中二病罹患者が人生に絶望するのって、認識してしまった自己の世界観が凡庸(と、無数の彼ら彼女らはそう信じている)な世界に向けていつかはこじ開けられなければならない現実を知って、内と外との噛み合わない齟齬に痛みを感じているということなのだろうか。
2010-07-15 23:38:44まあ、なんつうの。内を抑圧して外と馴染ませることに対してやたらと気を遣ってきたタイプの人種は、幼形の絶望を知らないとか。いざ齟齬に直面すると袋小路に陥るとか。中二病をネタとして楽しむのは大いにアリだと思うけど、ちょっとは罹患してた方が人生楽しいと思うの。
2010-07-15 23:47:05つうか、精神と外界の齟齬が中二病的でイタイなんて言い出したら、大概の文学作品は読めなくなりそうじゃないですか。我々は単一国の住人じゃないんです。想像力の去勢手術を受けた覚えは無いんです。
2010-07-15 23:50:19@kouzu 厨二的行動を文字通り中二の頃に経験しとくのはなんら悪くはないしむしろ推奨するべきことなんだけど、それを大人になってリアルでやっちゃうのはよろしくない だからこそ病気と言われるのだ
2010-07-15 23:51:10そして作品に対して厨二だと指し示すのはちょっと違う ファンタジー的な要素を中二の少年らは妄想しがちだというだけで、設定そのものを厨二とは言えない 言葉の定義が広がりすぎちゃったのだ
2010-07-15 23:53:53@kazunewaon 一時の熱病みたいなもんだから「病」なのかなあと思ってたんだけど、どうも最近の若い者らは同世代に対しても「こいつ中二病かよwww」と冷笑する傾向の気がして。自己を多数に馴染ませたくないという発想自体は、彼らにあっても正しく中二病的だとは思うんだけど。
2010-07-15 23:56:22@puzuki 自分の知ってる世界が、不可避の他者性で侵略されるのが怖いという結論なのかもしれないです。凡庸な大人社会は既に形骸化した自我だけが闊歩してて、それが煩わしく見える、というのか…。でもそれをどこかで知ってるから、自己世界を支配できる全能性に憧れるのかなあ、なんて。
2010-07-16 00:03:13@kouzu なるほど。恐らくは、その他者性を程々のところで受け流していけるようになるのが成熟(というのも胡散臭い言葉ですが)の一形態なのでしょうが、やはり形骸化した世界に取り込まれてしまうことは、一種の自我危機なのだと、と思います。 正しい絶望の仕方、教えられるべきですよね。
2010-07-16 00:08:49@puzuki 問題は、誰も正しいと思われる絶望の方法を知らないし、教科書にも書いてない、お店でも売ってないってことなんですよね。万人が現象は知ってるんだけど、仕組みはたぶん理解してない状態。個人で見つけ出すしかない。そんなのが解ったら、人類はとっくの昔にユートピアの住人です。
2010-07-16 00:14:26内田樹が大昔にweb上に発表したテクストをちょこっと目にしたところによると、『青少年は、自己の幼い世界観では堪えられないような難解な読書を通して価値観を再構築すべき』みたいな事を言ってたんだけど(かなりうろ覚え。たぶん間違ってる)。自ら破壊を演じる事は、むしろ悦びだよね。
2010-07-16 00:04:36@kouzu 内田樹風に言うならば、「絶望は、正しい絶望のあり方というものを誰も教えられないからこそ、遡及的に絶望と定義される」ということですねw
2010-07-16 00:16:44んん。でも中二病=若ぇモンの熱病と考えると、40過ぎた今でも現役でアメリカ社会の抑圧にロックで反抗し続けるマリリン・マンソンってすげえな。正しくカウンターカルチャーしてる。その辺の文化史に全然詳しくないから滅多なこと言えんけど。
2010-07-16 00:06:56曖昧で、しかし絶対的だった権威そのものの揺らぎを見出すからこそ、思想家が神の死を宣告するし、殺した神父の目玉を膣に挿入するし、ママンが死んだ直後に太陽が黄色いから人殺しをしたりするんだな(かなり適当)。
2010-07-16 00:10:57@Lacenaire_ssw 所属を厭う反抗――みたいな観点からすれば確実に中二病だと思う。現代の草食系男子が共感できるかはわかりませんが…
2010-07-16 00:31:51@Lacenaire_ssw 「若者達の教祖」も今は昔か…反抗するにもエネルギーが要るしね。むしろ「そのままで良いんだよ」的な自己肯定ソングが流行っている印象。
2010-07-16 00:38:19@kouzu 言われてみればそうですね。むしろ「大きなものへの反抗」よりも内面の孤独の消化の方が課題っぽいですもん今の人たち
2010-07-16 00:41:00@Lacenaire_ssw 共同体が解体しかけて、個々人の精神の問題の方が重要視されてる時代ってことなんでしょうかねー。生活文化の発展は、家族や地域で繋がらなくとも個人で十分に生きていける環境を作り出してしまいましたし、自意識と対面する機会が否応無しに増えてるんだと思います。
2010-07-16 00:44:42