「復旧」よりも「復興」 よりよいものを、作ること。

福島県郡山市ふじた農園 藤田浩志さんのお話。 (参考) http://www.minpo.jp/pub/fukkoushien/message3.html
103
リンク news.biglobe.ne.jp 除染地区拡大で天文学的数字の費用 国の負担「100兆円」超える恐れも - BIGLOBEニュース 除染地区拡大で天文学的数字の費用 国の負担「100兆円」超える恐れも‐東京電力福島第1原発の事故で拡散した放射性物質の除染について、政府は年間追加被ばく線量が1ミリシーベルト以上、5ミリシーベルト未満の地域も国の責任で行うとした。
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

@molichane  確かに「除染」しか見えてないのが問題。ただ被害食らった方にしてみれば「ペンキをお宅にぶちまけたけど、健康に影響ないからそのままね、金もかかるしw」って言われたらブチ切れるのも道理。であるなら、より良い地域を構築しながら、結果的に除染も進むようにすれば良い。

2012-09-13 20:42:53
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

たとえば通学路。道路はアスファルトはがして舗装し直せば劇的に線量率が下がる。でもそれだけではなくて、歩道や横断歩道・信号を整備し、夜間LED照明などで明るくし犯罪を未然に防ぐ。つまり「日本で一番安全な通学路」を目指し、結果的に除染にもなる。はがしたものは放射性Csと分離し再利用。

2012-09-13 20:47:59
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

たとえば家屋。屋根と壁に放射性物質がひっついてる。では、「世界で最も災害に強い街並み」を目指す。屋根を軽量かつ頑丈な新素材にふき替えたり、壁を防火素材に変更する際に補助を手厚くする。建て替えの際には、防災性の他、県産木材を使用した場合に補助を手厚くすれば林業の活性化にもつながる。

2012-09-13 20:52:54
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

たとえば農地。除染のためプラウの反転耕で作土層をぶっ壊すくらいなら、基盤整備を進め「日本で一番効率の良い農業」を目指す。一枚1ha以上の農地に整備し機械効率化を進め、表土を剥いで放射性物質を分離し再利用。数年は厳しいが後から圧倒的低コストな農業が出来るようになり、かつ除染も進む。

2012-09-13 20:57:43
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

除染はしょせん復旧。何を言いたいかって、同じ年月と莫大な費用掛けるなら、-を0に戻す「復旧」じゃなくて、以前よりもより素晴らしい地域にすべくーを+にする「復興」を念頭に置いた方が、みんなやりがいもでるし、結果も良くなるだろうし、応援して下さる方への恩返しにになるでしょう?

2012-09-13 21:03:50
農民&野菜ソムリなエ 藤田 浩志(こうし) @kossyvege

@yashima_tsukasa  乗りながらにしてリアルタイムに空間線量率を計測できる車に乗せて頂いたことがあって、一か所だけ劇的に空間線量率が低い所があったんですよ。それが原発事故後に再舗装された道路。ちまちま除染してんだったら、インフラ改善すりゃいいじゃんって、思いました。

2012-09-13 21:08:27

 "以前よりも素晴らしい地域にすべく-を+にする
 「復興」を念頭に置いた方が、みんなやりがいもでるし、
 結果も良くなるだろうし、応援して下さる方への
 恩返しにもなるでしょう?"

こうおっしゃる藤田さんは、糸井重里さんとの対談で
こんな話をされていました。

藤田  たしかに、他の生産地からしてみると
    「ハンデ1」なんですけど、
    放射性物質の検査は
    「福島では、当然やるべきこと」として
    もう、組み込んで考えています。

    そこへ、何を「プラス」していけるか。

    そっちを考えたほうが
    私たちも、やっていて楽しいんです。

糸井  この感じ‥‥いいです(笑)。

藤田  そう考えるようになってからは
    放射性物質の検査は
    私の営農の中の「ひと手間」でしかないので
    ハンデとも思わなくなりました。

    そんなことより「プラスα」の部分で
    いかに「自分たちの腕を見せるか」ですから。

ほぼ日刊イトイ新聞
東北の仕事論。 「郡山 ふじた農園 扁」 より
http://www.1101.com/tohoku_shigoto/fujita/index.html

福島民報 うつくしま復興大使 最優秀賞 【一般部門】

藤田さんの書かれた 「福島の農に生きる」は
こちらです。

リンク 福島民報 [うつくしま復興大使・ふくしまからのメッセージ]福島の農に生きる 藤田浩志さん 「人殺し」。この世に生を受けて30年余り、まさかこのような言葉を浴びせられるとは思いもよらなかった。私は農家の8代目。直接言われたわけではないが、福島県の農家をこう呼ぶ「人」がいる。 悪夢のような地震と津波、そして原発事故。農業が続けら...

...「フクシマ」を悲劇の地として後世に語り継ぎましょうなんて、冗談じゃない。そんなのまっぴらごめん。あんなに大変だった「フクシマ」が、こんなに素晴らしい「福島」になるなんて! そんな風に言ってもらえる、人生をかけるにふさわしいプロジェクトに携われるチャンスがあるのだ。

 福島を捨てて新天地を求める? そんなのもったいなくてできない。私は福島の農に生きる。

こちらも参考に。

まとめ メモ:「福島県からの朝生」でのいちばんの収穫 朝まで生テレビに出演された福島県郡山市の藤田さんとお話したことのまとめと、同じ日に糸井重里さんが安斎育郎先生の本をご紹介されていたことのまとめです。 24781 pv 148 10 users 3