サイゾー2010年8月号「月刊カルチャー時評」鋼の錬金術師、の反応とか考えたこととか色々

@kobako

まぁ、角川も電撃もそんなすごく知らない中で言いきっちゃうのはどうかとは思うけれども。同じようなもんじゃないのかな？とか思うけど…。 でも「そらのおとしもの」あたりはガンガンでは出来ないだろ、と思うところで「同じようなもん」ではないのか。少し差はある。

@kobako

「ハガレン論」なんかを言う際に、「ガンガン論」を踏まえて語ろうとしたらおそらく少なくとも「角川・電撃論」ぐらいにお話を広げて、面的にとらえる必要はあろうか。 そこから浅くメディア論も、か。 そこまで行かないと「ガンガンでなくても成功しただろう」ということは言ってはいかんのかな。

@kobako

うーん。下手に「20年分のガンガンを持って」たり、「98年以降ずっと（それなりに）つきっきりで付き合って来ていた」りすることが人の語るガンガンを絡めた話に反発したくなる原因になるのだろう。 こりゃ良くないな。下手なプライドは成長を阻害する。 まぁそういう論が的外れなのもあるけど

@gruxxx

まあ実際必然性はないでしょうが、ガンガン的にはハガレンの流れを無駄には出来ないんで、どっちみちこういう分析は誰かがする羽目になるんでしょう。繰り返しますがやっぱブレイド系の少女マンガっぽさを如何に捉えるか、というところが問題になるのでは。＞@kobakoさん

@kobako

.@gruxxx 自分はガンガンについて語る際のハガレンの位置づけを「7年間のボーナスゲーム」扱いに持って行きがちで。 ガンガンでなくてもヒットしたと思うだけに。 それよりもそのボーナスゲーム間のガンガンのもがきと失敗（ex.ソウルのアニメ化）のほうに興味があったりで。

@kobako

.@gruxxx ブレイドの少女漫画化傾向は、単純に考えるとARIAのヒットに起因するのでは…と。ARIA自体は少女マンガでは決してないのですけど、なんとなく、「ああいう方向のマンガを描かせる」ことに編集部が味をしめた気が。 …検討課題です。ちょっとまとまりきってません。

@gruxxx

すいません、一寸表現がおかしかったですね。ブレイド系というのはコミックブレイドシリーズのマンガ雑誌の傾向ではなくて、分裂前のガンガン内部の表現傾向のことです。自分は分家まで追う気力は無かったんで。@kobako

@kobako

.@gruxxx ん。なるほど。仰りたいことはわかりました。 まぁハガレンの連載開始と分裂の時期って被っているので、切り離しては考えられないというのは同意です。 いまはちょっと考えると知恵熱でそうなんで止めますが

@kobako

結構面白い読み物なので、チェックはしておきますと。 同意できるところは半分ぐらい。暇があればなぁ QT @gruxxx 以前書いた、ガンガン系成立についての試論。http://fragments.g.hatena.ne.jp/gruxxx/20090213/1234494761

@FXMC_

既にこのついったーで何度か話したネタなんだが、フォロワーも増えたので繰り返し。「魔法少女」に限った話でなく、「魔法」自体が「下克上の牙」なんですよ。はるか昔のシンデレラ以来。だから、カトリック教会は魔女狩りするのね。あいつらヒエラルキー大好きの既得権の亡者だもの。

@FXMC_

ひみつのアッコちゃん以来、少女が大人に変身するのは、意思決定や労働から疎外された子供が大人と伍すもっとも単純な手段だから。だから、「大人」になれば必要なくなる。

@FXMC_

リナのギガスレやラグナもジャイアントキリングのためのもの。RPGや、その影響を受けた国産FTの魔法は「弱き人間が神から盗み出したプロメテウスの火」という側面を持ってる。ポップのメドローアや、魔理沙のマスタースパークは、英雄人外揃いの面子に紛れ込んだ凡人が放つ精一杯の花火。

@FXMC_

ドラえもんの『魔界大冒険』で皮肉られてました。科学の代わりに魔法が基盤になったセカイでは、魔法のテストがあってのび太は零点。魔法をランク付けするってのがそもそもダメ。きのこ世界のルールじゃないけどさあ、そんな「はかれる」ようなものを「魔法」と呼ぶなんておこがましい。

