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サイゾー2010年8月号「月刊カルチャー時評」鋼の錬金術師、の反応とか考えたこととか色々

FXMCさんは直接言及していませんが、関連性が高いと思われるので追加。メモ程度。
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@gruxxx

サイゾーっていつ発売だっけ?荻上チキ・中川大地・宇野常寛のハガレン完結対談今日気付いて買った。恐らく殆ど省みられなかった何故ガンガンでハガレンが生まれたのか、という話。 尤も、ガンガンでなくてもこういう話ってたいていコジツケなんだが#shonengangan

2010-07-19 20:59:45
@gruxxx

要はガンガンのゲーパロを出自とするたとえストーリー漫画でもギャグを間に挟まなければならないっていう、反物語且物語であるという特徴の延長線上で宇野の言うゼロ年代と接続されたという話なんだが。この特徴を説明してる荻上は過去エニックス系漫画の熱心な読者だったようだが文脈を察するに初期派

2010-07-19 21:02:38
@gruxxx

だからか、狭義のエニックス系、伊藤剛の言うガンガン系と繋げられるかはちょっと弱い。中川は知らんが、結局『ゼロ年代の想像力』で批評に確実に出来ることは撹乱でしかないという壊し屋志向の宇野も、恐らくは初期ガンガンのアナーキーさのほうが理解しやすいんだろう。あの人金田一蓮十郎好きだし。

2010-07-19 21:09:13
@gruxxx

私自身は世界をシミュラークルに理解する一歩引いた視線自体が、その一歩引いてみる理由となっている物語の特定性を脱色されて内面志向になり少女マンガ化してエニックス系雑誌にエニックス系が浸透し出した、と思っている。ある物語を一歩引いてみる理由がなくなったが、引かずには居られないっていう

2010-07-19 21:12:52
@gruxxx

で、ハガレンは反物語という物語として少年漫画的に振舞うことを運命付けられた少年ガンガンの特徴をついにメインストリームに繋げられた作品だ、と三者は言う。ただあれが結局ストーリー面を再現して受けた最初の同誌アニメ化作品であることを考えると、ガンガン性の完成は同時に崩壊を意味する。

2010-07-19 21:20:48
@gruxxx

このまえふと思いだしたが、大塚英志『戦後まんがの表現空間』などで観たところだけれどもバブルが弾けて少年漫画の売上げが下がる中、マンガ文化に居た子供たちはゲーム文化に分捕られるという論調がかなりあった。また駄本と罵られた竹内一郎の書名は『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』だった

2010-07-19 21:25:58
@gruxxx

以前確保した岩下朋世の論文にもあったが、手塚治虫がストーリーマンガ=滑稽ではないシリアスなマンガ、を築き上げた、ということである。前述書所収のエッセイでも大塚はマンガはゲームと異なるファンタジーを描くべきだと言っている。ゲーム会社が出すファンタジー・ギャグメインの少年誌はやはり鵺

2010-07-19 21:30:00
@gruxxx

そう考えると、田口浩司が咲-saki-の元ネタはスラムダンクだとあけすけに告白したように、ヤングガンガンが萌えを重視しながら少年漫画的な筋書き自体もあまり無視しないのは納得できることである。裏を返せば、少年ガンガンにとっては成長物語は却って大人び過ぎている気もする。

2010-07-19 21:32:44
@gruxxx

ヤンガン自体、青年誌であるにも関わらずモロなセックスシーンを避けている。つまり、例えばスクエニ出身だからといっても『マギ』や『そらのおとしもの』はガンガンでやりづらいだろうということである。

2010-07-19 21:34:48
@gruxxx

因みに宇野は、ブッグブラザー的なものが成立しないからシステムの外部が成立しない(≒等価交換?)のにお父様を設定してしまったことが不満なようだが、なんかその辺魔法陣グルグルのギリを思い出すな。あの漫画ラスボスをククリにすべきだったはずなのに結局非常にベタな魔王が必要だったという

2010-07-19 22:13:36
@gruxxx

反物語且物語と俺が呼ぶところ。中川、"いわば「ゲームのシミュラークルから始まり、いかにオリジナルにたどりつくか」という「ガンガンの命題」(笑)"。宇野、「恐るべきことに、このマンガ自体がホムンクルスなんですよ。にも関わらず、ホムンクルス的なもの否定するストーリー」だから面白いと。

