金田一耕助についてのツイートまとめ(2012/10)
- mokugyo_note
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そもそも「松月」がなんの変哲もない普通の割烹旅館ならば、横溝正史は大森以外の土地を指名すればよいのだ。わざわざ大森の割烹旅館と書いたからには、その土地柄をにおわせたかったのに他ならない。よって、金田一耕助が寄宿していた大森の割烹旅館「松月」は、連込み宿であると宣言する次第。
2012-10-11 03:43:02その視点で原作を読み返すと、警視庁の等々力警部は一度も「松月」に金田一耕助を訪れていないことに気がつく。その後金田一が引っ越した緑ヶ丘荘には足しげく通っているにもかかわらず、である。それが警部なりのけじめのつけ方だったのだろう。
2012-10-11 03:45:29蛇足ながら。「松月」が連込み宿だとしたら、金田一耕助が急に緑ヶ丘荘に引っ越した理由が判明する。売春防止法の成立により「松月」を含む連れ込み宿が摘発される可能性が生じたのだ。そんな理由で引っ越したと思われるのも不名誉なので、金田一耕助引越しの時期は意図的に年代が前にずらされている。
2012-10-11 03:51:06角川文庫 漢字一文字表紙の横溝正史シリーズ
角川文庫の漢字一文字表紙を一覧にしてみた。『八つ墓村』「墓」、『本陣殺人事件』「殺」、『獄門島』「獄」、『悪魔が来りて笛を吹く』「笛」、『犬神家の一族』「族」、『人面瘡』「面」、『夜歩く』「夜」、『迷路荘の惨劇』「迷」、『女王蜂』「蜂」、『幽霊男』「幽」、『首』「首」
2012-10-07 14:50:39『悪魔の手毬唄』「毬」、『三つ首塔』「塔」、『七つの仮面』「仮」、『悪魔の寵児』「児」、『悪魔の百唇譜』「唇」、『仮面舞踏会』「舞」、『白と黒』「白黒」、『悪霊島』「悪」、『病院坂の首縊りの家』「家」
2012-10-07 14:51:20そして「金田一耕助ファイル」にもれた短編集。『悪魔の降誕祭』「降」、『殺人鬼』「鬼」、『双生児は囁く』「双」、『喘ぎ泣く死美人』「泣」
2012-10-07 14:52:00『本陣』の「殺」、『笛を吹く』の「笛」、『犬神家』の「族」あたりは一文字の選択に異論のないところだろう。『八つ墓村』はたしかに「墓」は字面がよいのだが、内容的には「八」か「村」のほうがピッタリに思う。『夜歩く』は断然「歩」にすべきと思うし、『悪霊島』の「悪」はいただけない。
2012-10-07 14:55:41もしも現在絶版の横溝角川文庫が漢字一文字表紙で復刊したらどうなるだろう? 『不死蝶』「蝶」、『吸血蛾』「蛾」、『夜の黒豹』「豹」、『華やかな野獣』「獣」。これじゃ動物図鑑だ。
2012-10-07 15:01:29もしも現在絶版の横溝角川文庫が漢字一文字表紙で復刊したら? 『扉の影の女』「女」、『支那扇の女』「女」、『スペードの女王』「女」、『迷路の花嫁』「嫁」。はい、嫁出ました!
2012-10-07 15:06:23片岡千恵蔵の金田一もののシナリオを読むには?
二松学舎大学の「金田一耕助の足跡」に展示中の片岡千恵蔵金田一のシナリオを見て、手にとって読んでみたいと思われた方、読めます! 早稲田大学構内にある演劇博物館には千恵蔵金田一のうち「八つ墓村」「悪魔が来りて笛を吹く」「三つ首塔」のシナリオが収蔵されており、誰でも閲覧が可能です。
2012-10-06 13:36:37早稲田演劇博物館の古いシナリオは、別棟の保管庫に収蔵されていることがあり、その場合は申し込みの約一週間後に閲覧することができます。行ってすぐに読めるわけではありませんので、本気で千恵蔵金田一のシナリオが読みたい方は演博のHPなどをよくお読みください。
2012-10-06 13:56:39