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あいつすぐ倒れるしホークアイとかいってもあんま使えねーじゃんって陰口叩く奴にじゃあお前らその使えねーやつより使えるようになればって言う宮地さん
2012-07-18 22:18:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
でもホークアイを使って、とかいう言い方だからいいんだな。これは使いこなせた後の言い方。それまではたまに勝手に出てきて世界きもちわるいな高尾がいい。
2012-07-18 22:47:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
中学時代高尾は使いこなせないホークアイのせいで朝目眩起こして朝練遅刻してきたけどその理由を誰もわかってやれなかった、て宮地さんがいってた
2012-07-19 09:20:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「つれないっスね〜高尾っち」行き先のなくなったパフェ用のスプーンの中身は、仕方なく自分の口に含んだ。苺が凍っていたから、黄瀬はそれを理由に少しだけ苦い顔をしてみせる。思ったよりも酸っぱかった。生クリームとの比率を間違えてしまったらしい。
2012-07-19 14:22:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
目の前の少年は彼につられて眉を下げたけれど、最後に残っているグラスの底のフレークをスプーンでつつきながら、すぐに笑った。「オレ、結構自信あったんスけど」口についたチョコレートを拭った。高尾は何も言わないまま、クスッと口元を歪める。彼が虚勢を張っていることに気づいていたからだった。
2012-07-19 14:23:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「強いて言うなら理由聞きたいっスね」「あれ、黄瀬くん案外鈍い?」「全然わかんねっス」「あらら」大きく首を傾げてみせる黄瀬は、誰もが見惚れる容姿をしていた。そんな彼をまっすぐに見据える少年は、同い年だというのにどこか大人びてさえ見える。
2012-07-19 14:24:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「身長195センチで眼鏡をかけた3ポイントシューターじゃないとこ」黄瀬は眉を下げて、何スかそれ〜と力の抜けた声を出し、口をへの字に曲げた。その男をよく知っていたのだ。
2012-07-19 14:24:38