「性産業が児童施設退所後の福祉になっている現状を止めるために」(2012年度ポラリス @ppjapan 連続セミナー第2回)
- ganchankadoya
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今日のポラリスプロジェクトのセミナーでお話を伺った「ゆずりは」のウェブ http://t.co/D7t7EHqT 児童養護施設を退所せざるを得ない子どもたちの自立支援ホーム「あすなろ」の職員の方がやっているアフターケア相談所。
2012-08-26 02:23:41ポラリスニュース:【ポラリス連続セミナー第2回】「性産業が児童施設退所後の福祉になっている現状を止めるために」
【ポラリス連続セミナー第2回】「性産業が児童施設退所後の福祉になっている現状を止めるために」
http://www.polarisproject.jp/news/1121-2012-08-29-08-36-01
先週の土曜日、恵比寿のEIJI PRESS LABで児童養護施設等の社会的養護退所後のアフターケア相談所「ゆずりは」所長高橋亜美氏の「性産業が児童施設退所後の福祉になっている現状を止めるために」についての講演がありました。
児童養護施設で生活していた子ども達は、高校卒業、高校中退、または中学卒業を機に施設を出なければなりません。16歳で社会に放り出されてしまって、ほとんどの子どもたちは非正規雇用で、生活がぎりぎりです。助けて、という声を、聞いてくれる親もいないのです。心も体も家庭でボロボロにされた子たちが、養護施設に守られていても、その後がないです。社会、そして支援者の中にも、「子どもは援助交際を選んでやっているんだ」という偏見はたくさんあります。でも「選ばざるを得ない」環境があることについては、ほとんど考えてないのが現実です。家族から逃げる方法しかなかった子供たちは、社会的な保護が十分ではなかったため、性産業、そして人身売買の罠にかかってしまうのです。
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興味を持たれた方へ
いま、彼女に起きていること 〜かすかなサインを見逃さないように〜
http://www.polarisproject.jp/news/279-book
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子どもや女性への暴力に関わる専門職の方、警察や入国管理局職員の方、被害者が来院するかもしれない医療関係者の方など、被害者に直接関わる可能性がある方へ向けた冊子ですが、たいへん読みやすいものになっています。
最近の事件や当事者のストーリーも多く取り込み、第一線で活躍する方たちのインタビューも盛り込みました。”人身取引”という社会問題について理解を深めたい方、少しでも興味をお持ちになられた皆様に是非読んでいただきたい一冊です。
2012年度ポラリスプロジェクトジャパン連続セミナー第1回 《人身取引を知っていますか?》「現代の奴隷制:人身取引ってなぁに?の報告
2012年度ポラリスプロジェクトジャパン連続セミナー第1回 《人身取引を知っていますか?》「現代の奴隷制:人身取引ってなぁに?」を開催しました。
当日、64人の参加者が集まり、会場はほぼ全てが埋まる満員でした。セミナーでは、ポラリスプロジェクトジャパンの団体紹介から始まり、ポラリスが介入し助けた被害者の体験談、人身取引問題についての日本人の意識調査結果の発表、ワークショップ等を行いました。
調査対象1000名を対象にしたこの人身取引意識調査は、人身取引の認知が全国でどのくらい広がっているのかを調査したアンケート結果。全国で「人身取引」という犯罪の認知は9割強でありながら、日本人が被害者になっていることを知っている人がほとんどいないということや(知っている人は2割以下)、また、外国人が日本に連れて来られて被害者になっていたことを知らない人が6割強という認知不足を共有しました。人身取引の認知の経路を調査したところテレビが6割と多く、次に新聞、インターネットの順になりました。