教育委員会から区立各学校（園）長宛に出された「屋外の清掃活動について（通知）」

　　　　　　　　　　　　１１教施送第209号
　　　　　　　　　　　　平成24年2月6日

各学校（園）長　殿
　　　　　　　　　　　　　学校施設担当課長
　　　　　　　　　　　　　学　務　課　長

　　屋外の清掃活動について（通知）

　貴職におかれましては、常日頃より学校施設の適切な維持・管理を通して、幼児・児童・生徒の安全・安心にご尽力いただきありがとうございます。
　さて、御承知のように、本区では、福島第一原子力発電所事故にともなう放射性物質飛来に対して、昨年６月及び１２月に区内１９施設で、また８月から１１月に小中学校、幼稚園、保育園、公園等約５００箇所の砂場の空間放射線量を測定し、対策が必要と判断された砂場について砂の入替え等必要な措置をとりました。子ども達が屋外で過ごすことが多いと想定される場所の基本的対応を終えましたが、それ以外の場所については、例えば側溝や雨樋下など雨水が集まる場所の中には、小さく限定的な範囲ではあっても、周辺より比較的数値が高くなる箇所もあると考えられます。
　このような場所については、定例校長会等においてお話してきたように、日常的な管理・清掃活動を効果的に行うことにより放射線量の低減を図っていきます。そのため、屋外の清掃活動を実施する際には、下記を参考にして適切に対応願います。

　　　　　　　　　記

１　清掃作業
　今年初めて清掃を実施する場所は、教職員など大人が対応してください。
　（「除染関係ガイドライン」を参考に、手袋・マスクを着用して作業してください。）

２　清掃方法の例
　◇側溝・・・汚泥の除去を行ったのち、水で洗浄する
　◇樹木の下、外構・・・落葉等の除去
　◇雨樋の下（土）・・・約１０ｃｍの表層土を底部に置き、約２０ｃｍの掘削した下層の土を入れ替える。（「天地替え」。範囲は直径６０～９０ｃｍ程）
　◇雨樋の下（コンクリート）・・・水を用いてデッキブラシ等で清掃（必要エリア）
　◇樹木（低木）・・・（学校内で）適宜剪定、（枯れている場合等は）伐採
　　※概ね２ｍ以上の高木が繁茂・枯渇した場合は、学校施設担当課施設係に連絡

３　除去したものの処分方法
　保管日が最小となるよう作業前に学務課等と日程調整するとともに、児童・生徒が立ち入らないよう、かつ雨曝しにならないよう保管・方法に配慮する。
　◇側溝の汚泥・・・・・・産業廃棄物として処分（学務課学校経理係）
　◇落ち葉、可燃物等・・・ごみ袋に入れて、通常の「可燃ごみ」として処分

４　放射線量等の測定
　清掃活動にあたり放射線量の測定が必要な場合等は、学校施設担当課に御相談ください。

５　問合せ・連絡先
　学校施設担当課施設係　石田　℡03-5662-1623（直）
　学務課学校経理係　山田　℡03-5662-1625（直）

６　その他
　本区は「汚染状況重点調査地域」ではありませんが、屋外清掃活動の方法について環境省の「除染ガイドライン」を参考とさせていただきました。

（以下略）