ギリシャ神話&美術夜話【ディオニュソス篇】
アリアドネー姫様(の糸)は17~20世紀の文学・音楽などでたびたび主題として取り上げられていて、難問解決のツールとして賞賛されてるらしいです。アジア・オリエントとギリシア(アッティカ文化)の調停者としてのアリアドネの才覚、一筋の光明!
2010-07-27 00:48:52「狂乱する女」達。そしてその傍らには、このような http://bit.ly/axuwWE http://bit.ly/dgiJ2I もしゃっとした髪に勃起した男性器を特徴とする「サテュロス」達が立っています。
2010-07-27 00:50:15うるわしいマイナデス(バッカイ)のおねえさまたち… RT @segawa: ちょっと見えづらいですね。こんな感じです。 http://bit.ly/bqQjBD
2010-07-27 00:52:02写真についての本、「明るい部屋」の中の、「アリアドネ」の章で初めて、それを、目にしました。「迷路の中の人間は、決して真実を求めず、ただ己を導いてくれるアリアドネを求めるのみ。」アリアドネのお話が時々@baccheuo さんから流れてくるので「ほー。」と思いながらみてます。
2010-07-27 00:56:41@baccheuo 私は断片的なので是非いろいろ教えてね。「アリアドネ」が出てくるのは、ロラン・バルトの「明るい部屋」の中の小さな断章の一つですがお時間あれば是非。お芝居もがんばってね。
2010-07-27 01:00:30少し話は飛びますが、ギリシアの為政者や紀元後にはキリスト教信者とかに、ディオニュソスとその信者たち(と言うか信女たち)は忌み嫌われていました……
2010-07-27 00:57:27というのも、ディオニュソス信仰の儀式というのが、まあ若干血生臭いのです。それに加えてディオニュソス信仰は、トラキアやマケドニアの方から“輸入”されてきたあとギリシアにおいては“女たちの宗教”となりました。こういうものを、為政者は嫌いがちなものです。
2010-07-27 00:59:55神話の中ですら、神性を確立するまでディオニューソスは迫害されてます。面白いなー。RT @segawa: 少し話は飛びますが、ギリシアの為政者や紀元後にはキリスト教信者とかに、ディオニュソスとその信者たち(と言うか信女たち)は忌み嫌われていました……
2010-07-27 01:00:35ディオニュソス信仰の様子はヴェルギリウスなどが報告していますが、「オレイバシア(山野行)」、「オモパギア(生肉食)」、「ディアスパラグモス(八つ裂き)」などが伝えられています。乱暴に言えばディオニュソスの信女達は、山野を練り歩いて陶酔状態となり、動物を八つ裂いて食べていた、と。
2010-07-27 01:02:48バッコスの信女たちが引き裂く動物と言えば仔山羊ですが、仔山羊は赤ちゃんに良く似た悲鳴を上げるそうです。たしかバタイユも『エロスの涙』の中で言ってた気がする!
2010-07-27 01:06:32そういえば『ディオニュソスの詩学』は途中まで読んで放置したままだ。学術書なので気軽に通読というわけにはいかない。
2010-07-27 01:08:00ディオニュソス信仰を迫害したためにマイナーデスに八つ裂きにされたテーバイ王ペンテウス http://bit.ly/ciqTzt の伝承。
2010-07-27 01:09:12あるいは、その音色でもって冥界の起きてさえ曲げさせた琴の名手オルフェウス、彼を殺害したのもマイナーデスであったとされています……いい陶器画が見つからなかったので、ギュスターヴ・モロー『オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘』 http://bit.ly/9Aynj9
2010-07-27 01:09:15