@gruxxx

ガンガンの命題の破綻を示すのはファントム・デッド・オア・アライブ。ファンタジーのシミュラクルなのに少年漫画であるという矛盾が、まさに戦争のシミュレーションになってしまった。渡辺道明自身は完全に少年漫画家なのだが、911直後にアレが出たというのがどうしようもなく痛い。

@gruxxx

恐らく『湾岸戦争は起きなかった』って、完璧にああいう話だよね。あと、独立した幻想世界の中で、いかに完成された物語を描くかという視点ではスターオーシャンセカンドストーリー。打ち切り決定後いきなり戦闘中のダンジョンから主人公が親父に呼び戻され、お前の居た惑星90分後に消えるぞ、と。

@gruxxx

そこで自分だけ助かるぐらいなら、仲間と一緒に90分後に消滅する星で戦って敵倒したほうがマシだ！という完全な心中エンド。当時は物議を醸したと思うが、後で顛末を読んで余りの潔さに感動した。ここまではっきりと現実を拒絶した少年漫画があっただろうか？勿論東まゆみは少年漫画を描いた意識無し

@FXMC_

私はガンガンの２０年を一貫した論理で解釈する必要はないと思ってるんですよ。人も路線も明確に変わってる。初期のなんでもありのガンガン（ボンボンっぽい）と、中期の少女趣味のガンガン（りぼんっぽい）は、傍流志向や「ゆるさ」が共通してるけど、お家騒動以降それ受け継いだの本誌じゃないし

@SagamiNoriaki

@FXMC_ 初期ガンガンの高橋三千綱先生とか峰岸とおる先生とか劇画系の人がいたのは、やはり関係者に劇画関係の人脈をもっている人がいたからかなあとか思ってましたが、どうなんだか。ガンガン立ち上げに当たってとりあえず暇な編集にやらせてみた感。あそこは新人は四コマから出てたのが面白い

@FXMC_

@SagamiNoriaki ガンガン出来る前のエニックスの出版部門が、「暇な編集」がいるほど大きかったとは思えないのですが。あそこのゲーム部門は伝統的に集英社と仲がいいんでそっちの絡みじゃないかと。

@SagamiNoriaki

@FXMC_ うん。まあ、印象の話。暇な編集というのは仕事がない編集を雇ったという程度に考えて。すでに一線を引いてた人を漫画雑誌を作るに当たって集めたみたいな。けどこういうのは印象だけの話なので証拠はない。そういえばどぶげろさまとかいきなり出したり、あそこらのセンスは面白い

@FXMC_

@SagamiNoriaki 初期ガンガンは本当に「声を掛けられる人にかたっぱしから」だったんでしょうね。で、自社育成４コマ出身の柴田衛藤あたりがモノになったあたりで、四コマ由来の「ゆるい」路線が確定したのかな。これだけは２０年一貫してるガンガンの強みは自社育成作家の厚みだと。

@SagamiNoriaki

@FXMC_ あそこは新人賞が特にないのに強い新人が時に出るのは、ドラクエ四コマを常時募集していたとか関係あるのかもというのは持論ですが、検証する時間はないので放置してたりw四コマで修行させてから連載とか。あれは地力がつく。そんな育成システム。夜麻先生とか浅野りん先生とかもそう。

@FXMC_

@SagamiNoriaki 四コマに加えて、分厚い雑誌によくわからない別冊に、「場」だけは余計なくらいあるので、（正直クオリティどうなのというものでも）とにかく「載せて鍛える」というのが、エニックスの新人育成のやり方ではないかと。

@FXMC_

エニックスほど「初期短編集」みたいのを出してる会社って、そうそうないような。他社だと、月刊で２度くらい読み切りが載ってそのまま実戦投入、なんてイメージ。アシ出身が多い他社と投稿出身が多いガンガンの差かな。とすると同様に投稿出身が多い少女漫画がどうなのかが気になる。

@SagamiNoriaki

まあ、そこらは妄想するのが楽しいのであって、検証しだすと面倒なことこの上ない。例えばGAが常時募集をやめて新人賞を作って角川路線をとったのは富士見あたりで編集経験がある人を雇ったのではないかとか、内幕を知らないと外側からなんとでも言える…しかし作品論から語ると危険だしなー。