Ichy_Numa先生「銀英伝(特にヤンと民主主義)」を語る

大変興味深い、Numa先生の「銀河英雄伝説(田中芳樹著)」の主人公の一人、ヤン・ウエンリーと(彼の)民主主義についての連続ツイートです。
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沼崎一郎 @Ichy_Numa

水滸伝は、前半はオモシロイが、後半はだれるよな。銀英伝はどうだろう?

2012-09-11 16:36:12
沼崎一郎 @Ichy_Numa

水滸伝で言えば、晁蓋がヤンウェンリーで、宋江がユリアンかな。キャラは違うが、役割関係がな。宋江と皇帝、ユリアンとラインハルトもな。

2012-09-11 16:33:05
沼崎一郎 @Ichy_Numa

地球教は、民主主義の「成れの果て」。参加が帰依に変わり、救済が保証されると、地球教になる。

2012-09-10 20:16:08
沼崎一郎 @Ichy_Numa

美学がない、美学を拒否するという一点で、民主主義に似ているのは地球教だろうな。地球教の場合には、美学を必要としないと言ったほうがいいかもしれないが。

2012-09-10 19:58:23
沼崎一郎 @Ichy_Numa

ヤンウェンリーは、民主的手続きへの忠誠を守ったが故に、自由惑星連邦という一つの民主制体を滅ぼした。おそらくそれは、真の民主主義者にしか出来なかったことだ。

2012-09-10 19:33:37
沼崎一郎 @Ichy_Numa

民主主義とは、決定手続きへの参加の平等を徹底しようという思想であり、決定の平等も、まして決定の望ましさも、少しも保障するものではない。

2012-09-10 19:30:53
沼崎一郎 @Ichy_Numa

民主主義は、真善美の対極にある。プラトンが許せなかったわけである。

2012-09-10 19:17:17
沼崎一郎 @Ichy_Numa

民主主義は、救済を保証などしない。救済を保証する輩は、全て怪しい教祖である。

2012-09-10 20:17:42
沼崎一郎 @Ichy_Numa

美しく戦いたいラインハルト様を、ことごとくコケにして、醜く戦ったのがヤンウェンリー。醜く戦い、しかもそれ故に負けないのだから、どうしようもない。ラインハルト様は、ヤンウェンリーに勝ちたかったのではない。ヤンウェンリーと美の競演がしたかったのだ。それを不可能にしたのが、民主主義。

2012-09-10 19:15:49
沼崎一郎 @Ichy_Numa

ヤンウェンリーには「男の美学」がない。いや、彼は、意図的に「美学」を拒否する。なぜなら、彼の尊奉する民主主義は、最も非美学的だからである。民主主義ほど、無様で不恰好で美しくない制度もないだろう。片付けられないヤンウェンリーには、実に似合いの制度である。

2012-09-10 19:08:05
沼崎一郎 @Ichy_Numa

では、ヤンウェンリーが独断専行すれば、結果としては最善かもしれないが、手続きとしては極めて不当である。不当な幸福と、正当な不幸と、どちらを選ぶべきか?

2012-09-10 18:05:21
栗田隆子 @kuriryu

@Ichy_Numa フェザーン自治領。。。まさか沼崎さんと、銀英伝キャラ論議をするとは。。。

2012-09-10 18:05:11
沼崎一郎 @Ichy_Numa

@kuriryu ルビンスキーも嫌いじゃない。

2012-09-10 17:57:39
沼崎一郎 @Ichy_Numa

ヤンウェンリーは、ある意味ズルイ男だ。民主主義は、時に不作為の言い訳になる。その言い訳が正しいが故に、余計ズルイとも言える。

2012-09-10 18:03:01
沼崎一郎 @Ichy_Numa

@kuriryu ヤンウェンリーより、シェーンコップ!

2012-09-10 17:20:29