第3回タイプルノアールまとめ

2012/8/29に開催された、第3回タイプルノアールのまとめです。 ■「仮名のなりたち」岡田一祐 ■「『横書きかな』の開発 経過報告」新世界タイポ研究会 の2本立てで、実際の仮名の歴史を辿った後で、「横書き環境で仮名が発展したら」という歴史のifをシミュレートする大胆な試みの成果を発表。正式発表はATypI2012香港で行われるので、どんな形だったかはご想像にお任せします。 素晴らしいイベントを企画してくださった関係者の方々にお礼を申し上げます。
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mashabow @mashabow

『変体少女文字の研究』にもそんな(横書きだと左に傾くという)話があったような気が

2012-08-30 21:03:30
狩野宏樹 @KAN0U

岡澤さんの「あきはぎ」の開発プロセス解説で、図の右下のような「幾」の草書体を挙げて「これが『き』になるなんて納得いかない」と仰っていたのが面白かった。素人目には、「幾」や「成」の反り撥ねが縦画になる字が草書にあることのほうが不思議である。 http://t.co/vqIWLy4c

2012-08-30 21:39:16
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狩野宏樹 @KAN0U

金澤萬葉二→元永本古今集と並べると、自然に「き」になるように思える。「き」になる為には「人」を最後に書く必要がある。左下に「万」を書いてしまうと「き」になれない。中国の草書体には縦画パターンか「万」パターンしかないようだ(新書源を確認しただけなので断言はできないが)。

2012-08-30 21:58:56
狩野宏樹 @KAN0U

図版の引用は北川博邦編「和様字典」(二玄社)より。たしかこの字典のことは「大熊肇の組版道場」で教わったのだったと思う。本文550ページほどの小さな本だが、類書が無いのでお奨めしたい。

2012-08-30 21:55:34
狩野宏樹 @KAN0U

@kzhr なんて言うか、唐様で「売家」と書くのを嗤うのは、赤塚不二夫がイヤミというキャラクターに口癖で「おフランス」と言わせるような雰囲気なのかなという気がするわけです。引札が御家流を最後まで捨てなかったのは、美しいからではなく「御家流=商家」というイメージが定着したからかも。

2012-08-30 22:22:04
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