2010-07-19 22:34:39
@FXMC_

漫画評論最大の死角は、ガンガンでも角川でも学研でもなくりぼんちゃおだと思う。

2010-07-19 14:44:48
@FXMC_

エニックスだの、学研だの、りぼん・ちゃおだのまで含めた漫画史を、一人で把握しておけなんてのは無理な話。存在と概略だけは知っておくべきだけど。それ以上が必要なときは、どこかを参照できるようになってればよい。一応wikipeがあるけど評論の基礎にするならそれ以上が欲しい。

2010-07-19 16:13:15
@fermat1665

サイゾー8月号の、宇野常寛×中川大地×荻上チキのカルチャー時評、面白い。良くも悪くも、「等価交換」という表現をこれだけ人口に膾炙させたのは確かにハガレンの功績。

2010-07-17 00:49:43
@fermat1665

しかし、ハガレンってガンガンの連載、終わっていたのか。

2010-07-17 00:49:58
@fermat1665

ハガレンは、NYにいた時、B&Nあたりで子供達が地べたに座りながら日本のマンガやアニメ雑誌を読んでるのを不思議に思って眺めているうちに、なんか変なの見てるな、と気付いたのが最初。というか、帰国するまでよくわかってなかった。

2010-07-17 00:54:30
@fermat1665

あ、いまだによくわかってないかw

2010-07-17 00:55:56
@fermat1665

それはさておき、「等価交換」「対価」「契約」と言った言葉で、日常の人間関係の形容のデフォルトが変わったことは確かだと思う(と感じるのはある年代以下であることも間違いないだろうが)。「せちがらさ」の前面化というか。

2010-07-17 01:06:27
@fermat1665

ただ、それらが「流行って」しまった以上、そうした言葉のセットが受容する側の無意識な欲望であったという説明も説得力をもってしまう。その意味でハガレン現象は記憶すべきということ。

2010-07-17 01:08:22
@fermat1665

あと、さっきのサイゾーの中でも触れられているけど、ガンガンという「ゲーム→マンガ」の流れの、マンガが最初から派生作品(シミュラークル)として始まる宿命を帯びた場から出てきたオリジナル、という指摘は、産業論的にも興味深い。

2010-07-17 01:11:52
@fermat1665

というか、ガンガンのマンガって、ゲーム的要素をデフォで入れ込むことが何となく?前提になっている分、伝統的なマンガとは異なる文脈を(なかば牽強付会に)導き出しているようにも見えるのだが。どうなのだろう。

2010-07-17 01:14:17
@gruxxx

サイゾーっていつ発売だっけ?荻上チキ・中川大地・宇野常寛のハガレン完結対談今日気付いて買った。恐らく殆ど省みられなかった何故ガンガンでハガレンが生まれたのか、という話。 尤も、ガンガンでなくてもこういう話ってたいていコジツケなんだが#shonengangan

2010-07-19 20:59:45
@kobako

これが結構面白そう。 まぁひとつ自分の中の結論じみたことを言うと、別段ガンガンでなくてもハガレンはあのハガレンだったとは思う。 ガンガン的なマンガってたくさんあるけど(時代によってこの定義は異なる)、ハガレンはその枠関係なく、ハガレンだったろうとか

2010-07-20 08:34:42
@kobako

TLに流れたことに絡んで、ちょっとハガレンのことについて考えている。 90年代後半ぐらいまでのガンガンだと、「ゲームをコミックにする」マンガの作り方が云々、っていう文脈はアリかもしれないけど。 天野こずえ・桜野みねねの台頭でうやむやになったんじゃないのかなその辺は。と思う

2010-07-20 12:09:52
@kobako

というか、やはりエニックスである必然性は感じない。角川とか電撃でもほぼ同じように売れたと思う。 流石に週刊だと環境が変わりすぎるんでアレだけど。 …「週刊では無理だと思う理由」ってのは考えとかないといけないのか。これは感覚以外の何物でもない。

2010-07-20 12:12:41
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コメント

@gruxxx 2010年7月23日
7月23日、追加。FXMCさんと、SagamiNoriakiさん。
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@gruxxx 2010年7月23日
初期ガンガンの劇画臭さは、個人的にはひょっとすると保坂嘉弘初代編集長の伝手かもしれないと思っていたり。彼は元々漫画原作者で、講談社系の雑誌で実作をしていたという情報がある。http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/nikko200773.html、7/23参照。 誌面そのものもアイテム欄にある『マンガ研究』の第六回学会大会で月刊少年マガジンのような雑誌を当初目指したようだ、と杉野庸介は言っていた。
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