ箱(学校)で生活する。そして差別化するために思春期の濃霧に隠れた「自分」を探す。しかし少年も少女もおかしな話だがそれを自分自身の中に見つけられない。人は他人であったり、好きなことにそれを身勝手に求める。そしてこの学校において多くの人のそれが「桐島」だった。

2012-08-14 22:47:10
エロ火 @erohi

カーストの頂点である「桐島」という偶像に縋ってきたジョックは彼の不在に一様に動揺する。しかしナードである神木隆之介くん演じる映画部にとってはそんなことはどうでもいいことだった。最初から何も持っていない彼らはジョックである運動のできる彼らや恋人のいる彼女たちよりも先に知っていた。

2012-08-14 22:52:59
エロ火 @erohi

ナードの彼らは、夢は夢であり、この世には叶うことと叶わないことがあり、自分たちの住んでいる世界は学校であり現実であると、何も持っていないからこそ知っていた。主役の前田が撮影する映画の台本にはこういうセリフがある。 「戦おう、俺達はこの世界で生きていかなければならないのだから」

2012-08-14 23:01:05
エロ火 @erohi

神木隆之介くん演じる映画部の前田が確かに主役ではあるけど、この映画は誰に感情移入するかで物語の色合いが完全に変わる。僕はもちろんナード側の人間だけど、ラストシーンに青春の切なさすべてが詰まっていた。ぜひエンドクレジットの野球部の菊池に注目して欲しい。その空白に胸がいっぱいになる。

2012-08-14 23:07:02
エロ火 @erohi

この映画は確かに「俺の映画!」であり「彼や彼女の映画」でもあるだろう。ひとつ言えるのは「過ぎ去った人の映画」だ。僕が見た映画館にはたくさんの中学生が「部活」という香りに惹かれて来館していたが、「よくわからなかった」という声が多く聞こえてきた。そして彼らは上映中もよく笑っていた。

2012-08-14 23:14:11
エロ火 @erohi

リアルタイムに青春を謳歌する少年や少女にとっては、今ある「現実」を突きつけられても「だから?」としか言えないだろうし、ひとつの側面(平面)しか映らないから滑稽な映画部の笑い話にしかならないだろう。過ぎ去った人間だからこそこの映画は多角的に映って立体的に残酷な思春期が浮かび上がる。

2012-08-14 23:17:01
エロ火 @erohi

演出やセリフ回しについても触れたいが完全にネタバレになるので黙る。ただこれは間違いなく映画でなければならない映画だと思います。原作は未読なのだが、気になって評価を見て回るとどうも辛口な声が多いようなので、これはひとつの映画作品として原作から巣立ったケースなのでは。つまり傑作です!

2012-08-14 23:24:32
エロ火 @erohi

僕が『桐島、部活やめるってよ』を見て真っ先に思い起こしたのは、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』 でした。「平坦な戦場」で生き抜く彼らは、『ヘルタースケルター』の中にいる沢尻エリカよりも岡崎京子作品みたいなどうしようもなさを抱えているように見えました。それでもここで生きるしかない。

2012-08-14 23:28:10
エロ火 @erohi

原作も見ている人の感想を探しても見つからないし、『リバーズ・エッジ』を読んだことある人の所感も知りたい。とにかく『桐島、部活やめるってよ』は語りたい作品です。長くなりましたが最後に『リバーズ・エッジ』に引用されている詩を貼っておきます。 http://t.co/SzjdXanh

2012-08-14 23:32:27
エロ火 @erohi

橋本愛さんは常に美しかった。彼女はどこにいても美しすぎて浮いてしまう。彼女の周りだけ時空がねじ曲がっているようだ。AKBグループのメンバーがなぜかわらかないけど挙って見ている『アナザー』も気になってしまうし、橋本愛×大野いとをの世界観に触れたいがために『ツナグ』にも興味が沸く。

2012-08-14 23:49:03
たかやまひろふみ @tekkmakk

@erohi はじめまして。いつもアイドル関係のツイートを楽しく拝読しているものですが、今回の「桐島〜」に関する指摘、共感かつ成る程と思うことしきりです。青春の只中にいない、過ぎ去った立場にいる人間にはしみるところ大な映画でした。

2012-08-14 23:54:57
エロ火 @erohi

@tekkmakk はじめまして。ご丁寧なリプライありがとうございます。「桐島」は本当に語りたくなる映画ですよね。僕も友人に強制的に見せたいと思います(笑)

2012-08-14 23:57:16
たかやまひろふみ @tekkmakk

@erohi 映画読んだあと、原作読んでみたのですが、こちらだと神木くん含め映画部のメンは犬童一心とか、良心的な邦画好きという設定なんですね。映画は随分とダメオタク方向に寄せていて、それが悪くないちゅうか個人的には大正解!と思った次第です。

2012-08-14 23:59:50
エロ火 @erohi

@tekkmakk えー! じゃあどちらかというとサブカルなミーハー系な設定なんですかね? ジョージ・A・ロメロと犬童一心では180度ぐらい意味合い変わってきますね。映画では強烈にスクールカーストを区分けしているんですね。

2012-08-15 00:09:37
たかやまひろふみ @tekkmakk

@erohi そうなんですよ、一人称語りという話法もあって原作の前田はサブカルな僕様ちゃん感と言うか、ナルシズムも漂うキャラクター。比べると映画は前田含め下層カーストの連中をある部分突き放しながらも愛情持って描いているように感じられ、そこが好感もちました。

2012-08-15 00:16:27
エロ火 @erohi

@tekkmakk なるほど、映画ではナルシシズムよりも「弱さ」が強調されていましたが、他人には俺を理解できないという映画では前田の親友の役回りだったんですね。映画は全員が悪いし、全員が憎めないですもんね。やはり原作から巣立った作品なんですね。それにしても橋本愛さんは美しい!

2012-08-15 00:22:31
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