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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス活用のススメ

切身魚さん(@kirimisakana)の連投ツイートをまとめさせていただきました。 無断転載だ想定外の利用だと泣きわめく前に、事前の意思表示を考えてみませんか。 他人に使ってもらうことは損害ではなく文化の発展に寄与するのだと思い出すために。
社会学 クリエイティブ・コモンズ 著作権 CC ccライセンス
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KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
クリエイティブコモンズは、著作権保護法を上書きする『私的契約』のお話。 私人の法律関係は私人が自由に契約で決めることができるという原則、民法91条に依拠する。(大学の一般教養の話をうろ覚えで書いてますよ)
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
契約自由の原則、とも言われます。で、「事前許諾が大事」というお話をするのは、「権利者を探し出し、相手に通じる言葉で、契約条項を各項目全てにわたって合意にいたる」のが大変だから。時間と人とオカネのコストがかかります。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
だから、全世界の諸言語のうち、72ヶ国語で同じ内容が契約条項として定められており、オプションを使い分けることで『ある程度、作者側の自由度を保証しつつも、使い勝手のよいシステム』を用意する。こういう試みがよそにもあります。が、私がCC(クリエイティブコモンズ)支持するのは…
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
1.先述のとおり、72ヶ国語に同一内容の契約条項、一般むけ文章と法律の専門家が読む文章と、コンピュータも読めるメタデータの三種類が用意されていること。 2.1により、使用状況、国別の傾向といったものが統計とりやすい。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
3.最も知りやすく、整理された内容なので、ライセンスの基礎がわかっていれば他国人相手でも恐れることなく利用できること。 「いくつかの権利が保留されています」というタイプだったら、「面倒だから使わない」か、「それでも交渉してみる」。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
4.CCすら使わずに日本語圏内に閉じこもっていても、海外のネットユーザーは躊躇しないし、ニホンゴを学ぶわけでもないから、交渉のテーブルの有無も知らない。文句たれる暇で、彼らにも理解できるライセンスをもって攻性の連鎖を仕掛けたい。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
創作の連鎖をつなぐのは、何か? 夢見がちな貴方を傷つけたくは無いのだけど、「使いやすそうな態度で差し出されたコンテンツ」であって、「いつか情熱的なファンが私の創作物に気づいて、言語の壁をものともせずに契約書を贈ってくれるに違いないわ」という夢は妄想なのよ。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
実際には、半端に商業で半端にオカネが絡む世界にいる人たちが、疑心暗鬼にかられてる部分が大きいの。著作権保護法教育の弊害、ともいうわね。著作権保護法は、「まず、守ると称して、原則不許可にする」法律ですもの。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
話題にのぼらないこと。話題になっても、内容を味わうのが半端にしかできないこと。あるいは完全に遮断されていること。 これらが、ロングテールな位置であがく人にとって、どれだけ致命的だと思って?
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
権利者のインセンティブ(動機付け)と、コンテンツからオカネを得る方法は、これからも技術の進歩によってもっと多種多様になってくるの。e-BayやGumroadを超えて、もっと気軽に、もっと多くの遣り方に。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
ソフトウェアのオープンライセンスプロジェクト(GFDL)を継承して、コンテンツむけにも作られたのがCCだから。時世の流れやユーザーの要望で、ライセンス内容もバージョンがあがってきてるのよ?
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
そのひとつが、CC0。 「名も要らぬ、金も要らぬ、ただ私の作品が広まることだけを願う」というライセンス。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
あと、面白い試みの一つが「CCPlus」。 「CC-BY-NC、だけど営利で使いたい時は別途、相談に応じる用意あり」たとえば、「収益を得る活動に使いたい」「作者名の表示義務を免除してほしい」「他の
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
たとえば、「収益を得る活動に使いたい」「作者名の表示義務を免除してほしい」 CCライセンス明示以外の用途に使いたいとき、相談に応じますよ、という表現です。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
先の英文Wikiページの下段には、ExamplesとしてJamendoやBeatPickといった音楽での例が画像表示されておりますよ。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
繰り返しますが、クリエイティブコモンズは、著作権保護法を上書きする『私的契約』のお話。 私人の法律関係は私人が自由に契約で決めることができるという原則、民法91条に依拠しております。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
提供者も利用者も、お互いに使った時点で契約同意とみなされます。契約不履行や違反行為が見つかったら、まずは話し合いで解決を試み、それでも和解出来ないならば訴訟ということになります。 ただ、訴訟ってそもそもリスクだらけなので選択する人はあまりいない。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
それでも、「訴訟も辞さず!」という人や法人は訴訟を起こします。このことが何を意味するか? 一つ目:私的契約で満足して、お互いに創作の連鎖を楽しんでいる人たちの声は、メディアが積極的に取り上げるものではない。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
二つ目: 私的契約としてのクリエイティブコモンズを良く知りもせず、使いもしない人は、メディアがよく取り上げる悪い例=訴訟沙汰のみを、重要な証拠として検討する傾向にある。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
アジア圏とそれ以外の文化圏では、CCライセンスの組み合わせや使い方の傾向も異なります。これは、法文化の違いや、同人誌の規模、商業が起こしてきた訴訟の例、消費者が起こしてきた訴訟の例の蓄積が異なるためと思います。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
「文化の発展に寄与する」のは何か?どのような人か?どのような態度か? 「まず、守ると称して、原則不許可にする」法律の四角四面な運用では、今の技術進歩に追いついてないのはもとより、今後の発展をデッド・エンド(行き止まり)に追い込むのではないでしょうか。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
生物学にいう「オープン・エンド」の考え方は、非常に参考になります。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
野口祐子『デジタル時代の著作権』と、ドミニク・チェン『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』の二冊は、一読の価値があります。 本を読む暇も惜しい方は、 http://t.co/p3yeV97U だけでもお読みあれ。
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana
とくに、消費者が起こしてきた訴訟の例の蓄積の有無は、アジア文化圏とUSA(州にもよるが)、EU圏のライセンス運用に大きく影響していると、私は分析します。「iPhoneの脱獄?それだって消費者の権利だよ」という判決がでたり。
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コメント

ゆうひまわり @YuugaoHimawari 2012年8月23日
実はこの辺の知識はあまりないので、すごく勉強になった
KirimiSakana/切身魚 @Kirimisakana 2012年8月25日
法学的な視点からの解説も、合わせて読みたいまとめとして。http://togetter.com/li/361373