橙と蒼

@wasisisi

橙と蒼a01:「ねぇねぇ、そうだん！」また始まった！「今度は何？」「やっぱり人間って変だよ。なんで変な物を信じたり、性行為を悪としてみたり、お互いを殺しあったりするの？」「歴史と文化のせいかな」「ふーん、でもなんで話し合いじゃなくて殺し合いをするの？」以下省略。 #twnovel

@wasisisi

橙と蒼a02:体の上に乗って「きゅ～」、うろうろして「くぅ～」、顔の上に乗って「きゅ～」。そんな朝飯のおねだりを無視。ふくれふてくされて立ち去った。だけど、束の間の安息は崩壊することになる。以下省略。 #twnovel

@wasisisi

橙と蒼a03:「自分に自信を持つのは困難だとか思ってるクセに変な自信は持ってるんだね。そういうのやめたら？」「鋼の自信で周りを巻き込むか、ネズミのようにネコのご機嫌を伺いながら生きればいいんじゃない？」そう言われてから8年。まだやじろべーのまま迷ってる。 #twnovel

@wasisisi

橙と蒼a04:そんな考え事をしてうろうろしていたらその友が『精神疾患の症状と原因について』という本を読んでいてはっとした。「別にお前の存在は自分が生きてる限り不動だよ」「でも、世間一般で見たら異端なんだ」只々抱きしめた、見えない友を、、、。友人はこうも云った。 #twnovel

鷲獅子さんうー @wasisisi

橙と蒼a05:「知識を得たとしても無意味に終わるものなのかなぁ？」「そんな事はない！役に立つ！」「知識を得て間違いに気づいたんだ。でも、どうすれば良いのか判らないんだ」翼と頭が重力に逆らえずうなだれていた。「大丈夫、大丈夫」と声をかけることしか出来なかった。 #twnovel

鷲獅子さんうー @wasisisi

橙と蒼a06:「なんで、ルールを作りたがるの？」「物事をスムーズにするためさ」「ふーん、でも、不自由だね。つばさがあるのに空を飛ぶなって言ってるみたい」「それはちょっと違うよ、ルールを作らないと無法地帯になっちゃう」「でも、ルールはきらい。」顰めっ面で云った。 #twnovel