今こそ「ウイングマン」の話をしよう
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タイバニやるろ剣ヒットの勢いで、ウイングマンもリメイクすればいいのにな...。今風に(=ダークナイト風に)黒くして、悩んで、最後はヒロインのどちらを選ぶか選択させられる。
2012-09-29 20:54:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
もし今、「書くと現実になるノートを拾った主人公がヒーローになります。ヒロインは異世界からの居候です。他にも主人公を好きな可愛い子がたくさん出てきます。ヒロイン達はユニットを組みます。」という企画を持っていったら、怒られそうだな...。
2012-09-29 21:03:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「ヒーローは黒いんです」「平凡。今のはみんな黒いだろ」「ノートに書くと現実になり。」「デスノートかよ。」「ヒロインは異次元から来て居候を...」「ありがち。」「ヒロインがユニットを...」「声優のCD戦略か!もう帰れ!」「待ちな、いいアイディアだ。俺が描くぜ。」「桂先生!」
2012-09-29 21:20:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そういえば、アニメのウイングマンもあったなあーと思ったら、もうちょっとどうにかならないのか、という...^^; あ。たしか声優がラインハルトvsヤンなんだよね。
2012-09-30 02:12:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
昨日、久々にウイングマンを読んでみた。さすがに色々忘れていて、非常に新鮮だった。連載開始からもう30年近く経つという。まさかウイングマンを30年前の作品として認識する日が来るとは思わなかった。初めて接した時は小さな子供だったとはいえ、とても新しいマンガだと思ったからだ。
2012-09-30 10:24:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
AKIRAの連載開始が82年なので、この時代辺りがマンガ自体が新しいフェーズに移行する途中だったのかもしれない。とにかく絵も雰囲気も新しく感じた。今見てもデザインは当時の時代を感じさせながらも、現在の文脈でも通用するような気がする。
2012-09-30 10:30:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
もう言うまでもないことかもしれないけれど、女の子の描き方は桂正和さん以前以降という線があるんじゃないかと思えるくらい、今の時代に通じていると思う。特に驚いたのは、表面的なキャラクター分けに頼っていないにも関わらず、とても魅力的に、個性的に見えることだった。
2012-09-30 10:34:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
読んでいる間、懐かしいなあという感慨があまり無く、今のマンガを読んでいるように自然に入ってしまった。80年代後半や90年代のマンガでも古く感じるものは結構あるので、いかに桂正和さんのマンガ表現が当時新しいものだったかに驚いた。
2012-09-30 10:39:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
怪人のシードマンが”栽培マン”だったことには驚いたw 桂正和さんと鳥山明さんはすごく仲が良いそうなので、全然OKなのでしょう。栽培マンやセルにはどことなくシードマンの香りがするので、色々影響を受け合っているんでしょうね。
2012-09-30 10:45:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
今回ウイングマンを再読して一番驚いたのは、最後の場面。今流行のループものじゃないですか!とのけぞってしまった。厳密に言えば時間が巻き戻っているようなので、違うのだろうけど、恥ずかしながら子供の時はそれに気がつかなかった。
2012-09-30 10:49:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
大人になってからも1、2回読んだはずなんだけど、読み飛ばしてしまったのか、記憶に無い。てっきり、あおいさんが生き返ったことを主人公たちが知らないだけで、世界はそのまま続いているのかと思いこんでいた。
2012-09-30 10:52:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
歴史が巻き戻っているなら、あおいさんはわざわざ姿を変えて広野健太に会う必要はなかった。顔を知らないわけだし、今後も会うことはないので。あおいが生き返ったことを知らない読者をリードする演出なんだね。
2012-09-30 10:56:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ウイングマンとほぼ同時期に始まったドラゴンボール。ヒロインが「年上」で「活発」で、「主人公を新しい世界に連れ出す」という共通点があるのが興味深い。どちらも主人公とは結ばれないのもポイント。
2012-09-30 11:02:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ウイングマンの冒頭、あおいと初めて出会うシーンは、空から落ちてくるのを受け止める(というか健太の上に落ちてくる)シーン。日本で女の子を受け止める作品は天空の城ラピュタが定番だけど、実はラピュタの公開は1986年。ウイングマンの連載開始は1983年。
2012-09-30 11:06:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
見てると、あおいさんはウイングマンと共闘しているシーンが圧倒的に多い。結局捕まったりしていることも多いけど…^^;サイドキック型ヒロイン(造語)の走りなのかもしれない。
2012-09-30 11:14:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ウイングマンはヒロインたちが活躍する割には、主人公以外の男性は完全に添え物で、今でいいう「ハーレムもの」の先祖なのかもしれない。しかも出てくる女の子は基本的にみんな主人公が好きだ。
2012-09-30 11:18:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「メインヒロイン4人が主人公を好き」という設定に迷いがないので、三角関係や秘めた恋のエフェクトがすごく効く。敵が主人公に化けてヒロイン4人に同時に告白をするシーンがある。見開きを4分割して全部同じカット。屈指の名シーンだと思う。その後のヒロイン同士の心理戦も凄いw
2012-09-30 11:24:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
年上ヒロインの系譜には「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」があった。ヒロインのレオナは主人公より年上の設定。元々ダイの年齢設定が低めなことと、おそらくドラゴンボールを物語の下敷きにしたことがその理由なんだろうと思う。ちなみに、マアムもポップよりも年上。
2012-09-30 11:51:42