ミキのゾンビサバイバル

ゾンビサバイバルの小説風ログです。 こうやって並べると文章のおかしい部分が浮き彫りに(汗) 妹の話⇒http://togetter.com/li/358401 ■序章------------------- 続きを読む
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ミキとユキ @nanashi_RP

何アレ!何アレ!!ミキは走りながら先程見た野犬の姿を思い浮かべていた。確かに『犬』の形はしていたが、爛れ落ちた体、半分ほど剥き出しになった頭蓋・・・明らかに『生物』と呼べるものではなかった。「あれじゃまるで・・・きゃっ」木の根に躓きミキは顔面から地面にダイブした。 #sideミキ

2012-08-14 04:12:03
ミキとユキ @nanashi_RP

「いたたたた・・・」痛みを堪えつつ起き上がって辺りを見渡すと野犬の群れはもう追ってきていなかった。「よかった・・・」服に付いた土をパンパンとはらう。「ユキ、大丈夫?」そう言ってミキが振り返ると、さっきまで一緒に居た妹の姿は何処にも見当たらなかった。 「嘘・・・?」 #sideミキ

2012-08-14 04:25:10

今日のミキ:【戦闘】牙を剥きだし濁った目で君を襲う、ゾンビ化した野犬の群れ! 4のダメージ! 敵は足が速く、長距離を逃げ回るはめになる。食糧:-3

体力94/食糧97

ミキとユキ @nanashi_RP

「どうしよう・・・ユキと逸れた・・・」心細さと自責の念で頭の中がグチャグチャになる。呆然と立ち竦んでいると奥の茂みがガサリと動いた。-まさかさっきの犬が・・・!?- 恐怖に顔を引き攣らせ身構えていると出てきたのはコック服を着た一人の青年だった。 #sideミキ

2012-08-15 02:07:38
ミキとユキ @nanashi_RP

「お嬢様!?」茂みから出てきたのは祖父の下で働いている使用人だった。何人も居るシェフの中でも特に気に入られていたようなのでミキも顔と名前だけは知っていた。「松下・・・」知っている顔を見たせいで緊張の糸が切れたのか、ミキの瞳からは堰を切ったように涙が溢れ出した。 #sideミキ

2012-08-15 03:02:10

今日のミキ:【同行者】凄腕のシェフ(アイテム扱い。連れている間、食糧1をHP1に変換可能。1日につき最大3まで)が同行を申し出た! 連れて行くかは好きにせよ。 食糧:-2

体力94/食糧95/凄腕のシェフ[松下]

ミキとユキ @nanashi_RP

森に入ってから3日目。ミキは生い茂る草を掻き分けながら進む松下の後を不機嫌そうに歩いていた。「どうされました?」「どうされました?…じゃないですよ、どんだけ歩かせるんですか」松下と合流してから数時間、ほぼ歩き通しだった。 #sideミキ

2012-08-17 23:54:33
ミキとユキ @nanashi_RP

「大体こっち別荘とは逆方向でしょ?私は早く帰りたいのよ!」ミキの訴えに松下が顔を曇らせた。「屋敷には…屋敷にはもう戻れません…」「…は?」思いもよらない返答にミキは口をパクパクとさせた。 #sideミキ

2012-08-18 00:07:11
ミキとユキ @nanashi_RP

別荘が襲撃された事、死亡した者の半数が突如起き上がり暴れ出した事、祖父から孫達の事を頼まれた事…。松下の話はまるでフィクションの世界だった。ミキ自身も襲撃を受けていなかったらきっと信じられなかっただろう。 #sideミキ

2012-08-18 00:22:04
ミキとユキ @nanashi_RP

そうこう話している間に松下の言う『待ち合わせ場所』についた。赤い布を括りつけたその木の下で待っていたのはメイド長のジェニー。ミキとユキがまだ赤ん坊の頃から祖父に仕えており、双子にとっては姉の様な存在だった。 #sideミキ

2012-08-18 00:34:23
ミキとユキ @nanashi_RP

見慣れた顔にホッとしたのも束の間、姉として慕う彼女の手には見慣れない物が握られていた。それが旧日本軍で使用されていた九九式狙撃銃だと知るのはもう少し後の話である。 #sideミキ

2012-08-18 01:29:10
ミキとユキ @nanashi_RP

「ユキ様は見つかりませんでしたがこの先に町の様なものがありました。ユキ様も心配ですが、アテも無くうろつくよりは一度態勢を整えるのが得策かと」「ミキ様の体力も限界のようですし、そうしましょうか・・・」ジェニーの提案で一行は町に向かい歩き出した。 #sideミキ

2012-08-18 02:06:09

今日のミキ:【同行者】凄腕のスナイパー(アイテム扱い。1日1回、あなたかフォロワー1人が【戦闘】で受けるダメージ-2。最低1点は受ける)が同行を申し出た。食糧:-3

体力94/食糧92/凄腕のシェフ[松下]、凄腕のスナイパー[ジェニー]

ミキとユキ @nanashi_RP

街を目指す一行。途中にあった警察署で休憩をとる事にした。「警察署入るの初めて!」そう言ったミキのテンションは若干高かった。が、そのテンションも次の瞬間には瞬間最低値まで落ち込んだ。咽返る様な血の臭い、広がる肉塊の山。扉の先に広がっていたのはまさに地獄絵図だった。 #sideミキ

2012-08-18 03:48:08
ミキとユキ @nanashi_RP

「あまり直視しない方が宜しいかと」そう言いながらジェニーはミキの視界を遮った。「気遣いは嬉しいけれど、もう余すことなく直視してしまいました」胃からすっぱいものが込み上げるのを感じ必死に堪えた。「使えそうな物を探してきます」ジェニーは銃を構えながら奥へと消えた。 #sideミキ

2012-08-18 04:21:40
ミキとユキ @nanashi_RP

「ジェニーが私の知ってるジェニーじゃない・・・」「彼女、表向きはメイド長となっていましたが、軍の特殊部隊に居た頃旦那様に狙撃の腕を買われて屋敷に来たのですよ」人に歴史有り、である。それから暫くするとジェニーが戻ってきた。  #sideミキ

2012-08-18 04:38:40
ミキとユキ @nanashi_RP

ポケットが銃弾でパンパンになっているのを見てミキはなんとも言えない気分になった。奥の部屋にはショットガン等もあったそうだが人道的に問題があるとかで置いてきたらしい。化け物相手に人道とかあるのか?と疑問に思ったが面倒なのでミキは深くツッコまない事にした。 #sideミキ

2012-08-18 04:50:07

今日のミキ:【探索】警察署を捜索。死体だらけだ、ひどい戦いがあったらしい・・・ショットガン(【戦闘】で受けるダメージ常に-3。最低1点は受ける)を得た! 食糧:-4

体力94/食糧88/凄腕のシェフ[松下]、凄腕のスナイパー[ジェニー]