農水省畜産部の原田英男氏( @hideoharada )の【畜産関係地震情報】(9/29)(原田氏、畜産、震災に関係無いものも載せています。早野龍五氏 @hayano のツイート等)
「なぜ日本は、自らの失敗と他者のせいこうから学べないのか」というのは、重要なテーマだと思う。このテーマを分析するケーススタディーとしては、衰退日本の最先端である漁業がベストだろう。
2012-09-29 12:00:57水産
いわき・小名浜港に北海道の初サンマが水揚げ。ご祝儀相場で1キロあたり180~209円の浜値がつきました。相馬・松川浦では復興丼の第2弾の試食会が開催。福島版から→http://t.co/zox5oZcW
2012-09-29 07:39:21被爆・健康・医療
「日本診断放射線技師学術大会 放射線市民公開フォーラムⅠ 続き」をトゥギャりました。 http://t.co/fapenKeK
2012-09-29 06:41:47福島の小児甲状腺がん 「事故無関係」、危うい即断 医師の菅谷・松本市長が警鐘 http://t.co/QWSMnBn4 チェルノブイリは翌年から増加 …「事故後、早い時期に甲状腺がんが発生する可能性は否定できない。現段階では『分からない』としか言えないはずだ」と即断をいさめる。
2012-09-29 08:45:36菅谷さんの「小児甲状腺がんの患者570人のうち…16.5%に当たる94人が肺に転移 http://t.co/QWSMnBn4 」の論文はないかな。私が持ってる論文には同じ数字のものは無さそう。肺転移は甲状腺癌と一緒に見つかるものと再発時に見つかるものが有って、数え方がややこしい。
2012-09-29 10:08:09論文(有料): ブリャンスク/ロシアでの小児甲状腺癌と被ばく量、被ばく量評価の不確かさ http://t.co/5SMnN60D Kopecky、2006年。環境測定等で入る被ばく量推定の不確かさを考慮し、癌リスクを再評価。不確かさを考慮した方がリスク評価値が高くなるとの指摘。
2012-09-29 12:35:47土壌のCs137濃度や放射能比I131/Cs137等のデータ、そして牛乳の摂取等に関するインタビューなどから甲状腺被ばく量(経口と吸入とも)を推定。Cs137濃度や線量係数などが持つ不確かさをモンテカルロ法で考慮し、推定被ばく量の不確かさを評価。
2012-09-29 12:38:25調査対象とした甲状腺癌発症者は66人、対照となる非発症者は132人。推定被ばく量は0.00014~2.73 Gy。 66人の発症者の内、1人は事故の年(1986年)に癌と診断された男児で、推定被ばく量は0.0025 Gy。他の発症者は1991年以後に診断。
2012-09-29 12:41:36線形モデルを用いた場合、得られた甲状腺癌リスクの評価値は、被ばく量の不確かさを考慮しない場合 ERR/Gy = 48.7(95%CI 4.8,1151)、考慮した場合 ERR/Gy = 138(95%CI -0.36,5.4×10^8)。
2012-09-29 12:44:06不確かさを考慮した場合の方がリスク値が高く、したがって、不確かさを考慮していない過去の調査(例えば同著者らの http://t.co/FcVpKYLL やCardisらの http://t.co/hvT5BSvn )はリスクを過小評価しているのではないか、というのが著者らの主張。
2012-09-29 12:44:54https://t.co/QjzzB6IR ← しかし、後者のCI(信頼区間)の広さにはビックリだ。 でも、興味深い試み。
2012-09-29 12:47:57再読中: 山下俊一ら,Radiation Exposure Does Not Significantly Contribute to the Risk of Recurrence of Chernobyl Thyroid Cancer http://t.co/VXM8EPlw
2012-09-29 21:25:04論文(無料): 被ばくはチェルノブイリ甲状腺癌の再発にあまり影響しない http://t.co/VXM8EPlw 2011年、Rumyantsev。ロシアでの調査。発症者のうち、高被曝群(51-3170 mGy)と低被曝群(< 5 mGy)を比較、再発率に有意差は無かった。
2012-09-29 23:43:10調査期間は1991年1月1日から2008年12月31日。チェルノブイリ事故後に甲状腺乳頭癌の治療を受けた患者のうち、高い甲状腺被曝(51-3170 mGy)を受けたと推定される172人と、それにマッチする低被曝者(< 5 mGy)325人を追跡。再発率を比較。
2012-09-29 23:44:43高被曝群172人と低被曝群325人のうち、最初の治療時にリンパ節転移(N1)が認められたのは、それぞれ 54.7%(94人)と 48.0%(156人)。遠隔転移(M1。主に肺)を起こしていたのは、それぞれ 3.5%(6人)と 5.5%(18人)。
2012-09-29 23:46:46調査期間中に再発が確認されたのは、高被曝群では 14.5%(25人)、低被曝群では 19.7%(64人)で、統計的な有意差は無し(p = 0.177)。また、再発した人のうち、肺転移が確認されたのは、高被曝群で 7.1%(2人)、低被曝群で 2.7%(2人)。
2012-09-29 23:48:05なお、腫瘍被膜(tumor capsule)を伴う症例では再発率が低いようだ、という記述も有り。 「高被曝者に対しても低被曝者に対しても、同様の治療法が推奨される」がこの論文の結論。
2012-09-29 23:49:21ただし、忘れてはならないのは、被ばくによって甲状腺癌の発症者数が圧倒的に増えていることだよね。発症者数が大きく増えたことで、再発率は変わらなくとも、再発者「数」は圧倒的に増えている。
2012-09-29 23:50:52ベラルーシでの甲状腺癌 年間発症率 http://t.co/mOhJkSHP 有名なグラフ。これを見て、事故時に14歳以下だった子供の過剰発症が2002年で終わった、と誤解する人は多い。
2012-09-30 01:41:05