『新撰21』読書会(11)「冨田拓也+横井理恵」

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にゃんこ @imam_non

俳句外の読者にはあまりどこが前衛なのかわかりにくく。。。 @salvador_f 冨田拓也の俳句の前衛らしさは、俳句しか読んでいなくてもすごくクラシックな前衛でとても分かりやすい。 #shinsen21

2010-07-24 22:19:36
関悦史 @Seki_Etsushi

少なくとも句においては横に広がる歴史絵巻的展開や歴史上の誰かとか人物群像とかに興味が行くタイプではなさそうです。「歴史」になってしまうと「現実」という物語の枠外に出られない。 @mami_non #shinsen21

2010-07-24 22:19:53
にゃんこ @imam_non

「はろばろと心音つつむさくらかな」とか、なんか擬音ぽいのが時々顔出してて可愛いです。で、今気がついたのは、読めない漢字が多い(涙)。書きたいことが書き込めない。。。。ああ、どこかの審査会のように番号がついていれば議論が楽なのに! #shinsen21

2010-07-24 22:24:14
関悦史 @Seki_Etsushi

前衛というか、宇宙・世界を畏怖しつつ己の身の内の闇にその宇宙へと通じる回路を探ろうとする姿勢が河原枇杷男や現代詩に通じます(いわゆる伝統俳句のやり方ではない)。 RT @mami_non 俳句外の読者にはあまりどこが前衛なのかわかりにくく。。。 #shinsen21

2010-07-24 22:32:34
aoyama mone @mone424

一方、「身の内の暗渠」「胃の中」「はらわた」「内部」「蛹の中」といった素材、「罅」「剥片」「裂目」 などのモチーフからは、外部の天変地異などの事象と、それらによって光のあたる内面世界との対比、深化させようという意思か。 #shinsen21

2010-07-24 22:32:51
aoyama mone @mone424

あれ、かぶってますね、Seki_Etsushi さんと同時に書いてた。 #shinsen21

2010-07-24 22:35:15
にゃんこ @imam_non

なんかストンとわかりました(^^)ノ @Seki_Etsushi @mone424  @salvador_f 暗喩が多いところです。 #shinsen21

2010-07-24 22:36:29
関悦史 @Seki_Etsushi

現代詩というか暗喩が重用されているあたりはむしろ戦後詩的というべきか。 #shinsen21

2010-07-24 22:36:45
フジタサトシ @fujitas_

孤独とかいった個人的な負の感情を、語彙としては神秘的なものを導入して暗喩を駆使してバランスさせているのかな。 #shinsen21

2010-07-24 22:38:26
関悦史 @Seki_Etsushi

最後の方の句になると暗喩性が薄れると同時に求心的な探求の動きも薄れたものが出てくる。 #shinsen21

2010-07-24 22:39:06
aoyama mone @mone424

「秋風やここはこの世の」はこの100句の中でかなり異質に感じる。そして非常に目立つ一句。けして完成度が高いわけではないし、こういった句はほかの作者でもよく見かけるのだが、この作者だと、何か新しい展開の可能性がそこにあるようで、期待感が。 #shinsen21

2010-07-24 22:39:12
にゃんこ @imam_non

実は全体的に傾向をつかみにくいと思うんですよね。表情が見えないといいますか、ゆったりしたのもあれば、突然激しかったり、刹那的なものも。ただの写生句のものもあるし、他の人のとは違うわかりにくさ、共感しにくさがある。でも一句一句はいいと思います。 #shinsen21

2010-07-24 22:40:05
フジタサトシ @fujitas_

宇宙とか言っても、それはスリップしてるだけで、実際はその根っこのミニマムな点としての自分、というところに冨田氏の言いたいことがある気がする。 #shinsen21

2010-07-24 22:42:05
フジタサトシ @fujitas_

だから「ひねたこと言うて、でもわかって欲しい、みたいなことが、わかればそれでええんちゃうかな」とか思ったりします。 #shinsen21

2010-07-24 22:44:47
関悦史 @Seki_Etsushi

宇宙論的探求だから四大(地水火風)もよく出てくるけど「火と地のまぐはひ邃し燕」の四大同士の生動から「金属の小鳥が秋の水底に」あたりに来ると一応日常のスケールに収まってくる。 #shinsen21

2010-07-24 22:45:10
関悦史 @Seki_Etsushi

というか「水」の句はあまり激しくない沈潜したのが多いのかな。 #shinsen21

2010-07-24 22:46:44
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 @mone424 「秋風や」それから「天の川ここには何もなかりけり」というのもありますが、完成度はともかく、本気で慄然としている感覚が伝わってくるのは、やはりこの作者の作品だからだと思います。

2010-07-24 22:47:18
フジタサトシ @fujitas_

四大が出てきてから、忘れないうちに。「虫の夜や絵巻の中は一面火」の「一面火」はまちがいなく「大榾をかへせば裏は一面火」(素十)から取ってきたな、というのはみんな言ってます。伝統の語彙だろうがお気に入りのフレーズは取ってくる。言葉好き。 #shinsen21

2010-07-24 22:48:20
関悦史 @Seki_Etsushi

枇杷男と違うのは宇宙を予め身の中にそっくり収めているわけではなくて四大が距離感を生んでいること。「焚火してわが身邃古の果たてより」「土星の環涯にありし朝寝かな」とかさっきの「はろばろ」とか。 #shinsen21

2010-07-24 22:51:22
関悦史 @Seki_Etsushi

「天の川ここには何もなかりけり」の本気っぷりは髙柳克弘「ことごとく未踏なりけり冬の星」や子規の「柿食へば」と並んで、名句なのか何なのか判然としないことまで含み込んで名句となりそう(パロディ作りやすい)。 #shinsen21

2010-07-24 22:55:59
フジタサトシ @fujitas_

「土星の環涯にありし朝寝かな」もそうで、「ありし」のあとの軽い切れ。飛躍。 #shinsen21

2010-07-24 22:56:44
にゃんこ @imam_non

これ、いい句ですよね~っ!!!昼寝が楽しくなりそうです! @salvador_f 「土星の環涯にありし朝寝かな」もそうで、「ありし」のあとの軽い切れ。飛躍。 #shinsen21

2010-07-24 22:58:21
フジタサトシ @fujitas_

@Seki_Etsushi 「天の川」の句自体、「降る雪や明治は遠くなりにけり」の軽いパロディではないんですか?リズム的に。ちょっと似ている。{天象(を仰いでいる)+感傷} #shinsen21

2010-07-24 22:58:28
フジタサトシ @fujitas_

まぁ、それくらいの類似ならいくらでもあるか・・・。 #shinsen21

2010-07-24 22:59:16
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